花の歳時記 (天南星の魅力&山野草)

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2024.05.12
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カテゴリ: 園芸




終結に原爆投下溝浚


      歴史的な世論調査の結果がある。 1945年8月、米ギャラップ社   
     による調査で、米国民に広島、長崎で原子爆弾が使用されたことの
     是非を尋ねている。原爆投下直後の調査である▼結果は容認する人
     85%、容認しない人 10%。ほとんどが容認した。戦争を早期に終
     結させるためという当時のトルーマン大統領の説明が効いたか▼時
           代の経過とともに原爆の非人道性が認識され、原爆投下を容認する
     比率はかなり減ったそうだが、「本音」では今もさほど変わってい
     ないのか。オースティン米国防長官とブラウン総合参謀本部議長。
     原爆投下が「世界大戦を終わらせた」との見解を示した▼上川陽子   
     外相が米側に抗議したが、当然である。数十万人の命を奪い、大き
     な災危を生んだ現実に目をつむり、原爆投下の正当性のみを語る言
     葉が悲しい▼恐ろしいのはこうした考え方が45年ではなく今も利用
     されようとしていることか。統合参謀本部議長に質問し、その言葉
     を引き出したのは共和党のグラム上院議員。パレスチナ自治区ガザ
     での戦いを終わらせるため、批判はあろうと米国はイスラエルへの
     武器支援をやめてはならない―。そう主張したくて、原爆投下の正
     当性を政府側に言わせたかったらしい▼市民の命の重さを無視した
     議論にうろたえる。広島、長崎、ガザ。どんな理屈をこしらえよう
     と奪われて構わぬ命など一つもない。





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Last updated  2024.05.12 05:27:33
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