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2006年09月01日
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カテゴリ: 好きな本について
エンラッドの王子であるアレンが、大賢人ゲドのもとに訪れたところから、物語は始まります。

エンラッドで魔法の力が弱まって、不吉な出来事が頻発して起き、アレンがゲドに助力を求めにきたのです。

異変は、エンラッドだけではありません。
アーキペラゴでも、魔法使いが大切にしてきた均衡が失われて、秩序とモラルが崩壊しはじめているのでした。

ゲドは、異変の原因をつきとめるため、旅に出る決意をします。

行き先も、目的も定かではない旅ですが、アレンが同行することになります。
…世界は荒れていました。
混乱と争いがたえない港町ホート・タウン、ハジア(薬)におぼれる人々、言葉と力をなくした魔法使い、まがい物のローバネリーの絹織物、よそ者には攻撃をしかける民たち。
そして・・・竜すらも言葉を失いかけていたのです。

腕環がひとつになったにもかかわらず、アーキペラゴに平和がもたらされないわけの邪なる者の正体と居場所をゲドはつかみます。

魔法と均衡が失われ、世界が平和にならないのは、統治者たる王が不在であることと、王不在を突くようにして、邪悪なるものが動き出したことが原因なのでした。

邪悪なるものは、禁じられた忌むべき魔法を使って、民を惑わしていたのです。

邪悪なるものは、死者を呼び出す魔法を使っていた、今は亡くなっている魔法使いのクモでした。

ゲドはアレンと一緒に、クモを追って、さいはての島へ向かいます。
この世とあの世との境目である石垣を越えて、死の世界を旅して、死者の町を通り過ぎ、クモがひそむ死の世界の底へとたどり着くのです。

クモは自分が、生と死の世界を行き来することができる扉を開けて、生きている者と死者をも、自由に操る力を持った王だと信じていたのですが、そんな事はなく、クモが抱え込んでいたのは只の虚無なのでした。

クモは、全てを否定したために(自分の死すら受け入れなかった)、真の名、自分の生と死、自己を失い、心も身体も、実体をともなわないただの虚ろな影にすぎませんでした。
ゲドはそんなクモの虚栄をはぎとり、クモの過ちにピリオドをつけて、均衡と平和を取り戻すために、生と死の間を行き来できる闇の扉を閉めるのでした。

ゲドは果たすべき仕事をまたしても、きっちりと終えたのでした。


               < 第三弾 終わり >


あれ?アレンは何処に?ゲドが主役?アレン影薄くない…?
と思った方のために。

■追記■
この旅の主体者は、アレンでした(たぶん)。
旅をすべき者は、ゲドではなく、実際はアレンだったのです。

扉を閉めたのはもちろん、ゲドの魔法です。

しかし、その後のアーキペラゴの王となり、平和をになうのはアレンなのです。
アレンは何としてでも、死の国から生還しなくてはならなかったと思われます。

暗黒の地を生きたまま通過し、真昼の岸辺に到達することが、アレンの試練であり、アーキペラゴの王としての証でもあったようです。

つまり、アレンを王座にすえたこと、それが今回のゲドの偉業だったわけです。

第四弾に続く…。





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最終更新日  2006年09月01日 21時41分55秒
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