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2009年08月08日
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『最後の審判』

内容
加藤刑事(森山未來)の身重の恋人・茉莉亜(加藤あい)が、
両親殺しの容疑がかかっている黒川(ARATA)により誘拐された。
そして、要求してくるのだった。

“茉莉亜の恋人をひき逃げしたヤツ捜してくれます?
 リミットは明日の朝8時”

そう告げ、立ち去っていくのだった。
梅木(武田鉄矢)は、
“お前に、オレと同じ思いはさせない”
そういうしかなかった。

取引をするなと言う本庁の刑事(堀部圭亮)
それは、見殺しにしろと言う意味に聞こえ、絶望する加藤と梅木

梅木は、何とか加藤を冷静にしようと
“心の闇に引っ張り込んで自分と同じ人間にしようとしている。
 ヤツは、茉莉亜さんを支配したいんだ。
 それが叶うまで、絶対に殺さない。
と、、自分と加藤、、そして亡き灯世と茉莉亜を重ね分析するのだった。

そんななか、東野課長(杉本哲太)が、
ひき逃げした大石(モロ師岡)になりすまし、黒川に接触することを提案。
当事者の加藤は、東野、太宰(伊武雅刀)の命令で捜査から外されてしまう。

一方で、梅木はひとりで大石に接触し、事情を話す。
マリアに会うのを了承してくれたかに思えたのだが、
一瞬の隙を見て、逃げてしまう。。。。。。

翌朝8時。中央署の黒川が残していった茉莉亜の携帯が鳴り響く。
黒川だった。。
黒川に駅前に呼び出され、罠をはる中央署の一同
が、、、そこに黒川から連絡が入る。
“すでに大石に会った”と言いきった黒川は、
茉莉亜の命の保障はないと告げ電話を切ってしまうのだった。

すでに黒川は、担当検事から大石の居場所を探し当て、
捕まえた上で、茉莉亜のいる場所に連れてきていた。。。。。
そして、黒川は、茉莉亜に1つの提案をするのだった。

“許せないと言え、死ねって言え。そしたら助けてあげる”


敬称略



今回、ヒトコトで言い表せないほどのドラマになっています。

素晴らしいのヒトコト に尽きる感じである。



さて。物語の方は、
茉莉亜が凶悪犯・黒川に誘拐された
動揺する加藤、梅木。
黒川の意図が、茉莉亜を自分色に染めることだと分かるのだが

どうしても手がかりが掴めない。。。。
そんなとき、染めることが出来なくなったと知った梅木は
黒川の“次”がわかる。。。

自分色にならなかったのだから、
梅木の恋人、灯世と同じようにしてやる。。。。。。。


そんな感じである。


以下は、、セリフをてんこ盛りに。

まずは、茉莉亜に葛藤させる黒川から始まる。

大石“罪償ったんだよ。こっちは、
  女房は病気、子どもはいじめられ
  今じゃ、顔を見ることも出来ない
  これ以上、どうしろって言うんだよ
  何で、あんたにまで責められなきゃイケないんだ
黒川“どいつもこいつも自分のことばかりで、人のことなど思おうとしない
  終わってるよ、人間は。
  不条理だと思わない?
  何で、こんなヤツが生きてて、あんたの恋人が死ななきゃいけないんだ
  あなたの恨み晴らしてあげるよ。
  こいつのことを憎いと言え、許せないと言え、死ねって言え
  そしたら、あんたを助けてあげるよ。

助けを請う大石
“助けて下さい。

茉莉亜の気持ちは決まった。

茉莉亜“ごめんなさい。私、気がつきませんでした。
  あなたも同じくらい、もしかしたら、それ以上に苦しんでいるのに
  それなのに、あなたを責めようとしました
  そんな事しても誰も救われないのに
  私はもう、あなたを憎むのを辞めます
  あなたを許します

涙する、大石、黒川。。

求めることが得られない悔しさ。
そして、本当の愛を知ってしまった黒川。。。
そんなところなのでしょうね。。

その後。黒川が電話をかけさせ。。

茉莉亜“私もうやめたよ、過去にこだわるの。
  私もう迷わない、これからは未来だけを考えて生きていきたい

それでも、茉莉亜が許せない黒川。

黒川“灯世が言った言葉を言わせる
  この女が愛の力みたいなこと信じてるからだよ
  愛なんか憎しみに勝てないってことを教えてやるよ

そして、、
茉莉亜“私は梅木さんを愛しています
  心から尊敬しています
  いつか必ず日本一の刑事になると信じています
  彼はきっとこれからもたくさんの人を救ってくれます
  たくさんの人を守ってくれます
  この世界は明るくて、希望に満ちてるって教えてくれます
  だって、あのひとは正義の味方だから
  私は、彼のことを一生支えていきます
  彼の子供を産んで、精一杯愛します
  世界一幸せな家庭を作るように
  どんなに辛くても頑張ります
  私はどんなコトがあってもあなたを信じます、一生離れません
  私はあなたを愛し続けます。

が。。
黒川“そんな夢みたいな世界は、絶対来ないって


後は、普通の刑事も。。かともわれたが、

ナイフを奪った加藤は、それを黒川に向けてしまう
黒川“いいぞ、ころせよ
  俺が憎いんだろう。早く殺せ
  オレは人間のフリするの辞めた
  お前も正体出せよ

そこへ梅木乱入
梅木“悪いな加藤
  こいつはオレが殺すよ
  お前には愛する人がこの世にいるオレはこいつ殺して、
  灯世に知らせに行くよ
  これでやっと望みが叶う
  加藤、オレはもう、生きていく気力がないんだ
加藤“梅木さん
  あんたの負けですよ。それ
  あんたが、そいつを殺した時点で、あんたはもう獣と何も変わらないです
  人間じゃなくなる
  灯世さんになんて報告するんですか
  日本一の刑事になれなかった。。。そんなこと言いに行くんですか


そして

加藤“人間なんて、終わってる、こんな世界無くなっちゃえばいい
  でもね。
  オレは、絶対にあきらめませんよ
  憎しみじゃなくて、愛を武器に闘っていきますよ
  憎しみってヤツと一生闘い続けていきますよ
  オレは、絶対に見返してやる、あんた以上の刑事になってやるからな
  悔しかったら、見ていて下さいよ。見届けて下さいよ。

梅木の心に響く。。。

梅木“灯世!。。。。
  生きて、あなたを忘れません
  生きて、あなたを愛してますから。。。



まさに、ヒューマンドラマの真骨頂と言って良い展開である。

黒川の歪んだ気持ち。憎しみ。
そこにある“人間”の1つの姿。

その気持ちは、加藤にもあるし、茉莉亜にもある。
当然、梅木にも存在する。いや、、誰しもが持っているものである。

それを許すことが出来るかどうか、
憎しみを生まないことが出来るかどうか、
そのギリギリの線が、、“愛”にある。。。

人間との闘いは、そこにある憎しみと愛の限界線の闘い。
ちょっとしたことで歪んでいく姿

必ず、誰しもの心にひそむ2つの心。
見事に、人間の二面性を描ききった作品だったと言えるでしょう。

中立と見えるような。。。正義の使者のような
“刑事”というものが絶対ではない。
彼らもまた“1人の人間”であることを、描いたということですね。


“今年最高傑作”に近いドラマだったと思います




ドラマ全体を見て
スタッフが変更されたというのもあるが、
“前作”と比べて、ヒューマンドラマと印象が強くなった“今作”
“前作”以上の面白さだったとおもいます。
テーマは、人間ですね。
愛と憎しみ、、、そんな言葉だけでは、言い表せない感じだ。

そして、刑事として、1人の人間として
主人公の成長していく姿が、キッチリ描き込まれた。
普通ならブレなどもあるのに、それが無かったですからね。
ホント、素晴らしい限りである。
気持ちと気持ちのぶつかり合い、俳優と俳優のぶつかり合い。
まさに、“NHK土曜ドラマ”でした。
って言うか、久々だよね、ココまで重厚なドラマって。


これ以上になると、“普通の刑事モノ”になってしまう可能性もありますが、
できれば、、、“この枠”。。。ってことで、
続編が見たいものである。



これまでの感想

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最終更新日  2009年08月08日 23時20分31秒
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