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前にも書いたが、伊織にはイタリア人の 同い年の親友がいる。ジャコモくん。去年 彼はダンス教室と YMCAの水泳教室に通わされたんだが、今年度からは 空手教室と水泳教室に通っている。ダンスは お母さんのジョルジャが好きだから だったんだけど、空手は ジャコモがやりたい(多分ダンスよりは空手の方が好き)ということで変更したみたいだ。今月は ジャコモの5才の誕生日。 空手教室でのバースデイ・パーティーに 伊織が招かれた。小梅も一緒に呼んでもらって、でもいざとなると 小梅はやらなーい。 そう言って私にくっつき、子供たちの 一日空手教室を眺めていた。それで、どんなことをするんだろう と興味津々で観ていたんだけど。い、いけないんだけど。何度も 笑い出しそうになるのを 懸命にこらえた。インストラクターの声太の青年と、助手の青年の2人が担当していたのだが、(助手は うらなり君タイプで、空手を嗜むというのが 隠し芸みたいだと思った)左手で拳をつくり、 右手は開いて 両肘を直角にして 胸元でパシッと両手を組む。この動作一つ一つに 加える言葉がアイ・コンタークトォー! (Eye contact!)リスペークトォー! (Respect!)セルフ・コントロオール! (Self control!)セルフ・ディシプリーン! (Self discipline!)...戦時下の 軍事教練みたいだな。母の、 大東亜戦争(← 第二次世界大戦)の頃の 軍人さんは、みんな そらぁ こわかったよ。 そんな言葉が 私の頭の中で翻っていて、自由奔放な アメリカ人たちがわざわざ 月謝を払って嬉々として 命令に従っている その様が余りに妙で、おかしくて 吹き出しそうになるのだ。4・5才の子供たち(伊織も含めて)なんか、もうホント うっれしそーな笑顔満面で、それらの命令を後から連呼し、従っているのだ。で、道場は dojo とか書かれていて、 人工畳に 父兄が土足で入ってたりするし。(私もその一人。 いいのか、それで? と思いながらも 郷に従った。)子供たちは 一通りのレッスンを終えて ピザを食べ、バースデイ・ケーキとプレゼント開封タイムに入ると もうすっかりハジけてしまって、その後まだ 板割り というクライマックスのレッスンがあったんだが、インストラクターの青年は 彼らを統率するのに かなり苦労していた。(笑)パシッと手を組んで リスペークトォー! と言うんだが、子供たちの集中力が もう切れてて。(笑)しかも、足で 比較的柔らかい板を パンッと割るんだが、女の子たちの方が 男の子たちより ずっと逞しく、ためらいもなくドンッ! と足を踏み下ろし、 一度にバキッ と折っていた。生来の強さなのか、女たちよ。ジャコモのお父さんに ジャコモは去年ダンスで、今年は空手ね と話しかけると、Non mi piace per niente, ne uno ne altro.(俺はどっちもきらいだ。)とイタリア語でボソッとぼやいていた。 (← 彼の本音)最後には ジャコモは山のようなプレゼントをもらい、ジョルジャは 私に イタリアで入手したエリーザのCDを渡してくれて、お金を受け取ろうとしない。日本に里帰りしたら 何か伝統的な物を買ってくる ということで 落ち着いた。私は高校時代 剣道部に入っていたけれど、今振り返ると あの経験は貴重だったな、そう しみじみ思う。私の剣道なんて ヘボそのものなんだけど。人生の中で、 間(ま)の取り方 というのを、剣道の対戦の時だけでなく 日頃の人間関係で どう取るべきか というのを学んだ気がする。礼節もある。先に書いた保育園での罵倒の件で、視線を据えて 相手を威圧する というのも、剣道をやっていたときの 気合で負けるなという事につながっている。武道はやった方がいいかな。そんなことを思いながら、チラッと伊織を見ると、マシュマロがふわんふわん 弾んでいるような 彼の姿に...あんたはダンス系ねえ。 本人は お風呂をパパにしてもらいながらも、エリーザの歌を 口ずさんでいた。 (笑)
2008.01.31
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自分の運転席から、その男は 車内の私を睨みつけて罵倒していた。10秒? 15秒? 一言、二言ぼやくのでなく、罵っているのが その表情から見て取れる。保育園の子供のお迎えで、いつもひどく込み合うパーキング・ロット(駐車場)での話。私の後ろにピッタリくっついて入ってきた車が、私のバック・パーキングでの手間取りにキレたらしい。というのも、私が入ろうとしているスペースのすぐ隣(なぜ?他にも空いてるのに)にわざわざ自分の車を停めにかかって、私が修正しながら停めている のが気に入らなかったのだ。こちらの立場としては。 本気か? マジックミラー越しに怒ってるつもりか? 全部あんたの攻撃的な顔が見えてんのよ。 女性蔑視と人種差別をあからさまにした言葉、使ってるだろう。と、ビックリしながらも 見て取るものは見て取って、車から降りた。子供たちが出てくるまで、あと10分弱。父兄の一人である その男も 向かう先は同じに決まっている。 でも、すぐには来ない。いつも言葉を交わす おばあちゃま(孫の送迎)や 他のおかあさんとニコニコニッコリ天気の話などしていると、間を取って後ろに現れた。さりげな~く そこのパーキング・ロットに言及する私。 ここの混雑には、皆が毎日うんざりしているのだ。そして。 子供たちが出てきた。おばあちゃまの 可愛い(本当にきれいな子なのだ、この子は)お嬢ちゃんが はじけるように飛んできて、2人にバイバイ。 おかあさんたちも、子供の手を引いて去って行く。ニコッと手を振って後ろを振り返り、背筋を伸ばし、思いっきり真顔で その男性に顔を向け、視線を据えた。ダディー! ディズニー プリンセスのまっピンクのバックパックをしょって、女の子が彼に駆けて来る。あら、そう この子があなたのお嬢ちゃまなのねえ。 という顔で 2人をジッと見る私。そそくさと女の子の手を取り、仲良さ気に去りながら、遠目に少しこちらの様子を伺う男性。ジーッ。 ジーッ。 ジイイイイイイーーーーーッ。全身で 厳しい様子を表現して、彼を見続けた。あなたが罵倒して、ざまあみろと思った相手は、一人の人間です。見下して攻撃しましたね。私にも感情があります。強い強い感情があります。私は あなたのしたことに腹が立ちます。私は あなたの行為を非難します。I’m BLAMING you!翌日どう対応しようか その夜 ちょっと寝床で考えたけど私はそんな意地悪ではないし(← どこが?) ま、普通にやり過ごそうという結論で落ち着き爽やか(?)に翌日のお迎え時間、また保育園に。実際、 人の顔覚えが悪い私は 翌日には誰なのか あまりわからないのだ。 目印がプリンセスのピンクバックパックの子供ということしか。(笑)でも、すぐにわかった。新品の明るい、春向けのウインド・ブレーカー風ジャケットに、なによりもサングラスかけて 現れるんだもん。(↑ 冬の 日差しが弱いこの時期に サングラスをかける輩はどこにもいない。)僕を 責めないで くださいと書いたプラカードを下げて 立っているのに、等しかった。リスの心臓の持ち主だったのかい。というわけで。この勝負、 私の勝ち。アメリカ男になんか、負けないわよ! と 変な自信をつけた私。He did make a big mistake. そう、後日 夫に言った。ショッピングモールで偶然見かけた相手にしたように、子供の父兄仲間に罵倒するなんて。学年が終わるまで まだ数ヶ月、週4回 顔を合わせんのよ? 私の性格を嫌というほど知らされている夫は 内心その男性に同情した に違いない。と、私は読んでいる。ま、彼には良い勉強になったことでしょう。しかし... サングラス...。(爆)
2008.01.27
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キング牧師の日、として 1月第三週の月曜日 は祝日。(学校・公務員は休み。一般の勤めは休みにならない。)子どもたちと 家にいるのがわかっているので、昨日の午後(9:00am のミサの後に買い物を思ったのに、 同行の小梅が あたまいたーい!!! と車中で大騒ぎしたのだ。 しかたない...家に戻って少し介抱した。)3時過ぎてから 食品の買い出しに。アメリカのスーパーは 雑誌や本も置いている。 一月前のアーベントの頃、 People 誌の特別号として、 著名人の若すぎる死 というのが そこで売られていた。 50人くらいのハリウッド・スター、ミュージシャン、 スポーツマンや グレース王妃・ダイアナ元妃 などを集めて見開き2ページを 一人について割き、大きな写真と簡単な記事(死因)を載せたもの。これを買うのは どうも気が引けて、 でもカレン・カーペンターや 殆どの芸能人が雑誌撮影で見せる あの華やかな笑顔に引き付けられて、つい じーっと立ち読みしてしまった。悲しいかな、 多くが overdose (薬物大量使用)によって生命を落としている。麻薬の使いすぎ というのは一部で、 実際には精神安定剤や鎮静剤といった 一般の薬の多用に依るところが大きいみたいだ。それと、銃。宮崎監督のアニメ、 魔女の宅急便 はディズニーと契約して、 英語吹き替えで Kiki’s Delivery Service として こちらで売られている。主人公の女の子、キキのお共である 黒猫、ジジ。この声を吹き替えたのは Phil Hartman というコメディ系の俳優。Kiki’s ... の作品の最後だったか、 Phil Hartman のmemoryに、と言葉が添えられている。memory というのは 死後 その人を忘れないように ということだから、数年前、 そのビデオを小梅と伊織用に買って観た際、 夫に尋ねた。亡くなったってこと?彼は 奥さんに撃ち殺された。ギョッとして それ以上何も聞けなかった。そのPhil Hartman。 立ち読みしている雑誌に 写真と記事があった。 夫婦仲良く姿を見せている一枚まで。妻である彼女も、 警察が来て状況検分やらに追われている中、 自分を撃ち抜いて自殺してしまった。残された二人の子どもたちは 親戚に引き取られた。この事件、 アメリカ中を騒然をさせたみたいだ。だから夫は よく知っていたのだ。本当にキラキラした 魅力的な姿ばかり、 それなのに 数少ない 病死例以外は、悲劇といっていいような終わり方で 彼らの殆どが 若いまま逝ってしまった。いい意味で生きて、 いい意味で人生を終わることは たやすくないんだろうか。スポットライトに囲まれた人たちほど、 それは難しいことなんだろうか。自らがいたずらにその寿命を縮めてしまったような 駆け抜け方。食品の買い出しという用事を 思わず後回しにして、 そんなことを考えていた。最期まで 神様の御旨に従って 生き、来るべき死を迎えた方が ずっと幸せだろうなあ。命って、自分だけのものでもない と思うし。生きようねえ。なんとなく、子どもの顔を見て そう思う。誰もがかつて持っていたに違いない、屈託の無さと無邪気なドタバタとを見せる 二人を見ていたら いのちって尊いなあ。 感じ入るばかり。真摯に、生きようねえ。
2008.01.21
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子供たちを寝かしつけてから 夫がテレビを見ていたら、久しぶりに スーパーナニー をやっていたらしい。この番組、手に負えないような 腕白、ワガママ、好き放題やり放題の子供たちを 躾け直す意味で Jo-Jo(ジョージョー)というベビーシッターさんが家庭の方針を見直して矯正する番組。メリー・ポピンズ現代版 というと わかりやすい。その回の家族は、カリフォルニアに住む(シリコンバレーかな)中国人夫婦と 5人の子供たちだったんだけど。そりゃーないでしょ! と私は思った。 いや、今でも思っている。すごいお金持ちで、3年前に大邸宅を購入してあるのに、5人の子供たちの振る舞いを考えると移れない とかいう話、らしい。で、最初はマンション暮らしの様子が映るが、それだって日本人レベルからいったら十分な大きさ。Jo-Jo は刺激を与えるのと躾け方を切り替えるいいチャンス、と 明日 新しい家に移るわよ!と言って その通り家族は引っ越すのだ。それでその翌日から スーパーナニーの助言で おっきな家で躾が始まるんだが。そんなすぐ、暮らせる体制が取れるか? 普通。夫は、きっと家財道具はもう揃ってたんだよ と言う。引っ越しトラックが ベッドのマットレス運んでたじゃない。 私の言葉に うーん。移ってから少し日数を置いてから撮影したんだろう、続きは。 私もそう思う。5人の子供たちの最年少は3才か4才といったところ。で、5人の週の習い事は 合計で40になるという。習い事が多すぎて 学校の宿題ができず、就寝が遅くなると言う。Jo-Jo(← イギリス人)は アメリカの家族が みんな習い事に熱心すぎるくらいで、子供たちにストレスがかかるわ、と言う。...そういう問題じゃないだろ。40の習い事に通わせると、 月の支出が幾らになるんだ。奥さんは専業主婦。(← それはそうでしょ。一番上の9才を頭に ちっちゃいのが5人だもの。)御主人が すごく稼いでいるのは もう目に見える様子なんだけど。Super Nanny で登場する家庭って、毎回お金持ち、 というか 大きい綺麗な自宅持ちばっかりなんですが。なんだか今回は チャイニーズの アメリカン・ドリーム話くさくて、つい その豪華ぶりに目が離せなくて 全部観た。で、なんとなく スーパーナニーという 番組の在り方に 腹が立っている私だ。unusual (非日常的)というか、unrealistic(非現実的)というか。普通は ちっさい家の中で ギャーギャー ワイワイ 子供たちに騒がれ、言うことを聞かないと 廊下の隅っこに連れてくと もうすぐの距離でキッチンにやってきて いやだもーん と言うのだ。少なくとも 我が家では。ああ、スーパーナニー、きれいに仕上げすぎ。
2008.01.18
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里帰りをしようかどうしようか、ちょっと悩んでいるところ。航空券の予約を実は 思い立って昨日したけれど、日本円で330,000 くらい。大人一人と 子供二人で この料金。 夫を もし数に入れたら すごいことになる。 (← いえ、出せるお宅はいいんですよ、そんなもんでしょ、と言われそうですが。)国際結婚なんかすると、こういう羽目になる。老いた両親に孫の顔を見せないと あまり時間がないなあ... と焦りながらも、 ああ、このジレンマ。来年に延ばそうか、という誘惑(?)も ちらっと頭に浮かぶ。でも 小梅も伊織も、行く気満々。京都の舞妓さんでも 見られたらいいけど。小梅の小学校体験入学というのも 視野に入れての 里帰り計画。なれど。どうしようかしら。 夫よ、本当にいいの? 飛行機に乗るだけで 3,100ドルよー。(涙)
2008.01.17
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Epifania、英語では Epifany。日本語では 主の御公現の祝日。(カトリックの暦上の祝日です)イタリアに来る前は さほど気にもとめなかった この祝日が、 今はとても大事なものに思える。東方の三博士; tre Magi に対する尊敬の念とか、イエズスはもとより、聖家族が公に現れる その最初の事柄が まるで クリスマスツリーに掛けられた 特別に作られた繊細なオーナメントのようで、大切に そっと両手で包みたくなる。ベファーナの話を 子供たちにすることさえ、すっかり忘れていた。今日のミサに 小梅と伊織を一緒に連れて行きたくて、これでクリスマスは終わりを告げるよ、と言って よく見ておいてね、この飾り。 特に小梅は嬉しそうに写真に収まっていた。赤と白の 見事なポインセチアの葉が さすがにしょぼんとしていた 今朝だった。午後は伊織のクラスメートの女の子の お誕生日パーティー。昨日の朝が 小梅のクラスメートの男の子の 誕生日パーティーで、そちらは 野球を教える室内のジムみたいなところだったけど。今日のは ボウリング。実は 今どきの 子供たちのお誕生日会、ダンススクール・体操ジム・スイミングスクール・ゲームセンター・ボウリング場 などなど、(ヘアサロンもあったな) ビジネスで成り立っているのだ。10人ほどの参加者で200ドルほど。300ドルに上ることも ままありそう。呼ばれる方も カードだプレゼントだ と用意しないといけないが。呼ぶ方は 大出費。小梅のパーティーにも呼んでねー、 とクラスメートの女の子は さらっとおねだりしていたけれど、うち、そんなパーティーを開く余裕は ないんですけど...(汗)200ドルから300ドル掛けて 何か買ってあげる方が よっぽど嬉しくないか?( そうはいっても か、買いませんよ、そんな高価な物)ちょっと どうかなあ、と思ったのは、 学年が始まってすぐの頃に 呼んでくれたジムでの誕生日パーティー。 プレゼントはいらないから、マナティーの保護のために 募金を、 ということで。でもこの界隈の奥様方は 募金 + プレゼント を持ってきていたな。その趣旨はいいんだけど。つい数週間前の ローカル新聞に、 その話が 誇らしそうに載っていて、エッという感じだった。今さら、なんで? 誰がその情報源?記事によると、おもちゃはいっぱいあるんで もらうんなら何か他の事にということで、即席に決めた募金先だったらしい。で、マナティーのフォスターペアレント みたいな形の証明書を その女の子の名で受け取って。35ドルでよかったんだけど、140ドルも溜まったわみたいな 親のコメントが書いてあった。全額寄付したと思うし、それはいいけど。寄付したみんなの 名前にしたら? と思った。それに、プレゼント無用なら 何も持ってこないでください と言ってくれるとありがたい。募金のいきさつは 個々に知らせてくれていたらよかったのだが、ローカル新聞に 子供の名前とその善行(他人からお金を集めただけですが)をでかでか載せている辺り、 なんだかなー、名前を売りたいんだなー、とウラを読んでしまう私であった。 その記事の出る数日前、小梅は淡いグレーのパンツルックに ペイントの染みをつけて帰ってきて、しょうがないなあ あんたは、と言いかけたら 小梅じゃないもん、○○ちゃんがやったの。○○ちゃんというのは そのマナティーの件の女の子だったから え、なんで? と尋ねたら。Aちゃんと一緒にいたら、○○ちゃんは その子と最近仲良しで、小梅に焼きもちやいて ペイントを振ってきたの。 からかう調子で。○○ちゃんは 先生に見咎められて、校長室に行った。で、ふと思い直すと。○○ちゃんのお母さんも もう一人 3才の男の子がいるのに、なぜかPTO(日本でいうPTA)活動に意味もなく積極的だし。...3才児の世話は誰がするのだろう、彼女が小学校でボランティアをしている間...。(謎)これは いい人というより、売り込みに忙しいんだなー と感じた。ま、記事には 募金活動が好きになってきた、あちこちに募金を始める娘や家族、 とか書いてあったからどうぞ がんばって続けていただきたいものである。こういうことは 裾と風呂敷を広げると、すごいことになるアメリカなんだけど。その家族の慈善のスポンサーになるのは あまりすっきりしないんで、来年度は同じクラスにならないといいなあ。それにしても、○○ちゃんのお誕生日パーティー(ジム)にかかったろう200ドル、 最初からパーティーしないで マナティー保護財団に寄付すればよかったのに。ああ、考えれば考えるほど すっきりしない。
2008.01.07
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落ち着きを持ちたい。信じ難いことだが、 アメリカに住むことになってから 今日に至るまで、気持ちに落ち着きがないまま 過ごし続けている。その落ち着きの無さ から、 子供二人の呼び声 (「ママー!!!」)で思考が寸断されて、咄嗟に置いた物が しょっちゅう不明になる とか、私の机の上は 常に紙の山、書く場所がない とか、ピアノやマンドリンは いつ練習を再開するのか イタリア語とフランス語、あ、英語も いつ勉強し直すのか とか、子供たちの 赤ちゃんの頃の玩具、衣類、靴など いまだ地下室にドンと箱詰めで置いてある とか、課題が山積みで 散らかっている状態 が続いている。こ、今年こそは違うぞ。 片づけるぞ、一つ一つ。ああ、とてもささやかな 私の新年の決意。それと、イベント狂いの アメリカの巷の生活にも 翻弄されることなく、本当に 落ち着きを持って いらないことに ノーと言いたい。伊織くん。9月の 君の幼稚園通い(義務教育。2時間半程度だけど スクールバスが 家の前と学校間を送迎してくれる。)で お母さんは すこーし楽になるでしょう。↑朝から午後3時半までの 小学生生活までは まだもう一年ある。 それまでは今とあまり変わらないけど、 保育園の送り迎えの毎日は結構手間なので、これだけでも大違い。あ、あと 予算がきつそうなこの一年。 (原油高と 食品の値上がりが生活を直撃している。)節約しましょう。
2008.01.06
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ホリデイ といって何が大変かというと、 特別な日を祝うための料理。食卓を賑わそうと思って食材はどっさり買い込む羽目になるし、新鮮でないと美味しくないから、と祝日の直前までマーケットに何度も足を運んだりと、慌ただしい事この上ない。今は笑えるけど、 実はクリスマス・イブの夜は 久々に口ケンカになった。夕方のミサの後、私はイブのディナー作りに直行で帰宅したけれど、会社から教会に出向いてきた夫は ちょっとスーパーに寄る、という。いいよ、ついでに隣のおばあちゃまが 子供たちにクリスマスプレゼントをくださったんで、お花を買って持って行く?そのおばあちゃまというのは 元々 夫の長年の隣人で、癌に侵されているので 次のクリスマスがあるかどうか、誰にもわからない。その日の朝、ジョンは今日仕事? と 夫の顔を見たそうな素振りだった。割とのんびり時間をかけてから帰宅した夫は、どうしよう、夕食後に持って行く? というが、その日隣では 親戚一同集って イブのパーティーをやっている。遅くなると 癌患者の隣人は疲れ果ててしまうだろうし。今にしたら、と勧めた後。待てど暮らせど、 戻りゃしない うちのジョン。(ああ、まるで犬の話をしているみたい。)それで、バッカラのフライ、ボンゴレのリングイーニ、カニの足、シーフードサラダなどなど、夫の要望に応えるべく こしらえた数々のディナーは えっらく私たち三人待たされて、 挙げ句 一番美味しい作り立てから ずっと時間は過ぎてそれでも戻ってこなくて こっちから電話で呼び出す始末。怒りましたね、私は。 子供たちのベッドに入る時間も 大きく狂ったし、せっかくの家族のお祝いは台無しになるし。翌日、クリスマス・デイ。朝のミサの後 家に戻って、 今から取りかかるかあと思ったら、 どうする? ○○寿司(日本食レストラン)に行く?小梅は すごい期待感で 行く、行く、寿司がいい! と言い続けるし、私はクタクタだし。... 初めて。クリスマスに、外食で寿司を食べてました、家族で。(笑)で、ニューイヤーズイブ、giorno di San Silvestro、 または大晦日。(全部同じ。12月31日。)夫は なぜか、その前日である日曜日、 子供たちと 墓参りや ボウリングに行って、 新年用に何かお花を買ってきて、という私の要求は 後回しで 大晦日の日中に 買いに行くべき物のリストを書き込んでいた。(← 夫は仕事。 買いに走るのは 勿論私。二人の子供連れで。 涙)何が欲しいって、ビーフだの ホットドッグ用のフランクフルトだの、さらに、 ケンタッキーフライドチキン を食べたいという。ぎゃ~~~! という気分になりましたね。ビックリするほど、スーパーには人がうじゃうじゃいたし、伊織は ちょっとしたことで拗ねて、買い物がスムーズに運ばないし、ケンタッキー のお店に寄ると、 そこで食べるー! と さらにごねるし。(↑ 彼は フライ物を嫌って 普段から食べない。母の私は 君の好みを知っている。ああ、それなのに。)だめよ、お昼は年越しそばを作って食べるのよー! と止めたら。靴を脱いで 運転中の私にめがけて投げる、伊織。あ、あぶないだろーーーーー! よせばか、やめろーーーー! またも、 クタクタ。大晦日のお昼は 午後3時半頃に 年越しの たぬき蕎麦。 でもおいしかった。夕は フライドチキンに いろいろ野菜料理。 とサラダ。で、今日、元旦のディナーはローストポーク鶏腿肉のオレンジ風味... スロークッカーで作る 某大手食品会社の出すクッキングブックのレシピに従ったら、 これは見事に大失敗。 焦げたわ~。カンネッローニ (筒型のパスタで リコッタチーズを詰めて オーブンで焼く。なぜか ここ、アメリカでは マニコッティ と呼ばれている)付け合わせの野菜料理サラダディナーロールあと、パンドーロ、 ケーキ、アイスクリームロール。大きなメロンまで 手が出なかった 私たち。キウィとブルーベリー (なんだか果物の季節が違っているような。)は 朝食に出したら、ムシャムシャという感じで 口にしていた子供たち。日本風の食パンでの バタートーストやソーセージ、 フランス風のオムレツ という献立だったので、 これもいつもより 贅沢な食卓だった。明日から また一日が始まる。学校も、 仕事も、 通常どおり。日本人の私には これがきつい。休ませてー、三日間は休ませてー! と心の中で叫んでいる 年始三ヶ日の私である。 何はともあれ、今年も宜しく お願い致します。
2008.01.02
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