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2010年03月11日

８５３～刑事・加茂伸之介　第８話（最終回）　１０年前殺した男の息子

テーマ：どんなテレビを見ました？(77932)

カテゴリ：ドラマ系の感想

『また逢う日まで！
　１０年前、加茂が射殺した殺人犯の息子との再会！
　その息子が殺人事件の目撃者に…！
“さらば京都被害者になった加茂

内容
無縁仏の墓に石をぶつけている少年を見つけ、注意する加茂伸之介（寺脇康文）
少年は、
加茂が十年前撃ち殺した強盗殺人犯・赤松修の息子・赤松進一（桜田通）だった。
“感謝してるよ、クソオヤジを撃ち殺してくれて”
加茂は“困ったことがあったら”と名刺を手渡すのだが、
どこかへと立ち去る進一。

有沢（有薗芳記）サチコ（平田裕香）のスナック“愛口”で、
１０年前のことを思い出す加茂。。。。。。それは加茂であっても辛い過去。
そこへ、進一から連絡が入る。バイト先のスーパーの地下駐車場で殺人事件。
犯人達に追いかけられているという。。。

報告を受けた加茂は、雪子（富田靖子）らに連絡を入れ、
その後、総務の谷間桃子（小川奈那）にＮシステムで、
進一の乗ったトラックを見つけ出してもらい、駆けつけた加茂であったが
そこへ犯人たちがやってきて、大乱闘になるが、なんとか逃げ出すことに成功。

そのころ、“８５３”では、
武藤係長（田辺誠一）の武藤班を中心に、
組織対策５課の本間裕二（佐戸井けん太）と
祇園北署の銃器対策係・板倉信吾（杉本哲太）が加わり、対策を練りはじめる。
被害者は、黒川春夫。
十年前のコンビニ強盗殺人事件で赤松修に銃を売った売人だった。
本間は、十年前のことがあり進一を殺人の容疑者だと訴え、
加茂を良く知っていると、自分の班で加茂たちのもとに向かうと言うが、
武藤は、馴れ合いよりも法律順守と本部捜査１課の武藤班が指揮を執ると宣言。
雪子、浜（菅原大吉）真島（戸次重幸）酒井（林剛史）を
加茂と進一が隠れている廃工場へ向かうよう指示をする。

一方、廃工場に隠れている加茂は、武藤班の到着までに、
進一に父の射殺を告白していた。戸惑う進一。。。
だが、そのとき。妙な男たちに囲まれ、追いかけられはじめるのだった。
男たちは、、板倉の部下・戸張俊二（青山勝）上田茂（酒井健太郎）たち。。。
銃撃を受けた加茂は、進一を連れ、再び逃走を開始する。

やがて、本部では、武藤班を襲う衝撃的な事態が発生していた。
綾松なみえ（新谷真弓）の報告では、
黒川は、、府警が押収した拳銃により射殺されていた！
三原課長（金田明夫）によると、
２ヶ月前から押収銃が売人に流れるという事件が発生し秘密裏に調査していたと。
２ヶ月前と言えば、、、加茂が赴任した時期と重なる。。
そのうえ、黒川の着衣から、加茂の指紋が付いたストラップが発見されてしまう。
武藤、浜、雪子達は、そんなコトはないと言い張るが、
証拠は全て加茂に向いてしまっている。。。。
武藤はやむなく、殺人の第一被疑者を赤松進一、共犯者を加茂伸之介と断定する。

その事を武藤は加茂に伝えると。。。アリバイがあると伝えると。。。。
加茂は、現場にいた男たちに発砲され、犯人であると武藤に伝える。
明らかに、所轄の刑事達が関係していると思われた。
だが、加茂にはアリバイがない。それを詰めるために証拠探しをはじめる武藤班。

武藤“オレはオレのやり方を信じている
　だから、お前も自分を信じればいい。

敬称略

↑最終回なので、あれこれと入れてみました。
おかげで、、、長い。。。。

ついに最終回である。

物語は、以前、、府警本部から左遷されてしまった事件。
加茂が強盗犯を撃ち殺した事件に、密接に関わってくる物語ですね。

犯人の息子と出会ったことで、
加茂は、１０年前の事件の“裏”に近づきはじめる。。。

と言う物語である。

ミイラ取りがミイラになる

事件、、銃摘発のために、悪事に手を染めてしまっていた刑事。
それは、、、かつての加茂伸之介の“相棒”

物語も、これまでのネタフリを終結させるには良いネタですし、
人情モノとしても、良い感じですよね。

なんと言っても、“相棒”である。

今まで以上に、
システム優先で、ハイテクを利用し捜査を考える武藤
と、、
行動優先の加茂

ふたりのコンビが、かなり良い感じである。

“集大成”と言って良いお話だったと思います。

最後の“加茂のやり方”も、悪くないし。
まさか、、、加茂が、ハイテクを使うなんて！！（笑）

結局、、左遷。。。というオチにはなってしまいましたが、
キャラを利用し、それぞれの変化が、如実に表れた最終回だったと思います。

しっかし、、ここで、タバコか！！浜刑事やるジャン！

武藤“今度は、私があなたを呼び戻します ”

ただね、“この枠”だから、別に良いのですが。
１０年前の事件をもっと深く描いても良かったかもね！！

ドラマ全体を見て。
“枠”として、新シリーズの“８５３”

はじめは、どうなるかと思いましたが、
ベタな刑事モノの中に、意図通りに変化を促していく物語は、
最後の最後まで、キッチリと描かれた感じである。

正直、なれるまでに少し時間かかりましたけどね。
なんと言ってもキャラが確定している感じでもなかったし！

でも、徐々に良い感じになってきたとは思います。

ただ少し気になるのは“続編”

今作で、チームワークがある程度カタチになってしまいましたので、
キャラたちに“変化”を描くのは無理がある。
かといって、
チームを描けば描くほど、武藤班に加茂が来た意味もなくなる。

難しいですよね。。。
一歩進めて、ベタな物語として作品作りをしても良いとは思うのだが
そうなると、加茂はともかく、
他のキャラの影が薄くなりすぎてしまいますからね。

それこそ思い切って、武藤と雪子が結婚するとか、
他のキャラの家族が出てくるとか。。。
加茂が自由に動けないシチュエーション作りを、なんとかしないと。。。

とりあえず、期待するとしますか。

これまでの感想
第７話第６話
第５話第４話第３話第２話第１話

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