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2009.12.15

大分県　別府・地獄めぐりの紹介

(11)

テーマ：国内旅行どこに行く？(57911)

カテゴリ：九州

今日は、別府の地獄めぐりの紹介をします。

別府地獄めぐりは、大分県別府市にある観光名所です。

別府は日本有数の温泉地として知られ、別府市全体で見た時の源泉数、湧出量は、ともに日本一です。
特に源泉数は、日本全体の10分の1を占めるほど多く、一般家庭でも温泉が引けたり、ビジネスホテルのユニットバスのお湯から温泉が出たりと、温泉に恵まれた場所です。

そんな別府には様々なタイプの温泉がありますが、鉄輪温泉や柴石温泉地区には、含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈する温泉や、間欠泉などの特色のある源泉があり、これらの源泉をめぐる、観光を目的としたものが、別府の地獄めぐりです。

特に有名なのが、別府地獄組合に加入している、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の8つです。
血の池地獄と龍巻地獄はやや離れていますが、それ以外は近い場所に集まっており、他ではなかなか見られない源泉がいくつも見られるとあって、観光名所が多い別府の中でも人気の観光名所になっています。

それでは、別府地獄めぐりの地獄を紹介します。

海地獄は、その名の通り青い色をした地獄です。
硫酸鉄を主成分としているためで、涼しげな色をしていますが、温度は98度と高温です。
温泉水でオオオニバスが栽培されていて、お盆のシーズンには大きく育った葉の上に子供を乗せるイベントもあります。
卵を入れた竹籠を青い地獄の湯に浸けて茹でた温泉卵と、海地獄のお湯で蒸し焼きにした地獄蒸し焼きプリンが名物です。

鬼石坊主地獄は、灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ていることからこの名前がつきました。
施設内には足湯もあり、疲れを癒すことができます。

山地獄は、山裾から水蒸気が吹き上げている地獄です。
温泉熱を利用して、カバやサル、フラミンゴ、アフリカゾウなど、約20種の動物が飼育されています。

かまど地獄は、他の地獄をダイジェストにして集めたようないくつかの小さな地獄があります。
それぞれ「地獄の一丁目」から「六丁目」と名付けられています。

鬼山地獄は、緑白色の熱水をたたえた地獄です。
地獄の熱を利用して広大なワニ園が整備されていて、約100頭のワニが飼育されています。

白池地獄は、含ホウ酸食塩泉で、噴出するときは透明ですが、外気に触れ温度が下がると白濁することからこの名前がつきました。
温泉熱を利用した熱帯魚館があり、アマゾンに生息する人食魚ピラニアなど、さまざまなめずらしい熱帯魚を見ることができます。

血の池地獄は、上の写真にもあるように、真っ赤な地獄です。
最も地獄らしい地獄といえるかもしれません。
酸化鉄などによってこの色に染まっています。
赤いお湯に入れる足湯もあります。

龍巻地獄は、20～40分間隔で噴出する間欠泉です。
噴出間隔が短いのが特徴で、噴出している間はまさにショータイムのようです。
自然の不思議さに感動できる地獄です。

このように各地獄は、地球のスケールの大きさを感じるだけでなく、動物や植物などの飼育によって、様々な楽しみ方ができる場所です。
この地獄に訪れれば、一生思い出に残る素敵な旅になるでしょう。

別府・地獄めぐりの詳細は、こちらの別府地獄組合のホームページをご覧ください。

みなさんも地獄めぐりに行ってみませんか。