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ドラゴン戦略的財務集団 のサイトオーナー、『なぜか日本人が知らなかった株の本』の著者である山口 揚平氏のセミナーDVDを見ました。31500円の価格がバリューに思える程の素晴らしい内容でした!こんなに優秀な人が僕の同世代(多分僕より少し上かな?)でいるんだなって思いましたね。バリュエーションの面では M&Aのプロが使用するフリーキャッシュフローの割り出し方、 DCF法に於ける加重平均資本コスト(WACC)の割り出し方、 負債と資本の最適なバランス等が非常に分かり易く、参考になりました!しかしそれ以上に『バリュエーションは数字遊びで、投資家は歴史・哲学・心理学に精通しろ』との言葉が印象的でした。正直な所、僕は最近どんな本を読んでもバリュエーションに関しては殆ど習得済みだったのでこれからの成長の余地を与えて頂いた気分です。歴史に関してはかなりのマニアレベルなので、後は人間の思考・心理について勉強していこうかと方向性を変えて行きます。取り敢えず行動ファイナンスをじっくり読んでいきましょうか。バリューだけではなく、バイアスも味方にしていこうと思います。
2006.04.09
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最近、ビルからの突き落とし事件が話題になっていますが、犯人の男は3児の父で、妻もいる普通のお父さんという感じだったのには驚きでした。しかも以前の仕事の評判は良かったというではありませんか!ニュースを見て思ったのですが、人生の曲がり角は父親の病気だったのでは無いでしょうか?病人に付き添うというのは何とも言えないマイナスのオーラを貰う浴びる物です。それに時間的・経済的な負担を伴います。さらにその上、この頃に3000万円の住宅ローンを組んでしまい治療費とローンの支払いで経済的にも追い込まれたのでしょう。サラ金の借金の場合、400万円を超えると自殺率が急上昇すると何かで読んだことがあります。今井容疑者はそれ以上に追い詰められていたと察します。アメリカなどの住宅ローンはノンリコースローンといって住宅を売り払ったら借金はチャラという支払い形式で金融機関にもリスクがありますが、日本の住宅ローンはリコースローンで、住宅を売り払っても借金だけは残り、金融機関はリスクもあまり審査せずに貸し込み、返せなくなった債務者を追い詰める、まさに『死払い』なのです。親の介護によって精神的に追い詰められるのは避けようがなく、誰にでも降りかかる問題ですが、ファイナンスの知識の無さが間接的に犯人の闇を増大させて行った気がします。老人の世話とファイナンシャルインテリジェンスの欠如のダブルパンチだったのでしょうね。世界一の老人大国の日本ではこれから年金問題・医療問題・介護問題など問題山積みです。敢えて過激な表現をさせて頂くと、『老人という有利子負債』をどうやって処理するかが問題です。老人は働くことが困難で、医療・介護が必要で、皆の親がそうなって行くのですから。
2006.04.08
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今日は久々に固有銘柄について、僕の保有銘柄であるジェイブリッジ(9318)を分析して見ます。ここの本業は上場企業への投資です。未公開ベンチャー企業ではなく、上場企業に投資することにより資金の早期回収を重視した出口戦略としている投資銀行です。普通株式の購入よりも第三者割り当て増資を主体としています。単にハンズオンによる企業再生を図るだけでなく、様々な企業体と連絡しながらより多目的・交差的に事業を構築する事におけるシナジーの発生も目論んでいます。上場企業投資先企業(投資額)多摩川電子 (投資額6.8億円) ⇒変化なしトランスデジタル (6.8億円) ⇒ほぼ変化なし小杉産業 (50.2億円) ⇒+103億円レイコフ (3400万円) ⇒+1.3億円機動建設 (8.4億円) ⇒+6.4億円国際航業 (53.8億円) ⇒ほぼ変化なしロトールシンガポール (14.1億円) ⇒+7.4億円タスコシステム (9億円) ⇒ほぼ変化なし 2005年は株式・新株予約権から64.4億円の売却益を得ました。今期の決算予想は1株利益が137円となっていますが、これは含み益が200億円以上あった時の予想です。現在の含み益は110億円で、その殆どが連結子会社の小杉産業ですから、通期の下方修正は間違いないでしょう。僕はかなり雑にEPS100円と予想しています。これからの株価には特に投資額の大きい投資先の小杉産業・国際航業の業績が重要になって来ますね。同業の投資事業との差異 一般に投資事業体の財務は借入れに過多し資本の比率もあまりいい状態のものは少ないのが常です。しかし、この銘柄は単体では資本比率が50%を超えています。(連結では小杉産業が加わるので35%程度になりますが・・) また、不動産投資よりも主軸が企業再生投資という事で純粋に競合他社というのは少なく、また最近都心付近に見られる競争激化による利回りの低下(7%から5%付近に落ち込んでいるらしい)といった不動産投資業とも違った風に捕らえる事ができるでしょう。さらに、株ですからどちらかと言うと景気に対しての先行指数であり、より早期に恩恵を受けられるという事も意味すると思います。 ファイナンスについて 昨年から新興企業だけでなく中堅の企業までMSCBを発するところが出てきて、その弊害は度々指摘されてきてますが、証券会社自体が審査が甘い事から迅速な資金調達が可能な事・証券会社にとって有益な投資となりえることからこちらの手法を強く勧めるため、ホルダーにとっては最低な環境の一言に尽きると思います。しかし、Jブリッジは株主重視の姿勢があり、先日の増資をした際もMSCBを採らず公募という形で行っています。この点でも評価は非常に高いと思われます。 リスクファクター まず一つ目のリスクとして、やはり投資事業が主体であることでしょうか。株価とは企業の継続的成長・収益性が前提にある訳で、投資は一過性のものに過ぎません。もちろん、M&Aといった手法もとり子会社化を行う事でグループを構築する方針もあるのですが、収益の主体は投資先の有価証券であり、一過性のものです。 このような面で、いくら爆発的な成長が数字から見れても一過性であるとの一言に尽きてしまう感があります。よって来期以降の収益が、その資金源をさらに投資先に使ってどのように回収できるかでまた変化してしまうという不確実性・・・・この辺がやはりネックでしょう。 第二のリスクとして、会計事務所の国際第一に黒い噂があることです。ライブドア問題に端を発し、買収に積極的な企業な逆風が吹いています。会計事務所なんてどこも真っ黒だとは思うのですが、『魔女狩り』に遭うリスクは否定できません。また、不動産業も営んでいるため、暴力団との繋がりも否定できないそうです。第三のリスクとしては、当然ながら全ての提携先が上手く行くとは限らないことです。ジェイブリッジの子会社は大風呂敷を広げる傾向があり、下方修正の常習犯になっています。問題はその下方修正の幅で、小杉産業・機動建設は合格点トランスデジタルは微妙国際航業・タスコシステムは未知数 てな感じになってますね。しかし、一方で業態の固着化から赤字を脱し得ない企業は多々あります。グローバル経済の進展・水平的組織・企業統合が進めば進む程、勝ち組みと負け組みの差は広がり、同社はそんな中で活躍の場が数多とあるでしょう。 バリュエーションの難しい企業ですが、1年前に比べて爆発的に成長しているのに時価総額が半分近くに落ちたというのは、以前の価格が高過ぎたのか現在の価格が安過ぎるのかのどちらかです。僕は後者であると判断し、購入しました。
2006.04.07
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ベストセラー本、『国家の品格』を読みました。株式投資サイトなんてやっている奴が金なんて二の次だ、っていうのも変な話ですがとにかく感銘を受けました。良い本でした、お勧めします。中でも印象的だったのが、共産主義はマルクス理論資本主義はアダム・スミス理論の延長であるが、世の中は理論だけでは解決出来ない。先に共産主義が倒れたが、 ・株主至上主義の横行 ・金融派生商品の跋扈 ・貧富の差の異常な拡大などの行き過ぎた資本主義も危ういと記載されていた事です。全くの同感でした。しかし現在の日本は資本主義ですからそれを理由に市場経済から目を背ける事もないかななんて思いました。金持ちと貧乏なら、金持ちの方が良いに決まってますから(^^)
2006.04.05
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国家の繁栄は、当然ながら政治に依るところが大きいですよね。繁栄の為の理想的な国家とは、 以下の7つの要素を有している事だと思います。1)私有財産権の保証。2)個人の自由に関する権利の保証。 3)契約の権利を重視する。4)安定した政治体制。 必ずしも民主政体である必要はないが、 法治国家であること5)反応の早い政治体制6)高い地位を利用した 超過利潤を得ることができない 公正な政治体制。7)穏健で有能、かつ無欲な政治体制。現在の日本を考えると、1)から4)にかけてはよくやっていると思いますが、5)、6)、7)はどうでしょうか?絵に描いた餅ではありますが、この類のものは一党独裁が長く続くとより難しくなります。そういった意味で、民主党と自民党は30年に一度ずつ政権交代するべきと考えています。だから、今回の民主党の党首交代劇は残念です。小泉改革と言っても、国債発行額は歴代ナンバー1ですし、現在の自民党が歳出を削減できるとは思えません。そもそも改革する必要に迫られた原因は自民党にあるのですから。スローモーションの様な改革ではインフレを避けられません。現在の民主党に政権を担当する力があるとは思えませんが、がんばって二大政党制を実現して貰いたいですね。
2006.04.04
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投資用語集の 真のPER 予想収益率 ROE ROA ROIC を新しく加えました、参考にしてください。
2006.04.03
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昭和というは言うまでも無く戦争の時代であったが、同時にインフレの存在について語られる事が少ないように感じられます。知らない人にとっては衝撃の事実であるかも知れないが、戦前は、1ドル=1円でした。それが1ドル=360円になり、今日では1ドル=120円程度でしょうか。アメリカを大きく上回るインフレ率です。これは戦争の負債がもたらした ものであることは明白です。 そして今日の日本の負債/GDP比率は 戦後のそれを上回ります。更にもう一つ衝撃の歴史が、日本は昭和21年に預金封鎖・新円切替(デノミネーション)を行なっていたのです。これによって預金は差し押さえられ、不当な税金をかけられ、事実上の没収となりました。同時に保険・国債などは紙屑へと価値を落としていったのでした。歴史の教科書には記載されていませんが、これを知っていると知らないでは人生を変える程の違いかもしれません。激動の時代は富の移行を伴い、旧富裕層は没落し、株・不動産に長けた新富裕層が台頭してきたのです。インフレが強烈なものだと理解できたでしょう。今の日本にインフレが起こる確率が高い事もご存知でしょう。そしてインフレに勝てる資産は 株・不動産のみと言って良いのです。保険・預金・郵便貯金にしがみついて安全という名の鎖を体に巻きつけて沈んでいく人生を選ぶのは自由ですが、それは賢明とは言えません。知らないというのは罪で、それに対する罰は苛烈です。
2006.04.02
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余計なお世話かも知れませんが、日本人はあまりにも近代の歴史を知らない人が多いのではないかと危惧しています。何も知ろうとしない為に戦前の日本を悪者にしたり、南京大虐殺を信じたり、慰安婦問題を信じたり、郵便貯金にお金を預けたり、保険に入って貯金した気分になったり、投資は危険だと過度に怖がったり しています。無知というのは罪です。目に見えなくても何らかの罰を受けます。今回は戦後の中国・韓国・北朝鮮の反日3国がどのような事を行なって来たか、知る為に良いと思われるマンガを紹介します。ちょっと韓国に対する表現が辛辣過ぎますが、日本の朝日・毎日系のマスコミに如何に嘘が多いかも分かります。
2006.04.01
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『アカギ』という麻雀マンガを知ってますか?赤木しげるという並外れた主人公が勝ちまくる話で人気の麻雀マンガです。僕は麻雀狂いだったので、メジャーな麻雀マンガは全て読んでいるのですが、そこで面白い言葉があります。『俺はアカギを頭のきれるガキ位にしか思ってなかった。 少なくともそれが奴の最も強力な武器・個性だと考えていた・・・・ しかしそれは違う。 この少年の最も傑出した才能・資質は、 卓越した自分の能力によって下された 自分の判断を信じる才能! 揺れない心』この言葉って、株式投資にも通じませんか?バリュー投資、または投機技術の精度を上げ、自分の判断を信じる才能が有れば、必ず勝つことが出来ます。実はこの揺れない心ってのが一番難しいのかも知れませんね
2006.03.31
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今日は投資に全く関係無い話です。僕はこれで結構グルメなんですが、その僕を唸らせる食べ物を紹介します。モクモク手作りファーム のハム・ソーセージです。TVチャンピオンの職人大会でも優勝する程の腕で、もちろん世界コンクールで金賞を受賞した商品もあります。値段もスーパーの商品よりも少し高い位です。この美味しさでこの値段なら、 バリュー消費ではないでしょうか?楽天ブログで、楽天市場にない商品を宣伝しても僕には何の得にもなりませんが、うまいもんはうまい
2006.03.30
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ようやく、その3まで完成しました。肩の荷がおりた気分です。
2006.03.29
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フリーページの中の 会計の基礎その1、その2 の工事が終了しました。難産でした。その3のキャッシュフロー計算書も画像処理が完了し次第工事します。
2006.03.29
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いま会計の基礎を作成中ですが、予想以上に難航しています出先でもページを更新できるようにノートパソコンを購入し、ネット環境の整備、ソフトのインストールに四苦八苦しています(>_<)画像処理が上手くいってないから会計の基礎は明日以降になりますね。
2006.03.28
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友人の投資家である サムソンさん から、ビケンテクノ(9791)について以下の様なコメントがありましたので紹介します。ビケンテクノという株を保有しています。正直なところ、自分で発掘した銘柄ではありません。知人に推奨された株を買ったような次第です。(もちろん、自分でもファンダについて検証しましたが。)割安であることが確認できたので、長期保有目的で保有しております。話は変わりますが、先日、エムケーキャピタルマネージメント(2478)という会社が東証マザーズ市場に上場しました。成長性が顕著なことから、公募価格37万円に対し、1日目は値段がつかず、昨日は106万円で値段がついたものの、その後、大量の買い注文を残し、ストップ高に張付き、一日の取引を終えました。106万円という値段が割安かどうかという議論はする気はありませんが、ストップ高に張り付いたという事実から週明けも上昇して始まるでしょう。で、前述したビケンテクノなんですが、このエムケーキャピタルマネージメント社の大株主なんです。発行済株式の3.39%である1740株を保有しています。エムケー社の株価が、例えば200万円で落ち着けば、価値としたら約35億円。150万円で落ち着いたとしても、約26億円になります。で、今年度の中間決算短信を見ると、H17.9.30で、時価評価されていない有価証券のその他有価証券のところを見ると、時価評価されないもの6300万円となっております。(昨年度末より増えているので、他のものも混じっていると思われますので、)前述した、エムケー社の価値はほとんどが帳簿に載っていない部分であります。ビケンテクノの発行済み株式数は約700万株ですから、1株あたり、350円~500円くらい、実質的な資産を押し上げるはずです。(この株の保有目的により、今後どのように帳簿に現れるか分かりませんが)ポジティブ材料だと思います。ご意見、お待ちしています。------------------この銘柄は3ヶ月程前に紹介されたのですが、当時は中間期決算だけを見て 1)本業以外に多岐にわたって 多角化されており、 介護事業などが足を引っ張っている事 2)ビルメンテ業界自体が競争激化しており、 受注単価が下がっている事 3)有利子負債が多い事などの理由で投資しませんでした。しかし、第3四半期決算を見てみると業績は良くなっており、(今まで見てませんでした、スイマセン)収益力に対して割安だと判断できます。さらに上記の様なボーナスが入るとなると、なかなか優秀な投資先と思いました。 皆さんのご意見お待ちしています。P.S.>当たり前の事ですが投資は自己責任です。この情報を元にして損をしたからといって文句を言われても当方は一切責任を負いません。
2006.03.27
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尊敬する投資家、内田様、よし様の主催するCMB研究所がサンテック(1960)に対する株主提案を計画されています。私からも、サンテックの株式を所有されている方々に賛同を呼びかけさせて頂きます。 CMB株式研究会におきましては、会の活動内容の1つとして、「共同で株主提案をして株主価値を高めてもらうように企業に働きかける。」事を掲げております。インターネットの普及により、個人投資家相互のネットワークが拡大し、個人投資家も共同して企業に対してアクションを起こす事が出来るようになりました。株主提案の活用は、企業統治(コーポレートガバナンス)を向上させる事で企業価値(=株主価値)を向上させ、共同で株主価値向上の果実を得ることを趣旨としております。本年は、共同株主提案の初の事例として、サンテック(1960)に対して、株主提案を行う事を予定しております。同社は、2005年9月期末ベースで現預金 90億72百万円、有価証券3億99百万円、投資有価証券75億61百万円を保有しております。これら現金等価物(キャッシュ)の合計は171億32百万円です。更に、事業に用いていない賃貸用の不動産を、投資不動産という勘定で36億58百万円保有しております。これも合わせると、総合計は207億90百万円になります。(連結ベース) これに対して、有利子負債は、短期借入金1億12百万円、長期借入金75百万円の合計1億87百万円に過ぎず、ネットキャッシュ(現預金+有価証券+投資有価証券-有利子負債)は、169億45百万円、ネットキャッシュに投資不動産を足すと、206億3百万円になります。 なお、この投資不動産は、いずれも東京都千代田区内に所在するもので、公示地価等から、貸借対照表計上額<時価である事は明らかです。これに対して、時価総額は、自己株式80万1000株を除いた発行済株式2300万4000株ベースで、204億97百万円(2006年3月24日終値891円に基づく)です。つまり、保有資産のうち換金性の高いものの価値だけでも時価総額を上回っているということです。なお、当然ですが、本社の土地・建物など、事業に用いている不動産は固定資産に計上されていますが、それらは、上記計算に際して一切考慮に入れていません。この他、2005年3月期末時点では、「投資その他の資産」の中に保険積立金が9億79百万ありました。中間期末ではディスクロージャーのレベルがそこまで詳しくないので、「その他」に含まれているのでしょうが、これは養老保険等ですから、キャッシュ同等物という認識で構わないと思われます。これも含めると、広義の「ネットキャッシュ」は216億9百万円となり1株当たりでは、939円となります。これはあくまで、キャッシュ性の資産から有利子負債を差し引いただけの極めて狭義の企業価値です。中間期末のBPSは1356円であり、会社の清算価値は、キャッシュ性資産以外の資産の売却価値に応じて、939円と1356円の間のどこかということになると思います。何故、企業の保有資産価値に比べて、株価がこれ程までに低い評価でなっているかといえば、コーポレートガバナンスが働いていないからだと思われます。当社は、創業家の八幡一族が支配しており、上場企業でありながら、株主の利益を考えた経営が行われているとは思われない状況です。元来、当社の属する電気工事業界は、事業の運営に多大な資本を必要としません。これは、同業にキャッシュリッチな会社が多い(きんでん、関電工、中電工等)事からも明らかです。余剰なキャッシュを用いても、資本コストを上回るリターンが見込めるような事業を新規に行えるとは到底思われず、企業価値を毀損しない為には、株主への利益配分を高める以外に方策はありません。株主としての最低限の要求として、現在の10円配当を20円配当に増配するべく、株主提案を行いたいと考えています。提案理由としては、1 会社が資本コストを満たす利益を上げられておらず、将来も上げられる見 込みが無いこと、2 10円の増配に必要な年額は2億30百万円に過ぎず、会社の保有キャッシュ に比べて僅少であること、従って、このような増配を行っても、会社の 事業継続に何らの不都合も無いこと、更に、会社はコミットメントライン 契約を締結・更新し、現状でも平成19年2月末までを期間とする57億円の契 約を継続しており、資金繰りには過剰な配慮がなされているなど、 増配には何らの支障もない事は明らかであること、3 平成16年度の役員報酬の総額(使用人兼務役員の使用人分を除く)は 1億33百万円であり、これと比較して 総額2億30百万円の株主配当は非常に低額であること、4 株価が1株当たり純資産(BPS)を大幅に下回っており、 現在の経営状況は株主に大きな不利益を与えていること5 電気工事業の特性上、設備投資等の多額の資金需要は発生しえず、余剰資 金を溜め込む必要は無いこと、現に投資不動産を購入するなどしているこ とからもこれは明らかであること等を記載する予定です。 また、現在、社長の八幡欣也氏、同氏の長男の八幡信孝氏、同氏の弟の八幡卓士氏と、7名の取締役のうち3名が八幡家出身者であり、八幡家が創業家であることを考慮してもこれは明らかに異常です。コーポレートガバナンスの観点からこれは問題であり、是正が必要だと考えております。上場企業でありながら株主利益を考慮しているとは思えない経営が行われているのも、サンテックが八幡家のものである、といった誤った意識が背景にあるからではないかと考えざるを得ません。 従って、定款に新たに「取締役には、同一の親族(3親等以内)が3名以上は就任できない」という条項を追加する株主提案も提出する事を検討しています。株主提案に必要な株数は、発行済株式数(自己株式を除く)が2,300万4000株ですので、この1%である23万1,000株です。自己株式を売却されると困るので、発行済株式数をベースに考えると、23万9000株あればより安心です。本年6月の株主総会に株主提案を提出するには、商法232条ノ2の規定により、総会日の8週間前までに書面で、提案内容を会社側に伝える必要があります。その際、上記の株数を6ヶ月以上継続して保有している必要があります。6月末の株主総会に間に合うように、4月末に株主提案を提出するとすれば、前年の10月下旬から株式を継続して保有していればいい訳ですが、実際には証券保管振替機構(保振)を使う実質株主の場合は、株主名簿への登載が半期末毎になるので、前年の9月末までには買っておく必要があります。なお、9月末と3月末だけ保有していれば良いかと言うと、そうではありません。その間、継続して保有し続けていたかどうかは、会社側が調べようと思えば調べることが可能です。従って、昨年の9月末から継続して保有している株、が株主提案の権利を持つ株ということになります。当会の主要メンバー等が保有する「株主提案可能な保有株数」は、約20万株弱ですので、株主提案を行うには若干足りません。従いまして、共同で株主提案を行って頂く方を募集します。なお、当会の主要メンバーに対して、株主提案を行う事についてのみ有効な委任状を出して頂く事により、提案者としてお名前が総会招集通知に記載される事は避けられますので、ご安心ください。逆に共同提案者として名前を載せたい方は、もちろんそれも可能です。繰り返しますが共同株主提案をするには2005年9月末より 東証2部 1960 サンテックの株式を保有している事が条件です。株主提案に賛同していただける方はCMB株式研究会までメールにてご連絡をください。 詳しくご説明のうえ、こちらから委任状の雛形をお送りいたしますので署名・捺印の上返送してください。CMB株式投資研究会 代表者 金子 好之東京都墨田区吾妻橋1-14-8 2FTel 090-6496-8218 investment@cmb-fund.comまた2006年3月27日時点で株式を保有されている方は、我々の提案する議案に賛成票を投じることができます。以上ご注意1 現在、株主提案が可能になる株数が39000株ほど不足しております。 よって、株主提案を出す予定の4月末までに株主提案に必要な株数が集ま らない場合には株主提案を中止することがあります。2 株主提案を出した後に会社側が自発的に20円の増配を決定した場合には 今回の議案はとりさげます。3 この議案を提出する方は株主として株主価値向上を考えてこのような議案 を出しております。 以前、個人投資家の株主提案の呼びかけで短期間に値上がりした、 ある建設会社の株式がありましたが、それを連想して短期的な値上がり期 待(つまり投機目的)で株式を購入するのは絶対にやめてください。 流動性の低い株ですので流動性リスクが非常に高く投機にはむいていませ ん。4 この議案を提出したからといって、この議案が株主総会で可決される保障 はありません。-------------------------ちなみに僕は380円位の時に購入を検討しましたが、買っていませんでした。ウーン、残念!今から購入しても面白そうですね。
2006.03.26
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最初に断っておきますが、僕は債権投資をした事がありません。ですがそれには理由があります。バブル期の長期国債利回りは8%以上でした。この8%という数字はなかなかの物です。しかし、日本株の歴史的な長期利回りの11%には及びません。さらに景気後退局面では、ケインズ理論をもとに政府は公共投資を増額します。(個人的にはこんな事をしても一部の業者が潤うだけだと思います、僕の職場でも不必要に豪華な建物と使わないパソコンが増えただけです)すると財政は悪化し、政府は中央銀行に対してインフレ圧力をかけていきます。インフレになったら事実上の徳政令ですからね!そこで中央銀行が屈すると、インフレが始まります。問題なのはそのインフレ率ですが、8%を超えてしまう可能性があります。すると8%国債利回りなんて安全なものでは無くなってしまいます。つまり、債権投資は国の経済状態が安定的な場合に限られてしまうのです。異常に高い利回りの債権には経済的に何らかの事情(バブル期であったり、ハイパーインフレであったり)があるのが常です。タイミングが合えば良いのですが、それは後から見ると簡単ですが実際はそうでは無いと思います。だったら海外の割安株でも見つけて分散投資しようと僕は考えました。
2006.03.25
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同業他社比較おすすめ書籍 工事完了しました。 これからもどんどん色々な所を工事していくつもりです。 ちょっと大変だけど、頑張ります!
2006.03.24
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いやあ、昨日のアクセス数が開設2日目で3888件というのは驚きでした!もう少しゆっくりサイトを強化するつもりでしたが、急いでこのアクセス数に負けない内容にしないといけませんね。ところで皆さん、グローバリーという会社をご存知ですか?マラソンの野口みずきが所属していた商品先物の会社で、かなりインチキな商売をしていたのですが、ここが被害者からの訴えがあり業務停止になって経営陣が逮捕され、上場廃止になった企業です。上場廃止を受けて4000円近くあった株価が300円以下になったんです。本業は閉鎖しましたが、それに伴った迅速なリストラ・償却を行った結果上記の様なバランスシートになりました。清算価値はざっと50億円くらいでしょうか?(土地は減損会計直後なので100%の価値と考えました)上場廃止前ですが、今後赤字になる見込みは薄くなった企業に対して時価総額が30億円以下になったんです。『これは面白い』と上場廃止直前に300円位で買いました。それが先日、会社から580円以上で買い取るとの知らせを知りました!その締め切りは3月23日と言うではないですか!しかし僕の元には株主総会の通知は来ません。会社に問い合わせた所、名義変更が済んでいないとのことでした。Eトレードでは自動的にやってくれないらしく、本日名義変更を済ませました。会社に通知が届くのは遅れますが、代金の受け取りが少し遅れるだけで済むみたいです。こんな普通ではあまり無い体験をしました。しかしこの経営陣が逮捕され、本業が業務停止命令を受け、上場廃止に伴って株価が十分の一以下になり、会社が訴訟起こされ、時価総額が清算価値を大きく下回るそんな企業がまた現れました。そうです、ライブドアです。ライブドアの本業は株式の乱発ですからね (^^)30円以下を狙っているんですが、落ちてこないかな?このような沈んでいく船に敢えて乗り続ける投資も面白いですよ!ただし、カネボウみたいに産業再生機構が入ってくると役人が奪っていくリスクがありますね。
2006.03.23
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WBC日本代表、優勝おめでとう!僕は結構コアなプロ野球ファンなので、純粋に嬉しかったです。この大会中はずっとテレビに釘づけでした (^-^)どの国のどの試合も見ごたえがあり、野球の面白さを満喫できましたね。巨人みたいな4番バッターばっかり並べた大味な野球よりも、野球の原点の投げる、走る、守る、打つ のバランスの良いチームが強かったですね。WBCは3年に一回ではなく、2年に一回開催して欲しいですね。それにしても眼についたのが、MLBの傲慢でしたね。 1)収益の大部分を還流させる 2)組み合わせを操作して アメリカ有利の小細工をする 3)審判はアメリカ人で固めるこんな事は次回で解決されている事を願います。それと、僕的に不思議だったのがヤンキースの松井の不参加よりも寧ろ中日の岩瀬を召集していないことでした。岩瀬はこの5年くらい殆どリリーフ失敗してないし、昨年はセーブの新記録を樹立したのにね!
2006.03.22
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初めまして、たーちゃん と申します。 バリュー投資家の中には僕の事を知っている方も居るでしょう。 今回バリュー投資ブログを開設する事となり、実際にサイト訪問者が来てくれるのかいささか不安ですが、本物志向でクオリティーの高い内容にしていくつもりです。 これからのブログの内容としてはバリュー投資を軸とした企業のバリュエーションの話題や、投資全般に関すること、時事問題に対するコメントなんかを出していきます。 初回はソフトバンクの vodafone 買収について、思うところを述べます。 マスコミでは孫社長を讃える報道をしてますが、実際の契約内容を見てみると無謀に思えます。 1.75兆円の資金調達の大部分をLBOに頼っています。LBO(レバレッジドバイアウト)とは買収した企業を担保に借金する事ですが、金利が10%程度とかなり高いんです。金利負担だけで年間1000億円以上かかりそうですね。さらに最近のソフトバンクはずっと経常赤字です。 こんな無茶な買収をしてしまい、携帯電話事業で成功できなければ、(電話事業はスイッチングコストが高くて参入障壁がかなり高い)金貸しだけが儲かり、買収に関わる両社がダメージを受け、最悪倒産の危機になるかも知れません。 事実、80年代アメリカではLBOが横行し、多くの会社が被害に遭いました。 まあ、ソフトバンクは割高な自社株価を利用してエクイティーファイナンスを行い、株主に借金を押し付けることが可能でしょうけど・・・
2006.03.21
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