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@かぼちゃ @ Re[1]:初野晴「退出ゲーム」(12/18) >あむあむ108さん はじめまして。 早速…
@かぼちゃ @ Re:久々で忘れていそう(02/23) >うさぎ1455☆さん ボクも半分内容を忘れ…
うさぎ1455☆ @ 久々で忘れていそう こんばんは。このシリーズ、最初の方に読…
あむあむ108 @ Re:初野晴「退出ゲーム」(12/18) はじめまして。 楽しく読みやすい文章に…
@かぼちゃ @ Re:なんだか不思議な雰囲気ですね~(02/16) >うさぎ1455☆さん もやもやとした雰囲気…
うさぎ1455☆ @ なんだか不思議な雰囲気ですね~ こんばんは。なんだか、不思議な出だしの…
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2008/10/02
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カテゴリ: ミステリ

トスカの接吻
プッチーニ作曲の歌劇『トスカ』上演中、主演女優のナイフが相手役の首筋に突き刺さった!「開かれた密室」である舞台に、罠を仕掛けた犯人の真意は!?さらに前例のない新演出の予告直後、第二の犠牲者が…。芸術フリークの瞬一郎と伯父の海埜刑事が、名作オペラゆえのリアリズムを逆手に取った完全犯罪の真相を追う。


前作「 エコール・ド・パリ殺人事件 」に続く芸術シリーズ第二弾。
あらすじにも書いてあるように、第一の殺人は舞台上で起こってしまうわけですが、推理の展開は意外と地味に進みます。
これはワトソン役の海埜刑事が警察官であることと無関係ではないでしょう。
デビュー作と比べると随分おとなしくなりましたね~…w
ストレートな本格好きには受け入れられるんじゃないでしょうか。


また今作もオペラからミステリまでさまざまな薀蓄が出てきます。
その中でもボクが気に入ったのは、「未必の故意」の作者独自の解釈、「怪人二十面相と小林少年の協定」、「日本の見立てミステリ」etc…
普段あまり考えずに読んでいましたが、言われてみれば確かになるほどーと思うこともしばしば。
『トスカ』の新演出の構想も非常に面白かったですし、薀蓄と謎解きを今回もうまく絡ませているなあと思いました。

ただひとつ注文をつけるとしたら、第二の殺人の「 真犯人を限定するのがダイイングメッセージ 」だけというのが少し納得いきませんでしたねえ。
第一の殺人の「それ」がよくできていただけに残念でした。

ミステリとして派手な展開はないものの、薀蓄も読ませますし、総合的には及第点といえる出来でした。次回作も楽しみにして待とうと思います。





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Last updated  2008/10/02 11:31:46 PM
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