UNPLUGGED

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Mar 2, 2005
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カテゴリ: HEART*BEAT(恋愛)
皆さん、お久しぶりです。
生きてました、あたし。w

あれからどうなったかというと・・・
実は、この直情的でけなげでまぶしい日記を直視することができず、
ブックマークから飛んでくることすらできませんでした。
独り思い悩むうち、彼の中の自分の存在の軽さを憂えて、あの恋を諦めてしまいました。

だって・・・あたしよりも寝ることを優先するっていうし、クリスマスも卒論が忙しいから会えないだろうって言うし。
卒研でうまくやれない彼に、何故かあたしがイライラしてた。
彼自身のことだったのに、彼が一番辛かっただろうに・・・・・・。

彼の中では
会社>友人>家族>彼女
という優先順位だって聞いたときも、じゃああたしはいつも都合よく扱われる最下位の存在なんだ・・・って思って。
そうさせてもらうことが、自分が甘えさせてもらってるってことなんだ、って彼は言ったの。
優先順位は最後だけれど、あたしの席は特別で、大切な順は、自分の次、唯一自分の次なんだって言っていた。

今はわかるんだ、その意味が。
自立した大人の愛し方だったんだよね。
でもそのときはわからなかった。
ただ、自分の価値が何よりも劣る、都合のよい存在なのだと思っていた・・・。
だから、執拗にせまってしまったんだ。
少しでも会いたい、カオを見て話したい、あたしにもかまってほしい、って。

「そんなんじゃ、これからどうするんだ」
彼は言ったの。
これから卒業して、会社に入ってからも、ずっと忙しくて会えることもほとんどないだろう。
会いたいとか、そういう欲望は尽きないもの。
そのときもずっと、こんな風に言うのか?
って。

もう、本当にわからなかったの。
全部信じられなかったの。
彼が愛してくれていること、あたしと会っていないときだって、心の中にあたしがいること、大切にしてくれていること・・・。



あたしは、罪を犯してしまった。
愛してくれている彼をほうって、別の男性に興味を持ってしまったの。
好きとかじゃなかったんだけど、気が合うし、あたしに時間を割いてくれたの。
大事にしてくれるかな?って思ってしまったの・・・。

その気持ちは、大事にしてくれない彼への憎しみになって、刺すようなメールや電話の声となって彼に届いた。
あたしは些細な嘘をついた。
もうひとりの男性が見ているTV番組を自分も見ている。
普段TVを見ないあたし。
なんでそんなん見てるの?とMSNメッセンジャーで聞かれて、たまたま、と答えた。
実は、そのもう一人の男性と彼は丁度MSNメッセンジャーで話していて、その番組の話を聞いていた。
彼の中で、何か絡むものがあったんだろう。
彼は電話をしてきた。

そこで、問い詰められたのは、別の件だった。
「早く、お前のついている嘘を全部話せ。それができないと二人の関係が始まらないから」
あたしは大きな大きな嘘をついていた。
元カレに自分達二人の関係をバラすな、と、最初の日に約束した。
でもあたしは、元カレに話してしまった。
元カレのその日からの反応に、彼氏はもちろん気づいた。
そこで、白状してしまえばよかった。
あまりにも分かりやすい嘘を、つき続けた。
それで容赦してほしいと、甘えていたんだ。
彼は、そのことについて早く向き合ってほしいと、ずっと願っていたんだ。

あたしはそこで、白状した。
そこで終わるかと思った。
けれど、詰問はまだ続いた。
もう一つ、小さな嘘は?
もちろん、例のTVの件だと思った。
あたしは罪悪感と恐れから、慎重さを欠いた返事をした。
あいつが見ていたから、面白いから、見た。

その声色から、彼は疑いを持った。
「お前、あいつのこと好きだろ」
「すこしね」
もう全てを見透かされていると思ったあたしは、そう答えた。
心の中では、もうこれで浮気を責められて、終わってしまってもいいやと身勝手に思っていた。

「ちょっと待って、それきつい・・・」
彼は、ショックにだまりこんでしまった。
「お前の心には、すでに、別の男がいたんだな」
それほどでもなかったんだけど、そうは伝わらなかった。

もう、止めることはできなかった。
その瞬間、壊れて永遠に元に戻ることができなくなるだなんて、考えもしなかった。
あたしは別に、そこまでもう一人の男を気にかけていたわけじゃない。
ただ、彼を諦めていたんだ。
もう彼の心は離れてしまっているんだと、勝手に決め付けて・・・。


「お前はカンチガイしてるみたいだけど、俺は・・・お前のこと・・・・・・好きだよ」
ずっと、聴きたかった言葉。
泣いた、泣いてすがった。
どんなにその言葉を待っていたか!
ただ、あたしのこと好き?って聞けばよかったんだ。
そして、不義理なあたしだけれど、少しずつ嘘と向き合って、彼との間の嘘を取り払えばよかったんだ。
もう・・・遅かった・・・



哀しい哀しい悲恋。
この日記を毎日きちんと見ていたら、けなげだった自分の愛情を確認して、まだまだがんばれただろうに。
日記を見てくれた皆に相談しても、よかっただろうに・・・。

愛しいあの人、さようなら。
白く揺れる記憶の中のあなたを抱きしめる。
夢猫、っていうハンドルネームだったんだ。
彼は猫になって、どこかへ消えてしまった。
夢だけあたしの中に残して。
この夢と、生きていこう・・・





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Last updated  Apr 7, 2012 09:44:46 PM
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コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
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