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雨上がり、空気が澄み、空がきれいな青です。新緑にエネルギーを感じます。ひばりやうぐいすが晴れやかに鳴きます。とんびはゆったりと空を飛び、つばめはスイスイとシャープに飛びます。
<No.21 同じ ~Happy smile~>
3年前の今日、父が危篤になりました。25年間、会っていませんでした。病院に駆け付けた時、意識はなく、呼吸も荒く、酸素吸入をしていました。
私は、25年間、怖くて父から逃げていました。
病室で、意識のない父に再会した時、「このまま亡くなるなんて、ひどいよ。意識のある父と話したい。」
そう思いました。父のことより、自分の気持ちを優先した思いでした。
父の手を握り、必死で父を呼び続けました。ただ、生きていて欲しい。
父は意識が戻り、普通にゼリーを食べたり、私と会話しました。25年ぶりの会話でした。
それから、11日後、父は亡くなりました。
父と病院を出る時、父がいた病棟のスタッフの方全員が、私と父を深く頭をさげ、見送ってくださいました。
私は、そのみなさんに父の生命への敬意を感じました。
悲しみの中、とてもうれしくありがたかった。何か救われたようでした。
土曜、子供たちと若いドクターのドラマを見ました。
意識のない子供に、心臓マッサージをしながら、「生きろ生きる義務がある」と叫びます。
他の医療スタッフも呼びかけます。
奇跡的に子供の意識が戻ります。
その時、父を思い出しました。意識がなくても、声が届くんだ。思いが届くんだ。父もそうだった。
その若いドクターのいる病院をつぶそうとする人が、心筋梗塞を起こし意識がなくなります。
偶然、そのドクターが道端で倒れている彼をみつけ、「生きるんだ生きるんだ」と叫びながら、心臓マッサージをします。
意識を取り戻した彼は、「どうして私を助けた?私が死んだ方がよかっただろう。」
「僕はあなたが嫌いだ。でも、どの生命も同じだ。みんな裸で生まれてきたんだ。」
その言葉を聞いた時、私はハッとなりました。
私は、区別をしている。好き嫌いで人を区別している。
魂の友が伝えてくれました。
「涼音は、嫌いな人、いないよね。その人の本質をみているから。」
魂の友のその言葉は、うれしかった。そうです。心では区別してるのですが、深いところでは、その人の本質を感じます。
今日は父を思い出し、娘に戻った日でした。
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