花の歳時記 (天南星の魅力&山野草)

花の歳時記 (天南星の魅力&山野草)

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2024.05.15
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カテゴリ: 園芸




コンビニや便利すぎても更衣


      村田沙耶香さんの小説『コンビニ人間』は8年前の芥川賞受賞作  
     で、就職も結婚もせずコンビニでアルバイトをする36歳女性が主人
     公。自身の経験をいかし書いた▼主人公は18年前の開店時から勤め
     、仕える店長は8人目。開店時の他の店員も既にいない。気が利き
     、杖をつく女性常連客が腰をかがめ下段の商品に手を伸ばしている
     と素早く代わりに取る。店は人手不足で、ベトナム人のダットくん
     もレジを打つ▼高齢者を含む単身者や共働き世帯らを支え外国人も
     働くコンビニ。日本に誕生し今日で50年になる。最初の店は東京・
     豊洲のセブンーイレブン▼おにぎりや弁当が人気で公共料金の支払
     いもできるコンビニだが、主要6社で24時間営業をしない店は1割
     超という。人口減少時代。夜間需要が減った地域もあると聞く。セ
     ルフレジは増えた。コンビニに関わる人間は減ってゆくかもしれな
     い▼小説で先の女性常連客に「ここは変わらないわね」と言われた
     主人公はこう思う。「店長も、店員も、割り箸も、スプーンも、制
     服も、小銭も、バーコードを通した牛乳も卵も、それを入れるビニ
     ール袋も、オープンした当初のものはもうほとんど店にない。ずっ
     とあるけど、少しずつ入れ替わっている。それが『変わらない』と
     いうことなのかもしれない」▼変わるコンビニは50年後も、変わら
     ず頼りにされているだろうか。





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Last updated  2024.05.15 05:00:02
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