ぼちぼちいこか(^_^)☆

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2012年01月14日
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今日は、学校のPTA親子遠足でした。

2年に一度、希望者のみ参加する行事なのですが、今まで参加したことがありませんでした。
今回は、本人がどうしても行きたいというので、参加してきました。

行先は、隣の市にあるアイススケートリンク(屋内)

母としては、おそらく中3くらいのときに友達と行ったのが最後・・・。
それも遊園地のスケートリンクだったと思う。

息子は、生まれて初めてのスケート。
母は、軽く2◎年以上のスケート。

だいじょぶか???と思い、参加を渋っていたのですが、PTA会費から補助金がでているので、通常で滑りに行くよりもかなり格安で入場できること、興味持つことは体験させたほうが良いかな?と思っての参加でした。
それと、この遠足団体での貸切で使用できるのも良いかな?と。

私がフィギュアスケートをよく見ているので、息子も一緒にTVでスケートは見ていました。
そのせいか、ここのところ、この遠足が話題になったときの口癖が
「今度の遠足のとき、トリプルアクセル飛ぶから!」でした(^_^;)

何度、「それは絶対無理やで。」とか「できるもんなら、やってみれば?」と返事をしても
どうしても、スケートのイメージが選手が軽々と滑っているイメージしかないのか、
自分が滑れないかも・・・という想像にはならないらしい・・・(困ったもんだ・・・)

まぁ、体験してみればわかるか・・・。と思って放置。

当日は、学校に集合してから団体で地下鉄にのり、スケート場へ。
学校で点呼しているときも、周囲に「今日はトリプルアクセル飛ぶねん」と言っている(^_^;)
多分、周りの感じでは、学校でもこの調子でずっと言ってたんやろな・・・と想像する母。

一応学校では、「やったことないことを簡単に出来る出来るって言わないほうがいいで」とか
   「普通の地面でも3回転ジャンプなんかできへんのに、できると思うの?」とか言って諌めていたのですが、あんまり効果なかったんだなぁ・・・と母ガックリ。

そんなこんなで、母も適当に知り合いママさんとおしゃべりしながら、現地到着。

貸切だったので、多分普段スケートリンクで練習してるのかな?って感じの選手のお兄さんお姉さんがバイトなのか、お手伝いなのか、靴の履き方や準備体操などを教えてくれました。

息子だけでなく、他の子たちもスケート場に入ると賑やかでした(^^)
どの子も、親に手伝ってもらって靴を履いて「早くすべりたいモード」

私も息子が靴を履くのを手伝って、そのあと、自分も履きました。

とにかく運動音痴くんなので、スケート靴で歩けるのか?と思っていた母でしたが、
これは難なくクリアー。
その後、準備体操を終えて、順番にリンク内に・・・。
息子も、他の子達が移動する波に乗って、何の根拠もない「滑れる」という自信と共にリンク内へ・・・。

最初からベタ付きになるより、自分で体感してこいっ!!!と思い、ひとまず離れたところから様子をみました。

リンク1周するくらい放っていたら、エライことになってました(^_^;)

当たり前ですが、初めてのスケート、しかも運動神経はどうなの?って息子。

腰はひけてるし、動きはガタガタ、こけても起き上がれない・・・。
まだ、みんな足慣らししてる段階なのに、そこらじゅうで派手にコケて進路妨害してるので、
母は至急、回収に向かいました(^_^;)

私の方は、というと、手すり磨きをしつつリンクを1周すると、自分が思っていたよりは大丈夫でした。
何十年たっても、身体が覚えてる・・・ってヤツでしょうか??(笑)
とはいっても、普段から運動してない身体なので、リンク中央までスイスイ滑れる・・・ってのは無理でしたが・・・。
まぁ、コケている息子を回収して、手を引っ張って立たせて、息子の横で滑ることくらいはできました。

ここにきて初めて「なんでこけるんやろ?滑られへんねんやろ?」とつぶやく息子。

まず、右手でリンクの手すりを持たせて、まっすぐ立たせました。
左右の重心のかけ方やバランスが悪く、おしりが突き出たというか、身体のどこに力をいれたらよいのか???って感じで、全体的にバラバラな動きで、足先も方向が決まらず・・というか意識しきれてない状態・・・。

とにかく、手すりを持たせた状態で滑らせて、その後ろからついて行きました。

後ろから息子の体の動きをみて、気になるところを一つずつ指摘して、身体のどこに力をいれたら良いのかを教えていきました。
残念ながら、楽しむというよりも特訓みたいな感じ・・・。

自転車の乗り方を教えていた頃みたい(笑)

最初は、氷の上にエッジを押し付けるみたいに歩いていたのが、だんだんスムーズに動いて滑る感じになり、時々自分なりに感覚をつかんでいるのか手すりを離してみたりもしていました。

よく息子の行動でみられるのですが、

彼は、何というか「前後のことを考えない(考えられない?)}ところがある。
これは、紛れもなくPDDの特徴の一つだと思う。
「こうやれば出来るかな?」とか「次はこうしてみよう?」とか頭で考えて、段階を踏むということをあまりしない。

「やってみたい」⇒ 出来るがどうかもまず考えない。即行動・・・失敗・・・時にキレル

”どうして出来ないのか?”と考えるより先に「怒り」が彼を支配してしまうのです(^_^;)

まぁ、小学生男子なんで、多少の「向こう見ず」感はどの子にもあると思うんだけど、やっぱりそれとはちょっと違う感じがする。

本来であれば、多少なり、初めてのことに出くわすと口先では強がっても内心はドキドキだったり、
出来るかな?どうかな?と考えると思う。

最近では、自分の体験したことに近い事柄には、「出来るかな?大丈夫かな?」と考えられるようになってると思うんだけど、気持ちが高揚してる時や今回のようにイメージトレーニングが先行してるときは「自分の身体の動かさなさ」を想像し、考えることはできないようでした。

ただ、今回少し違ったのは、冬休みのスイミングでもその様子が見られたのですが、
上手く表現できないのですが、つまり、「考えている?」「自分の考えてることを自分の身体に添わせている」行動が見られたことです。

最初は、今まで通りの行動パターンでした。

出来るのか出来ないのか?自分の身体がどの程度動くのか?を全く顧みることなく
(あの解き放たれた犬のように興味のあるところに走り出した歩き始めの頃のように)
思ったところに思ったように突進していったのは、今まで通り。

でも、その少しあとで、自分を振り返ってるところが見受けられた!
怒ったり、泣いたり、切れたりもすることなく、「どうして出来ないのか?」をちゃんと考えていた。

頭と体の動きを合わせようとしている感じ・・・。

うーん 上手く表現できてるかな?

普通で当たり前のことなんだけど、息子の場合、「頭で身体をコントロールする」のがとても難しいというか、そこまで至らないことが多かった。
私は、息子じゃないので、あくまで横から見てきた印象なんだけど、
身体を上手く支配して、動かす機能が働かず、自分でもどうしてよいのかわからないんだと思う。

ほとんどの人が意識せずに機能しているはずの身体の動かし方が、彼は自分で意識しないと出来難い・・・ということなんだと思う。
そのために、どうもちぐはぐな体の動かし方をするし、ぎこちなく見えることも多いし、その動きはふざけてるように見えることもある(本人は真剣でも・・・)

だって、他の人は意識せずに動かせていることが息子はできないわけだから、大げさな動きをしている彼を周囲から見たら「何ふざけてんねん・・」になるわけです。

スイミングの時も少し変化は感じたのですが、一度二度失敗した後にちゃんと「できない自分」を認められる(メタ認知?)ようになっているんです!!!

単純に、出来ないことを出来るとダダをこねたり、すねてあきらめたりせずに
「どうやれば出来るようになるか?」を理解し、考え始めてるんです。

滑れるようになりたいから、後ろから付いてきてアレコレ言う母の言葉にも耳を傾けているし、その母の言葉や注意されたことを自分の中にとりこんで、自分の身体で試してみている・・・行動がみられました。

これは、大きな発見で成長だと思いました。

息子が滑る後ろから様子をみていてると、もう無謀な滑り方はせずに、まずは手すりから付かず離れずの距離を保ちながら氷上でバランスをとったり、足を動かしたり、で、危ないと思ったらちゃんと手すりを持つ・・・。
そして、もう終了時間まで15分くらいかな?という頃「もう大丈夫やから、ついてこなくていいよ。ひとりで滑ってみたい。」と言うので、私はリンクから上がって様子をみることにしました。

実は、息子は私とじゃなくて、クラスメイト達と一緒に滑りたかったんです。
それで「滑れるようになりたい」というモチベーションを保ち続けられたんだと思います。

今回、私と二人で練習しているときに 色々な子たちが声を掛けてくれていました。

1~3年生までだと、出来ない息子の姿をみて笑う子やからかう子が多くいました。
誘っておいて逃げたり、「下手くそ!」「変なの。」「格好ワル」と言う子もいましたが、
今回は「〇〇(←名字)がんばってるやん」や「名字:がんばれー」と声を掛けてくれていました。

中には感情入ってない棒読みやん!!!って突っ込みたくなるような「がんばれー」もありましたが、聞く側としては肯定的な言葉をかけてもらえるとやはりうれしかったです。

中には息子の横を滑るたびに「さっきより上手くなってきてるやん」と言ってくれる子もいました(^^)
入学以来、数々の嫌な思いや体験をしてきました。いじめもありました(今でも一部にはある)

でも、今年一年は、大きなトラブルもなく、少しずつ許容範囲の中で付き合ってくれる子も出てきました。これは息子にとっても親の私たちにとっても嬉しいことです。
それなりに、学校という中で、息子にとって居場所というか「いても良いよ」というスペースが出来てきている様子が見れてうれしかったです。
まぁ、まだまだ、「ごまめ」(←関西ではこう表現しますが、手のかかる子を仕方ないなぁって仲間に入れること。大きい子について行く小さい子のことです)なのですが、「ごまめ」っぽくなれたことだけでも、息子は嬉しいんだと思います。

さて、初めてのアイススケートですが、私の当初の予想では、一番最悪なコースとしては
「滑れない・・・泣く・・・キレる・・・もう帰る・・・スケートなんて嫌い・・・」だと覚悟していたのですが、私が息子から離れた後、少しずつ自分で感覚を掴んだのか手すりから離れてリンクの中央までいって、クラスメイトと話したりしていました。

また、リンク中央まで滑れるようになった様子をみて「すごいやん。滑れるようになったやん。頑張ったなぁ」と声もかけてもらえたらしいです。
まぁ、それがほとんど終了間際だったんで、あと少し時間があったらもう少し自由に滑らせてあげられたのになぁと思いましたが・・・。

帰りは自由解散だったので、夫に迎えにきてもらって車で帰ったのですが、その時に本人と話したところ、「最初は下手くそやったけど、最後はちょっと上手になったやろ」と自分で言っていました。

「そうやな~。でもトリプルアクセルはやっぱり出来んかったやろ?」と返すと
「うん。自分が思ってたより全然難しかって、それは無理やったけど、でも、最後は真ん中まで滑りにいけて、ちょこっと上手に滑れたやろ。もう言わんとくわ」・・・とそれなりに自分自身を振り返れてたのにも成長を感じました。

まだ、先は長いと思いますが、今日のような経験を重ねて、いつか自分を客観的にみれる力をつけてくれるといいなぁと思います。






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最終更新日  2012年01月28日 01時55分33秒
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