トカトントン 2.1

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2.I've Grown Accustomed to Her Face
3.Blue 'N' Boogie
4.Cariba
5.Come Rain or Come Shine [Take 2]
6.Come Rain or Come Shine [Take 1][*]
7.S.O.S. [Take 3]
8.S.O.S. [Take 2][*]
9.Born to Be Blue [*]

■先日CDプレイヤーを買い換えたのだが、まだ段ボールの封を切っていなかった。やっと今日アンプ、スピーカーなどを運搬することにして、ついでに開封、セッテイングしてやっと音を出してみた。それにしてもスピーカーを車に詰め込んで、２階まで運ぶのは疲れる。途中手を離すと、もろとも落下するんだろうななんて考えながら、意地でも落とすもんかとなんとか部屋まで運び終えた。

■スピーカーはYAMAHAのMS1000Moniter、もう３０年近く使っている。ピアノの音には定評があるスピーカーである。アンプはサンスイの607Mos、これは中古で購入。前に使っていた607が壊れて乗り換えたわけです。で、今度のCDプレイヤーはデンオンの150、出たばっかりで多少不安だけど、バランス的には妥当な選かな、というところだ。

yamaha

■まだスピーカースタンドもないので段ボールを敷いてその上にじか置き、どこに置くかという検討は後回しでとにかくどんな音がするんだろうという興味で鳴らしてみた。試聴用に持っていったCDは３枚、Keith Jarrett の「Standard No1」、Kate Bush の「Airial」、そしてこの「Full House」。その中で最初に聴いたこの「Full House」のかっこよさにやられた。当初は音を流しながら整理整頓作業のつもりでいたんだけど、なんかこれBGMにならない。じっと床に座って（椅子はまだない）１枚聴いてしまいましたよ。

■６２年バークレーの「Tsubo」というコーヒーハウスでのライブ。バックは当時のマイルスバンドの面々。ライブならではの観客の反応も楽しい。そして驚くほど録音も良い。ジャズギターの私的３大ギタリストといえばJim Hall,Kenny Burrell,そしてこのWes Montgomery。私にはよくわからないがオクターブ奏法、コード奏法という単語に必ず名前が挙がる人だ。

■常にギターがリードしているんだが、その音と掛け合うサックスとのユニゾンが素敵だ。時々ソロをとるピアノも良い感じ。ドラムもベースも淡々と刻んでいる。リズム隊は右スピーカーから、メインは左スピーカーから。もう少し音の分離を意識できる配置に移動した方がいいな。にしても、誰が聴いてもJAZZ的王道を突き進んでいるような音楽だな、これは。ジャケットもまた良いじゃないか。

■M2は「マイフェアレディ」からのラブソング。M1の躍動感とはうってかわって、しっとりと歌いあげるギターの音色が優しい。おそらくこの人の影響を受けなかったロックギタリストは少ないだろう。Jeff Beckの「Blow by Blow」よりも１０年も前の話なんだぜ。

personal

Wes Montgomery ( guitar )
Johnny Griffin ( tenor saxphone )
Wynton Kelly ( piano )
Paul Chambers ( bass )
Jimmy Cobb ( drums )

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