あの蕾が開きました。サインの木(オートグラフツリー)です。
夜から朝方にかけて花を咲かせます。
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「現場で作業をする人のために(3)」です。
安全基準値、暫定値などの記事をひろっています。
私もそうでしたが
タイにいる他の日本人や、他の国で暮らす日本人が、
日本にいる家族に「遠くへ避難しろ」とか「とりあえずこっちへ来い」と言っても
笑われた、とか怒られた という話を複数聞きます。
これはどういう事なんだろう…。
多分諸外国と日本の報道の姿勢が違うからではないか。
私はNHKといくつかの海外放送やそのHPを見ました。日本の民放は見ていません。
そこで感じるのは
日本以外の国は、
"安心や安全の根拠がない限りは安全でないとし
万が一や最悪の場合を考え、その対応策も示す"
比べて日本は、
"万が一や最悪こうなる ということは言わない" ということです。
原発近くの方たちの事を思うと
その恐怖心や見捨てられたという気持は察するに余りあり、胸が痛い。
諸外国のように早々と80キロの遠方に避難指示を出していたなら
今ほどの恐怖心を与えずに済んだのに と思う。
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福島知事の言葉。
記事から一部抜粋:
佐藤知事はこの後、記者団の取材に応じ、
「東電に対する 県民の憤りは頂点に達している 。
今はお会いすべき時期ではない」と理由を説明した。
また、東電側には「 今はそんなことよりも、事態の収束に全力をあげろ 」
と命じたことも明らかにした。
飯舘村の菅野典雄村長は産経新聞の取材に対して、
「東電からは謝罪と事故の説明だけしかない。
万一の事態でどう対処すれば安心かといった専門的な知識を示してくれない 」
と強い不快感を示した。
◎ 原発の現場作業員、全面マスク+防護服で身を固め、被曝との壮絶な戦い
記事より一部抜粋:
「首相官邸と経済産業省から指示があった」。
15日、 作業員の放射線被曝線量限度をこの事故に限り、
100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き上げる と発表した
小宮山洋子厚生労働副大臣が苦渋の表情で明かした。
12日の1号機原子炉建屋の爆発以降、
現場で対策に当たる作業員の被曝線量が基準を超える可能性が浮上 。
作業を続けるためには、限度を引き上げざるを得なくなっていた 。
原発周辺に放射性物質が漏れて以降、
線量が高い中央制御室に運転員は常駐しなくなった。
防護服には放射性物質から出るガンマ線を防ぐ効果はほとんどない。
◎ 放射性ヨウ素100ベクレル超の水、乳児に不使用を 厚労省通知
記事より一部抜粋:
厚生労働省は21日、
放射性ヨウ素が1キログラム当たり 100ベクレルを超えた水道水について、
乳児用粉ミルクを溶くために使わないように 都道府県に通知した。
同100ベクレルを超えた牛乳も乳児に飲ませないよう 求めた。
食品衛生法に基づく放射線ヨウ素の暫定規制値は飲料水や牛乳の場合、
同300ベクレルだが、同省によると、乳児は吸収しやすいとのデータがあるという。
記事より一部抜粋:
水道水から100ベクレル以上の放射性ヨウ素が検出されたのは、
福島県飯舘村、川俣町、福島市の3か所。
◎ 規制100倍超のヨウ素検出=放水口付近、調査拡大へ-福島第1原発・東電
※
作業員への基準値が引き上げられました。
食品も同様です。この数日で、その基準値があげられています。
ということは、
以前なら基準を超えて危険とされた物でも
今の基準では安全の範囲だと報道されるということです。
1 以前の値 (参考例)
事故前までは、海外からの食品が 370ベクレル超の物はその国につっかえしていた。
つまり危険とみなされた。
事故後は、たとえば野菜類(根菜、芋類を除く)は
2,000ベクレルまでは安全圏内とされています。
はたして健康には実際どうなのかは、私にもわかりません。
ただ
日本国内で、食すには安全ですよーと言っていても
海外では基準値を超えているとして
日本からの輸入をとめるだろうことは想像できます。
※続きます。