満天の星
1
月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つはもとの身にして 古今集巻十五・恋この月は 去年のあの月とは違うのか春は 昔の春ではないのか私だけが 昔のままに 変わることなく こうして ここに 居るというのに・・・恋しい人の姿はみえない・・・・光源氏のモデルともいわれ 色好みで名高い業平のあまりにも有名な歌です。この歌をご紹介したくて梅の花が匂う満月のこの夜 を待っていました。とてもロマンチックで1000年前の貴公子の切々たる想いが伝わってきます。とはいえ、訳のほうは、女歌っぽく変わってしまいましたが・・・伊勢物語に「・・・又の年の春、梅の花さかりに月のおもしろかりける夜、去年(こぞ)を恋ひて、かの西の対にいきて、月のかたぶくまで、あばらなる板敷にふせりてよめる」悲しみにくれて歌を詠んだあと、夜明けになって泣く泣く帰っていったとあります。この後あっと驚く行動にでる、業平の話があります。また後日・・・・・・・・・・・・今日はうちのトイレを改装に来ていた、工務店の人が倉庫のスピーカーを見つけ家で使いたいからと 持っていってくれた。ジャズ好きだった長兄の形見なので、捨てがたく どうしたものかと迷っていたのでうれしかったのだが・・「音楽が好きなので・・・」というから、「どんな音楽ですか?」とつい聞きたくなるすみれ想・・・「ジャズです」ええっこんな山里にそんな人がいたなんて!「私も結構 好きなんですよ」と話が弾む何でも 東京でセミプロでやっていたそうです。楽器は色々・・・・今では家業をついで、作業着をきた社長さん山暮らし だから、ボリュームを思いっきり大きくできるのが良い と話が合う。都会のマンションでは、そうはいかないだろうここでは子供を叱るときは、大声でも、大丈夫、裏山にどかぁんと響く位かなおかげでストレスがたまらない。それに今の調子でどすどすと家の中を動き回れば、上下階の住人からも迷惑がられる可能性も大。少しづつ切り替えていかないと・・・つまり 上品に変身しないと・・・・・大丈夫かしら
Feb 25, 2005
閲覧総数 4