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December 21, 2005

山荘無量塔茶寮紫扉洞」で頂くことになります。ここでは、全部個室なので、周りを気にせずゆっくりと朝食を楽しむことが出来ます。

朝ご飯で楽しみにしていたのは「ざる豆腐」。作りたての豆腐は、大豆の風味も豊かでとっても美味しい。このほか、など、おかずも沢山。で、驚いたのが、ご飯の美味しいこと！夕食時のご飯よりも、甘味があってずっと美味しい。朝から食べ過ぎてしまいました。

さて、チェックアウトまでの時間を Tan's Bar で過ごす。お目当ては、P-ROLL。とっても大きくてクリームたっぷりの、ふわふわロールケーキです。ちなみに、 B-speak というお店でも売っているのだけれど、すぐ売り切れてしまうようなので予約がオススメ。甘さ控えめのケーキと美味しいコーヒーで、くつろぎました。テラスの向こうには、森に囲まれた談話室が見えます。

タンズバーから談話室を望む

今日の宿は「由布院玉の湯」なので、チェックアウト時に荷物を「玉の湯」まで運んでもらう手配をする。湯布院御三家の「亀の井別荘」、「由布院玉の湯」、「山荘無量塔」に泊まると、次の宿泊先まで無料で荷物を運んでくれるサービスがあり、手ぶらで移動できるから便利ですよ。

女将さんと話をしたついでに「これから、ハーブワールドに行くんです。」と言うと、地図を取り出して道を説明してくれた。そして「駐車場の向こう側に行くと、アルテジオの脇に出ますから、その方が近道ですよ。」と教えてくれました。玄関から道路に出たところで、女将さんをはじめとして、お部屋係りの男性スタッフの方など、みんなで姿が見えなくなるまで見送ってくれました。本当にお世話になりました！！

さて、駐車場に向かって歩いて行ったのだけど、なんだか行き止まりっぽい。前には、こんな駐車場はなかったよなぁ～、と不思議に思いながら進むと、突然目の前に下り階段が出現した。どうやら、新しく出来た小道らしい。降りていくと、アルテジオの隣って言うか、裏手に出た。なるほど、これは近道だ。

ハーブワールドに行く途中の道では、大規模な造成工事が進んでいて、かなり埃っぽかった。どうやら新しくホテルを作るらしい。こんな山奥に作るなんて、やっぱり無量塔が成功したからなのかな。静かな鳥越地区もだんだんにぎやかになっていくのだろうか。ちょっと、寂しい気がするね。

炎天下の中を歩いて、やっとハーブワールドにたどり着いた。

湯布院ハーブワールド

まず、入ってすぐの売店を抜けると、イギリス式・ノットガーデンが広がっている。

イギリス式ノット･ガーデン

そして、右手の山の斜面には、さまざまなハーブが植えられており、展望台や展望足湯がある。生憎、レストランが閉まっていたので、とりあえず展望台に行こうということで斜面を登っていったが、何しろ暑いので大変だった。やっとの思いで展望台にたどり着くと、そこは湯布院盆地が一望でき、涼しい風が吹き抜ける心地よい場所だった。

のんびりと風に吹かれているうちに、あるものを発見！右下に小さく見えるのは、陸上自衛隊湯布院駐屯地。よく見ると、トラック他、自走砲らしきものも見える。ちなみに、イラク派遣第7次群（部隊）は、一部この駐屯地からも参加したらしい。

さて、一休みして元気が出たので、ハーブワールドを後にして、湯の坪街道までテクテク歩いていく。途中で、さっき展望台から見えた陸上自衛隊湯布院駐屯地の前を通った。せっかくなので、門の前で写真を撮っていいか聞いたら、断られました。やっぱり、ダメだよね。

湯の坪街道は、やはり人が多い。お昼時ではあるが、あまりの暑さに目に付いた「カキ氷」の幟にふらふらとお店に入った。冷たい宇治金時でやっと一息ついて、今後の予定を検討する。今、甘いものを食べたばかりなので、とりあえずお腹はいっぱい。だんなは、お昼を食べる前に短パンを買いたいと言っている。ジーンズでは暑いから嫌なんだって。確かに旅行に出かける一週間前の気温は28度くらいだったのが、ここに来てずっと、32度くらいで推移しているから無理もない。でも、高級旅館にチェックインする格好ではないよね......。

というわけで、炎天下の中をグルメシティー湯布院（ダイエー）まで川沿いの道をテクテクと歩く。周りの田んぼでは、青々とした稲穂が風に揺れていて、とっても涼しそう。に見えるだけで、実際に歩いている私たちは汗だくだ。この時は、レンタルサイクルって、駅前にしかないと思い込んでいたから歩いたのだけれど、後で思わぬ場所にレンタサイクル屋があることが判明するのである。この時知っていれば、こんなに歩かなくてもすんだのに......。

無事に、短パンをゲットしただんなは、足取りも軽く歩いている。ようやく、お昼ご飯にありつけそうだ。目指すは、手打ち蕎麦が美味しい「花野そば」。玉の湯の夕食は量が多いので、お昼は軽くお蕎麦にしようというわけだ。ここでは、100％蕎麦粉を使った生粉（きこ）打ちがオススメ。また、蕎麦つゆが「甘口」と「辛口」の2種類出てくる。関東者のわれわれには、やっぱり「辛口」。生山葵は鮫皮のおろし金を使って、その場ですりおろす。やっぱり、香りが違うね。出汁巻卵も美味しかったですよ♪

さて、お腹もいっぱいになったので、いよいよ「玉の湯」に向かいます。（その３／後編に続く）