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2007/04/01
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カテゴリ: カテゴリ未分類
7、メール

ーーーーーーーーーーーーーーー
ユウ様へ

突然のメール、すみません。

Kです。

ーーーーーーーーーーー

『次は何て入れるの?』
『そうね。』
容子は椅子から立ち上がり、考えるように腕を組んで部屋の中をうろうろしだした。
一方景子はPCの画面を見ながら、だんだん不安な気持ちでいた。
『ケイちゃん、喉渇いた。コーヒーちょーだい』
容子のこういう所は、きっと子供の時からかわらないんだろう。

いつもなら、理解出来るんだけど。景子は、一言一句間違えずにメールに打ち込んでいた。
『ケイちゃん、違う、違う。それじゃなくて』
と言われて、初めて気付いた。
あまりにも緊張しすぎて、キーボード打つだけに集中してた。
ひとまず、容子の要求と気分を入れかえる為に席をたちキッチンに向かう。
『分かった、コーヒーね。』

駄目だなー、妙に緊張するし。
はぁー。でも、来てくれるのかな?
二つカップを並べ、インスタントの粉、砂糖を入れ、テーブルの上の赤いポットから湯を注ぐ。

再び容子の元へ。
『ようちゃん、コーヒー入れたよ』
『…』
返事がない。ベットの上で寝てしまったらしい。

容子に掛け布団をかけて、続きのメールを考えながら画面をみたら。

送信しましたの画面に

『え?』
状況が掴めず、ぼーっと画面を見ていた。

すると返信メールが届いた。
差出人、ユウ。

ドクンと脈がおおきく動いた気がした。

見たいけど、見たくないような複雑な気持ちだ。

意を決して、メールを開く。
ーーーーーーーーーーーーーーーK様

さっきのメールありがとう。
明日なら、天神に行く用事があるよ。三越分かる?ライオンの前当たりで18時くらいに居てくれると助かるけど。
そういえば、お互い顔知らないから分かるか心配だけど(笑)

ただ身長だけは目立つかも。

いちを携帯番号書いてるから、分からなかったら電話して。
それじゃ、明日。



Fromユウ
ーーーーーーーーーーーーーーー
明日、ユウに会える?

って、何着てこう?
そんな事を考えながら、了解です。と送信した。
はっ、ようちゃんは何をメールしたんやろう?

一刻も早く知りたいが、肝心な容子は潰れてしまって聞く事が出来ない。

明日かぁー。

つづく





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Last updated  2007/04/11 11:26:25 PM
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