不動産投資で目指す経済的自由

  書くかどうか迷ったのだが気になったので。

  ９月下旬のブログ復活以降の、フルローンなどについてのどの記事が気に障ったのか分からないのですが、かなり前からの読者の方で気を損ねられた方が居るようで気になっています。

　昨日の記事の冒頭で「昨日のブログ、融資情勢が地域によって違うのであまり気にしないでください。　こちらの地域は物件がよければ全額出ます！　傲慢なつもりはありません・・・。」と書いたのは、この件があったからです。

　物件を買う過程をリアルタイムで書くことは自分でも面白く、また、ようやく本来の不動産ネタが書けるし、また、読者の方にも参考になる部分とかあれば、と思って書いていたのですが、それが裏目に出たようです。

　その方は二度とこのブログを見ないようなので逆に書けるのですが、僕の方の記事を部分引用したうえで、この融資の厳しい情勢にフルローンを組めるのは属性（本業の収入がたくさんあるんだろう、とか、保証人関係）によるだろうからで一般には参考にならない、と断じ、融資が出ないご時世にフルローンが出たのに喜んでいないように見えるのが面白くない、不快だ、とか記事にされてました。

　こういうことがあると悲しくなります。ブログやめたくなります。

　昨年ほどまで、三井住友とか三菱東京UFJとかがバンバンフルローンを出していた時期でも、地銀はずっと基本的に固い姿勢を保持していました。

　あと、銀行数が少なく、一つの銀行が駄目なら次、ということが出来ません。

　銀行関連の担保評価会社も月に１度しかやってきませんのでスピードにも問題があります。

　よって、金融機関が複数あって、かつ、銀行の動きが速く、億単位のフルローンがどんどん出る都市部に住んでいる方がうらやましくてたまりませんでした。

　田舎は都市部とは違う理屈で銀行が動いているため、融資姿勢がぜんぜん違います。むしろ、不況に転じたことで、昨今この地方の銀行は「借り手」を捜しているようです。

　すなわち、こちらの地域は、他地域との比較で言えば、ちょっと前までは融資は甘くなく、今は融資は厳しくありません。

　物件さえ良ければフルローン組めるというのはこういうことです。

　そこを理解していただいていないみたいでがっかりしました。

　あと、属性についてですが、僕の本業での給料は、この年齢にして、年間手取りを日給に換算すると、日給１万円くらいです。よく驚かれます。

　前にも書きましたが、銀行の支店長とかが「印刷ミスではないか」というくらいです。銀行の新卒より安いらしいです。

　親が不動産を多数持っているわけでもありません。父はすでにこの世にいませんし、母は事実上（銀行の評価上）無職です。いい保証人が居るわけでもありません。独身なので母しか保証人が居ません。

　最初の頃からの読者の方はご存知と思いますが、最初の頃は何度銀行に行ってもまったく相手にされませんでした。３年前に「380万円」のボロ戸建をローンで買おうと思っていったら、母の持ち家（父のダンシンでやっとローンがチャラになった）を共同担保という条件を言われて、情けなくて泣いたこともあります。　

　そこから３年でやっとここまできたので、いきなりぽんぽんローンを組めたわけではありません。

　フルローンが出たのに喜んでいないように見えるというのも、ここでは書けない理由があります。期間希望25年が20年になったということも問題ですが、買えたら買えたでいろいろ問題があります。

　たとえば狭い地域なので、後の管理をどうするか、ものすごく難しいのです。（今日もいろいろあった）。

　すなわち、ローンを突破しても次の難関がある、ということです。

　みなさんそれぞれブログには書けない苦労もあると思います。それは僕も同じです。

　そういうわけで、今回のその方の対応については、隣の芝生は青く見えるものだと思って気にしないようにしてますが、それでもかなりヘコみました。

　ブログやっていればこんなこともある、と思って、気を取り直して頑張ります。