ゆったり空間物語

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Comments

aoisora(青井 空) @ Re[1]:心理戦高校 6章 胸躍る船出 (1)(10/31) お久しぶりです。 いつもこんな感じのコ…
yumemi227 @ Re:心理戦高校 6章 胸躍る船出 (1)(10/31) お久しぶりです。 だんだんと秋が深まり…
aoisora(青井 空) @ Re[1]:帝国師団 プロローグ(06/21) yumemi227さん >お久しぶりです♪ >お…
aoisora(青井 空) @ Re:こんばんわ!(06/21) 二條知春さん >なんか始まりの予感♪ >…
yumemi227 @ Re:帝国師団 プロローグ(06/21) お久しぶりです♪ お話、楽しみにしていま…
2008.06.27
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カテゴリ: 連載小説
 そして、間も無く五分後に一人の女性兵士が現れた。

 その女性兵士は深々と一礼して大きな兜を取り、美しい長いブロンドの髪を靡(ナビ)かせながら、ローレライの前に緊張の面持ちで敬礼した。

「今回の度重なる激務お疲れ様」

 ローレライはにこやかな表情で言った

「えっ……」

 目の前のその女性は一瞬、戸惑いの表情を見せた。

「まあまあ、リラックスして、貴殿に頼みたいことがあるのだが、よろしいでしょうか?」

「勿体ないお言葉、私、死ぬ覚悟で任務を遂行します」

「いや……先程、ある少女に出会ったのだが、クマのぬいぐるみを持っている少女の護衛を貴殿に任せたいのだが」

「少女の護衛……ですか?失礼ながら閣下の御親族でございますか?」

「いや、先程、偶然出会い親友になった」

 目の前にいた女性兵士の顔は混乱した面持ちになっていた。しかし、次第に緊張が解れ、自然な笑顔を魅せた。

「貴殿にはその笑顔がとても似合う」

「あの……は、はい――」

 みるみるうちにその女性の顔が耳まで真っ赤になっていた。

「貴殿の名は?」

「クリステル・ロセットと申します」

「申し遅れました。私はローレライ・フェデラルと申します」

 ローレライは軽く微笑みを浮かべながら、戦火に塗れた薄暗い灰色の空をゆっくりと見上げた。



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Last updated  2008.06.28 02:34:24
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