のりきちのへや

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2号の経過

2号の経過

アレルギー検査の結果は卵と牛乳に反応。
数値としてはそれぞれ 6.86 UA/ml と 5.10 UA/ml で、
どちらもクラス3というランクになります。
このクラス3という数値がいかほどのものか分からなかったので
医師に尋ねたところ、
「この月齢としてはあまり低いとはいえません。
 もちろん数値が高くても症状が出ない人もいるのですが」と言われ、
「それは要注意ということですか?」ともう一度尋ねたら
「そういうことです」と言われました。

検査の結果がでたのが2002年5月。
その日から本人は卵と牛乳に関するあらゆる食べ物の摂取が禁じられ、
母乳をやっていたので私も同じように食事制限する生活が始まりました。
(保育園ではアレルギー用の粉ミルク&アレルギー対応離乳食)
しかし、職場復帰したての上にいきなり食事制限が始まって
慣れない生活で私は体調を崩してしまい入院。
2号はその年の8月からは家でもミルクオンリーになったのでありました...。

病院には1~2ヶ月に一度経過を見せに行きます。
半年ほどたった9月、それまでの経過が順調だったので、
まずは牛乳の負荷テストをやってみました。結果はアウト。
牛乳はもうしばらく制限が続きます。
翌月、今度は卵で負荷テストをしてみたところ、こちらはクリア。
晴れて、卵は解除になりました。
ですが、食べていいのはしっかり火を通した卵だけ。
半熟や生の卵は未だに食べさせていません。
(そういえば、いつから食べさせていいのか聞いてない(^^;))

その後も、大体半年おきに負荷テストを繰り返しながら
病院に経過を見てもらいに行くことを何回か繰り返し、
ようやく2003年10月に受けた牛乳の負荷テストで
反応が出なくなりました。
その後も少しずつ牛乳の量を増やしながら様子を見ること2ヶ月、
その年の12月にようやく牛乳も解除になったのでした。

アレルギーの治療をするときに大事なのが
原因物質を徹底的に排除することです。
そして完全に大丈夫と分かるまで辛抱強く続けること。

その2点を怠ると、「アレルギーマーチ」と言って、
アレルギーがどんどんかたちを変えて進行していくのだそうです。
たとえば食物アレルギーだけだったはずなのに
喘息や花粉症にもなってしまったりする、ということです。

逆に言えば、出来るだけ初期の段階で気付いて適切に対応してやれば、
アレルギーが広がるのを防いでやることが出来るかもしれないということです。
「卵や牛乳のアレルギーだけなら、きちんと除去食をしていれば
 だんだん消化器官が発達していって
 直る可能性は高いですから。頑張ってください」
時々主治医が言ってくれたこういった言葉が、私にはとても励みになりました。
そういった言葉かけのおかげで挫折することなく
除去を続けていくことが出来たのだと思っています。


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