2007年5月12日、初めて学生がサクライ家に来ました。
「明日から入れます!」と一人の女学生が言ってくれて、
そのあと、私を起こすために夜週一回入ってくれるようになりました。
彼女はマイクを持って、後輩の授業が終わるときにチラシを配り
ほかの学生たちを集めてくれました。
一人から始まったこの動きはどんどん大きな集まりになり
玄関には靴が置けないほどの学生が顔合わせで集まりました。
サークル「スマイルきのこ隊」結成。
社会人1名(元職場の先輩が正社員になるまでw)を含む
看護学生たちが、東京や岩手に資格を取りに行き、
有償ボランティアのヘルパーとして、ママの夜と私の生活を支えてくれました。
そして私は家を出て、母は独居になり、24時間他人介護ができるまでになりました。
それから6年、
母の心不全やコミュニケーションの難しさ、そしてなかなかメンバーが集まらないことなど
いろんな理由が重なって、学生たちが撤退することとなりました。
先日、夜間を担当してくれるヘルパーが決まり、
文字通り、24時間他人介護を継続できることになりました。
スマイルきのこ隊の学生たち、OB、OGのみんな、ほんとにありがとう。
こんな風に介護の人生、闘病の人生に彩りを添えてくれたのは紛れもないあなたたち。
主介護者になって、頼れる身内もそんないるわけでもない中でも私は孤独じゃなかったし、毎日とても楽しかった。
家族がたくさんいるようだった。
ご飯一緒に作ったり、作ってくれたり、具合悪い時も寝ててください!なんて
言ってくれたり、JJの誕生日をWebカメラで一緒に祝ってくれたり、
震災の時に駆けつけてくれたり、ママを病院から出してくれたり、
心不全になってもちゃんとそばにいてくれたり、
結婚式を盛り上げてくれたり、とにかく楽しかった。
孤独になりがちな介護生活で、こんなに毎日をお祭りのように過ごせて
なんて恵まれているんだろうと心から思った。
こんな幸せな介護者はいないと思う。本当にありがとう。
6年だよ、6年!小学生が卒業するくらいの長い間、
ママを、私を支えてくれた子たち。君たち一人一人が私の恩人です。
そんにゃわけでwwwww
このままでは終わらないサクライヨーコとスマイルきのこ隊。
今年の夏は
流しそうめんとスイカが私たちを呼んでいる!
こうでなくっちゃ!
流しそうめん!やってみたかったんだー!
ALSなんて嫌な病気はこんなノリじゃないとやっていけないっしょ!
いや、こんなノリでなくっちゃね!!