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2006/05/26
テーマ： ミステリはお好き？(1498)
カテゴリ： ミステリ
向日葵の咲かない夏
明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだＳ君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ！」混乱する僕の前に、今度はＳ君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはＳ君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。
帯には「分類不能、説明不可、ネタバレ厳禁！（でもロジカル）」とあったので、期待して読みました。
はは～、なるほどなるほど。トリックについては後述するとして・・
登場人物もそれほど多くなく分かりやすいですし、二作目とは思えない程の文章力。
そして物語全体に漂う暗い雰囲気。いやー、大したものです！
※以下ネタバレ反転
帯を見て叙述トリックが使われているのでは？と思ってしまうのは、ミステリ読みの悲しい性。
S君とミカは早い段階で想像がつきましたが、トコ婆さんもスミダさんもそうでしたか～。
さすがに分かりませんでしたねｗ
しかし最後の最後まで救いようのない話ですね～。
オレは好きですが、好き嫌いがはっきり出る小説なのではないでしょうか。
読み終わったとき、タイトルの秀逸さに惚れ惚れとしました。
三作目もミチオくんは出てくるのでしょうか？ｗ
乙一や麻耶好きな人には合うんじゃないかな？オススメです！
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