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2010.11.16

『うずく背中』

内容
恋愛小説の大御所・秀月（草笛光子）とのトラブルで、落ち込むるい（鈴木京香）
そんななか、医師で作家でもある秋夫・ウィリアム・ターナー（布施明）に、
函館へと誘われ、、、気分転換。
が、、、東京に帰ると、責任を取って総務に異動。
専務から、雑用係へ。。現実は、、、現実。。。受け止めることにしたるい。

そんなとき、愛子（ＹＯＵ）が会社を訪ねてくる。
亮（綾野剛）とケンカをしたので、るいのもとで、居候をさせて欲しいと。

そのころ行（長谷川博己）は、妻・万理江（深田恭子）に妊娠と告げられたまま、
会社では、証券会社の買収のため、大勝負に打って出ようとしていた。
ただ、万理江との無理な関係を続けながら。。。。。るいのことを胸に秘め。。。

その夜。。家の近くに久々に帰ってきたところ、るいは行夫婦と出会ってしまう。
逃げるように去っていくるい。
その姿を見た愛子は、るいの行への気持ちを感じ取り。。。。。応援をはじめ。。

敬称略

『こんなに近いのに遠い』

どれだけ相手のことが好きでも、どうしても壁がある、るいと行。

それは、るいにとっては行の態度であり、万理江という存在。
行にとっては、妊娠している万理江という存在。

ただ、一歩進めば、違ったことになるかもしれないのに、
一歩踏み出せない行。。。。ボールは行が持っている。。。ハズ。。。なのに

そんな行を待つだけのるい。
でも、その、るいの心を揺らす人が。。。。

と言う感じだ。

かなり微妙な雰囲気と距離感になってきたるいと行

接触している時間が、、、シーンが少なすぎて、
逆に、それ以外の仕事などが強調されすぎ、

どこにテーマがあるドラマなのか、少しぶれ気味ですが、

ギリギリ。。。愛子の存在が、
サクセスモノや、金融モノ、会社モノなどではないと言うコトを
頭に残している感じだ。

実際、行が、危ない橋を渡ろうとしている部分を
どのように捉えて良いかが難しいんですよね。

たしかに、万理江という存在を振り切れない。。
その気持ちを。。。ぶつけている。。。のですが。

かといって、
その橋を渡ることで、行が次の行動を起こすかどうかは、
冷静に見れば、分からないわけで。
もちろん、ドラマとして考えれば、行動を起こす可能性はあるのだが。

そう。。。“これが上手くいけば。。。”という感じで。

でもちょっと、仕事を強調しすぎたかな。

考えてみれば、
万理江の異常な態度は。行の行動を補足していると言えるのですがね。

ま。。。ラストがあるから、、、いいかな。

るいの揺れる心を、上手く描いているので楽しいんですけどね。
行の心が分かり難すぎて、困ってしまうと言うのがホントのところだ。

そうでなくても、るいには、秋夫とのシーンがたびたび挟まれているわけで。
じゃ、、行は？といえば、、、仕事が多いし。
もう少し行のモノローグがあった方が良いかもしれません。

あ。。。ちなみに、面白いなぁ。。と感じながら見ているのですが。

もどかしすぎて、イライラして。
それは良いけど。。。もうちょっと、行の本心を入れる必要が。。。と
そんなコトばかり頭に浮かび上がっている、ここ数回である。

停滞気味に見えるんですよね。

残り回数からすれば、
本格的に次回から動きそうなので、、、、ちょっと期待できるかな。

これまでの感想
第５回第４回第３回第２回第１回

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