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寒の入りを過ぎたばかりというこの時期に、洲本市中心部の某大手スーパー駐車場でユキヤナギが咲いていました。この地方でユキヤナギが咲くのは、平均的には3月半ば以降です。氷点下の気温を記録することが滅多にない(年間数日)とはいえ、この時期に咲くのは何とも急ぎ過ぎです。年末まで暖かい日が続いたことで、つい先走った(?)のでしょうが、一度走り始めたら止められないのか、枝全体のツボミが大きく膨らみ、赤みがさしています。週間予報では、この地方も冷え込みが続きそうな見通しですが、彼らのためにもお手柔らかに願いたいものです。
2008年01月14日
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お気に入り・自生種の第2弾はシラネアオイ(白根葵)です。収録場所は、昨日のギンリョウソウと同じ山形県・飯豊山系です。この花は山野草店や植物園で目にしたことはありましたが、自生のものを見たのは初めてでした。長年恋焦がれてきたことや、思いの外大きな群落に出会えたことで、長い登山ルートの途上であることを忘れて、カメラ両手に狂喜乱舞したものです。このせいで、時間配分に狂いが生じ下山できなくなってしまいました。避難小屋がなかったら、どうなっていたことか(汗)。残念なことに、この後登った別の山で、片方のカメラを紛失し、画像の大半を失ってしまいました(涙)。
2007年12月26日
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今年の「お気に入り」、自生の山野草の中から、今回はギンリョウソウの登場です。この花は葉緑素を持たない野草で、全身真っ白です。もともと数が少ない品種で、見かけることも滅多にないのですが、たまに出会った固体も、時期を過ぎて黄変し始めていたり、著しい土壌汚れなど、画像としては今一満足できませんでした。今回山形県・飯豊山系で出会ったものは、ブナの原生林の腐葉土層に顔を出していました。まだ7部咲き(?)というところでしょうか。殆ど汚れも付着していない、極上のベッピンさんです。近場なら毎年でも逢いに行きたいのですが、何分にも800kmの遠距離恋愛でして...(涙)
2007年12月25日
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冬枯れた棚田の畦道で、変わった形の花に出会いました。色彩を失った草むらで、ピンクの花弁が目立ちますが、付近にこの固体以外には見当りません。画像には収めたものの、名前は分かりません。で、奥の手の草花の名前お尋ねサイトに投稿すると、すぐに回答が帰ってきました。タツナミソウ(立浪草)、またはその仲間ということですが、品種を確定するには、葉や茎の様子も必要ということで、もう一度行ってみると、何ときれいに草刈りされていました。本来春に咲く花らしく、そろそろ冬本番のこの時期の開花は、遅咲きなのか、来年分の早咲きなのか、謎は残ったままです。
2007年12月20日
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昨日までに取り上げた、ミヤコグサやツリガネニンジンと同じ場所で、オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)が咲いていました。この花は本来春の花であり、今咲いているというのは、春の先取りかも知れません。桜の咲く頃、兵庫県北部の氷ノ山スキー場近くの棚田で、田圃を青く染めるほどの大きな群落に遭遇して感激したことがありました。また北海道・幌尻岳の標高1800m付近のお花畑でも、大きな群落に出会ったことがありますが、これは近縁種だったかも知れません。つぶさに見るときれいな花なのに、雑草扱いされ、挙句に”犬のフグリ”などという不名誉な名を付けられて、不遇な花でもあります。
2007年12月19日
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12/4 にセイヨウタンポポを取り上げましたが、今回はニホンタンポポの登場です。急な山を背にした南向きの斜面では、季節風がブロックされて、ホンワカと暖かい空気に包まれています。そんな恵まれた地形の棚田の畦道で、タンポポがちらほら咲き始めています。今回出会ったのは、全てニホンタンポポです。本格的な冬の寒さが来てもいない、この時期に咲いていると、今年の春からダラダラ咲き続けたものか、2008年分の早咲きか判断に迷うところですが、周辺に花後のヒゲボウズが全く見当たらないなどの状況から、早咲きという解釈に傾いています。
2007年12月18日
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2日前に紹介したミヤコグサから、さほど離れていない場所でツリガネニンジン(釣鐘人参)が咲いていました。本来夏から秋にかけて咲く花で、この時期に咲いているというのは驚きです。高山(1000~2000m)に分布する近縁種にタカネツリガネニンジンがありますが、これは月山や鳥海山、朝日岳など東北の山々では、8月に満開になり、登山者の目を楽しませてくれます。今ここで咲いているものは、普通なら9月頃開花する一般種か園芸種と思われますが、この時期まで割き続けられるというのは、気温など条件が恵まれているのでしょう。春の花の走りを探す上で、絶好のポイントかも知れません。
2007年12月18日
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近所の分譲宅地で、ミニサイズのナスに似た雑草を見かけました。草丈は10~30cmと様々です。花の色は白で、ナスの薄紫とは異なりますが、葉や茎の配色はナスそっくりです。実は?というと、これが実にミニサイズで、5~6mmの球形ですが、ヘタの部分などはナスそっくりです。何となく気になったので、家に帰って図鑑サイトで調べてみると、ナス科のイヌホウズキ(犬酸漿)と分かりました。袋に包まれた実を結ぶホウズキとは、どうにもイメージがつながりません。ところで、『イヌ○○』の『イヌ』には「役に立たないもの」という意味が込められているとか。世のワンコたちは、ムッとしているかも知れません。
2007年12月17日
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大阪湾を望む小さな棚田の陽だまりで、ミヤコグサ(都草)に出会いました。冬枯れた畦で、幅1m、奥行き2mほどの範囲だけが青々と枯れ残り、鮮やかな黄色の花で染め上げていました。農家の皆さんにしてみれば、憎っくき雑草でしょうが、別の立場からつぶさに観察してみるとなかなかの美人です。マメ科のこの野草は、麦などの栽培と同時期に渡来した帰化植物だそうです。花期は春から秋と長いとされていますが、ここは背後の山が季節風をブロックして、寒気を和らげていることで、この時期まで生き延びたのでしょう。霜が降り始めるまでは、花を楽しめるかも知れません。
2007年12月16日
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近くを流れる小川(といっても”どぶ川”ですが..)に、今年もクレソンが帰って(?)来ました。8/26に標高1650mの山中への進出を紹介しましたが、河口まで700m、標高5~6mのこの付近では、ここ2、3年で急速に増えて来ました。今は小さな群落がところどころに分散している状態ですが、河川敷の雑草が勢いを失い枯れていくのを横目に、勢力を拡大して行きます。春、他の雑草が動き始めるまでに、富栄養化した水を養分に成長し続け、河川敷を埋め尽くしてしまいます。桜の頃、大根やワサビに似た白い可憐な花を付け、種子を撒き散らしたあと、他の雑草に場所を譲る、というサイクルが定着したようです。
2007年12月10日
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撮りっ放し・保存しっ放しで、ディスクのゴミと化していた、おおむかし(2005年)の山歩きで出会った山の花です。捨てるに捨てられない遺物のようなものですが、引っ張り出して並べてみました。外部サイトにリンクしています。ディスプレー解像度がSXGA以上の方は、こちら のリンクからご覧ください。ノートPCなどXGA解像度の方は、こちら のリンクをご利用ください。
2007年12月09日
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大阪湾沿いに走る、R28の歩道に植えられたユッカが満開です。リュウゼツラン科のユッカは、春と秋に開花すると説明されていますが、この辺りでは冷え込みが始まるこの時期が開花期で、春の開花を目にした記憶はありません(単にボンヤリしていて見過ごしていただけかも・・)。観葉植物として人気のユッカですが、ここでは殆ど人手によるメンテはなさそうで、半ば放し飼い・暴走状態に見えてしまいます。ここで繁茂しているのは、葉先が剣のように固い”アツバキミガヨラン”という品種のようです。図鑑や通販サイトによると、挿し木で簡単に増やせる・・とあります。一度トライしてみるか...
2007年12月08日
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南に向いた水路の土手にスイセンが咲いていました。背後の溜池の堤が、季節風を受け止めてホンワカと暖かい場所です。花の形状が、一般的に見られるものとは少し変わっていたので、Web上の図鑑サイトで調べてみると、”八重咲き”と呼ばれるもののようです。誰かが球根を捨てたか、自然の変異でこうなったか不明ですが、ちょっと得した気分です。ここ淡路島には、大規模なスイセンの群生地が2箇所(洲本市、南あわじ市)あり、例年1月後半には見頃を迎えます。こちらは、暖冬だった今年のシーズンの画像ですが、強い冷え込みが予想されるこの冬は、どうなるでしょうか。
2007年12月05日
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昨日まで何回かタンポポのそっくりさんを取り上げて来ました。こちらは本物のタンポポ(セイヨウタンポポ)です。関西地方でもセイヨウタンポポが席捲しているような話を聞きますが、我が家の周辺ではまだニホンタンポポが優位を占めています。そのニホンタンポポはまだツボミの気配も見られませんが、少数派のセイヨウタンポポは、南向きの陽だまりなどを注意深く探せば見つかります。なお、近年ニホンタンポポとセイヨウタンポポの交雑が進んで、単に総苞を見るだけでは、判定しにくくなっているそうですが、私の判定法はこの古典的な方法に頼っています。
2007年12月04日
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1週間前、アキノノゲシ(秋の野芥子)を紹介した際、近縁種として触れたノゲシ(野芥子)の花がが咲きそうになりました。花期は春から秋にかけて・・・ということになっていますが、今の時期に咲くのは、秋の分の遅咲きなのか、春の花の早咲きなのか判断を迷うところではあります。とは言いながら、どっちにしても決して歓迎すべき存在ではなく、すぐにでも引っこ抜いて排除したいというのが本音なのですが、この際サンプル画像を残しておこうという下心で、除草を一時的に見合わせているものです。花が終わり、種子が熟成する頃には完全に駆除してしまうつもりです。覚悟しろよ...。
2007年11月30日
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冬枯れの空地で、オヒシバに埋もれた金平糖!じゃなくてヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)が咲いていました。房の直径は1cmほど、個々の花は1mm前後のミニチュア級の花ですが、色彩を失った荒地では良く目立ちます。ヒマラヤ原産で、花期は5月~1月と長いのが特徴ですが、この時期に色彩が深まり最も美しいのだとか。葉っぱには、先から見てV字状の模様が入ります。自分で栽培したことも、栽培しているところを見たこともありませんが、タデ科の多年草なので、生命力や繁殖力は旺盛だろうと思います。群生して一面を覆い尽くすようになれば、壮観かも知れません。
2007年11月27日
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この時期、山歩きをしていてよく目に付くのが、このムラサキシキブ(紫式部)です。紅葉の時期が過ぎ、葉を落とした森は明るさを取り戻しています。色彩を失った森では、この淡い紫色の実が、存在感を発揮しています。華やかな彩が好まれ、生け花などでも好んで使われるようです。また庭先などに植えられることも多いのですが、こちらは「ムラサキシキブ」と呼んでいますが、実際は実の付き方がグンと多いコムラサキであることが多いようです。園芸種で白い果実の「シロシキブ」というのがあるようですが、これが山野にあったとしても、ほとんど気付かずに通り過ぎるに違いありません。
2007年11月24日
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野辺の草花も次第に数が減って来ました。画像はそうした田んぼ道で頑張っているアキノノゲシ(秋の野芥子)で、寒さにもめげずに踏みとどまって咲いています。淡い黄色の花は、冬枯れした雑草に溶け込んで、あまり目立ちません。「秋の○△□」と聞けば、秋以外に咲く近縁種はあるか・・・という疑問にぶつかる訳ですが、ありました。春から秋にかけて咲くノゲシ(野芥子)で、芥子を名乗っていますが、花も種子もタンポポに似ています。これが実に厄介な代物で、いつの間にかポットや花壇で芽を出して、少し油断しているとしっかり根を張ってしまって処理に困ることが少なくありません。
2007年11月23日
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かなり冷え込んできた昨今ですが、左は隣家のガレージの壁を覆っているアサガオの近況です。厳しさを増した冷え込みにもめげず、今なおたくさんの花を咲かせ続けています。暖かかった昨年は、12月に入っても咲き続けたツワモノですが、今年はそんな訳には行かないのかも知れません。ラニーニャ現象が出現した年の冬は厳冬となるという説や、今年は北極付近や北太平洋の海水温が高めに推移しているので、単純にラニーニャだけで厳冬にはつながらないという説があったりで、にわか気象予想師(not 予報士)は「どっちなの?」と戸惑うばかりです。
2007年11月22日
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一方、こちらはイチモンジセセリに食料を提供していたニラ(10/5に紹介)です。こちらも1ヶ月半が経過して、種子はすっかり成熟して、はじけ始めていました(左下)。で、少しだけ種子を採取して来ました(下)。これも花壇の隅の先住民(?)を強制立ち退きさせて、蒔いてみます。目的は学術的なものではなくて、うまく育てば我が家の食料にしてやろうという、魂胆によるものです。
2007年11月18日
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10/13 のこの欄で紹介したタマスダレ(玉簾)の続報です。その中で、鱗茎と種子両方で増えるという説と、種子は結ばないという説の2通りがあると紹介しました。1ヶ月余りが経過したところで、種子はどうなったか確認に行きました。何と何と、種子は実っています(左下)。ただ花の数に比べて、袋果の数は圧倒的に少ないようで、自然交配での結実率は低いのかも知れません。早いものは完熟しています(下)。後はこの完熟種子が発芽するかどうかです。種蒔きして、半年かけてどうなるか、更に確認作業は続きます。
2007年11月17日
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