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2010.11.26
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『東野圭吾原作 妻の恋人』

内容
梶川(吹越満)の前妻の息子・文也(田中圭)と会った平介(佐々木蔵之介)
だが、自分を捨てたと完全に拒絶するのだった。
ではいったい、なぜ、前妻の姉・沢田美香子(朝加真由美)に送金していたのか?
わざわざやって来たのに、消えないモヤモヤとした気持ち。

同じ頃、直子(石田ひかり)の心が宿る藻奈美(志田未来)は、
自宅に相馬(竜星涼)を招いていた。。。


東京に帰ってきた平介は、事情を直子に伝える。
すると、“もういいでしょ”と直子。
そこに藻奈美の担任・多恵子(本仮屋ユイカ)から、電話が入る。
先日のお詫びをしたいと、PTA役員会の後で。。と食事に誘われる平介。
が、、、話を聞くこともなく、部屋に帰ってしまう藻奈美に、
平介は違和感を覚えていた。

そして役員会が終わり、校舎を出たところで、
藻奈美が、相馬と一緒にいるところを見てしまう。
そして“忘れていた”と藻奈美が帰しているモノが、
あの時、、コッソリと部屋に持ち帰ったモノであることも気づくのだった。
妙な胸騒ぎを覚える平介。
2人を付けていくと、、、公園で楽しげに話す2人がいた。
動揺する平介。
そこには、、、若さを手に入れた直子の姿。。。そして若い男といる直子。
平介の心は、嫉妬が支配していく。

そんなとき、多恵子との食事で、心を揺さぶられる平介
“会いたかったんです”
が。。。平介の心は、直子のことが支配し、
小坂(橋本さとし)を呼び寄せ、食事の邪魔をしてもらうのだった。
突然のデートの終了に、なみだして帰って行く多恵子。
“少しは真面目に、自分の将来のことも考えろ”と小坂に諭される平介だが。。。

平介は、あわてて帰宅するのだった。
その平介の心にあったのは、、、猜疑心
ついに、その暴走は。。。。。。。。。

敬称略


“オレ、だんだん、直子と夫婦だってコト。。。。”



相馬と藻奈美の関係を知り始め、
平介の心は、様々な気持ちがうずまき。。。。。

って感じである。


正直なところ。

こういったお話が見たかったんですよね。

結果的に、札幌に行ったモノ、何のためだか分からないまま。
終わってみれば、

直子の心を持つ藻奈美
ではなく、

藻奈美の体を持つ直子に、嫉妬する平介

という、事故が生んだ人間関係の歪さ。
ほんとうに、志田未来さん、佐々木蔵之介さんが、
良い感じで魅せてくれているので

オモシロ味のあるお話になっていますね


ま、、、細かいことを言えば、
気になる点も、わずかにあるんだけどね。

何かというと。。。
“直子の心”が、少し見えにくいと言うことである。

志田未来さんが、演じているのは直子の心を持つ藻奈美であり、
映像的には、どうしても藻奈美にしか見えないと言うことなのだ。

決して、下手だと言っているのではなく、
ちょっとした演出上の印象ですね。


えっと、、、いつまで表現されていたか忘れましたが、
以前は、途中で、石田ひかりさんに切り替えると言うコトを行っていましたよね。

演技と言うコトではなく、
見た目、、直感的に、どう感じるか?なのである。

ほんとは、直子に変更して、
直子だからこその気持ちを表現する必要があったんじゃないのかな?
そうすれば、直子の気持ちも強調できるし。
たとえ、藻奈美として生きる。。。と決めたとしてもである。

ここにこそ、男としての平介、女としての直子、友人としての直子が
あると思います。

そうすれば、
平介だけでなく、もう1人の主人公。。。揺れ動く直子も
楽しめたと思うのだが。。。

もちろん、、、“妻”を薄めに。。と言うのも分かるんですけどね。
基本的に、視点は平介だしね。

でも、欲張りだけど、

妻の直子も見たいんですよね。。。

ま、、、久々に楽しかったので良いです。


これまでの感想
第6話
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Last updated  2010.11.27 01:22:09


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