ほほえみの扉

　涼しい日々。早朝、木々で、鳥たちが、楽しそうにお話ししています。毎日、その響きは、違います。
楽しそうで、私も心が弾みます

＜Ｎｏ．４　自然　～素顔のままで～＞

　子供をぎゅっと抱きしめます。汗のにおいと共に、土と太陽のにおいがします。
　あ～、いいにおい

　犬の足の裏の肉球のにおいににています。大好きなにおい

　全身で喜び、運動場で遊ぶ。ドロドロで汗だくの洋服。ランドセルは、ひっくり返り部屋にある。一刻も早く、遊びに行きたいのねと、私はランドセルを見て苦笑する。

　空を見ると、たくさんの雲。少し重いのか、低い位置にある。遠くの山では、雲から光がさすよう。

　そこだけ、雨が降っているらしい。透明のオーロラのカーテンがかかっているよう。

　白い雲、雨雲、象やライオンみたいな雲、ゆったり人がねそべっているような雲ｅｔｃ・・・いくつもの雲が層をなし、３Ｄのよう。雲間からは、水色の空。

　山の頂上に雲がかかり、富士山のよう。

　ひばりが、パタパタパタと羽を動かし、空を飛び、晴れやかな声が響く。

　真白なコサギやとんびが、ゆったりと空を舞う。

　川の水は、さらさらと流れ、私もさらさらと流れる。

　風とともに、木々も緑も揺れる。私も揺れる。

　遠くに見える山々は、碧い色のコントラスト。ただ、ただ、きれい。

　私の肌も身体もそこに溶け込むよう。

　雨がポツンと、肌に触れる。すーと流れる。こんな感じも心地いい。

　この身体に感謝。ありがとう。

　私は、この身体、そして、この私の感性に、ありがとう。大好き。

　そう、素の自然な私でいつの時もいる。