りょうの戯れごと

りょうの戯れごと

Feb 23, 2010
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カテゴリ: 本・読書
資格取得のための講習が日曜日に終わりました。
現状では、この資格をとると、俺の今の仕事では最上位の資格ってことになるかな。
まぁ、まだ補助的にとっておいた方がいい資格はあるんですけどね。

出来は・・・

まずまず・・・といったところかなぁ。
さすがに、今まで見たこともないような問題が所々出ていたけど、なんとか答えは出しました。
でも、合格点が90点以上だから、二問しか間違うことができない (*_*)
終わってから確認して、一問は確実に間違ったのがわかったし・・・


後は、運を天に任せるのみです。



ってことで、
早速日曜日から、読みかけのまま止まっていた本を、とりあえず読みだしました。

別に、試験があるからって、試験勉強をやってたってわけじゃないけど、仕事を終えて、疲れて帰ってきて、ホッとしたらすぐに眠くなっちゃう毎日だし、少し元気が残ってるからと言って、勉強しようとしたらすぐに眠くなっちゃうのに、好きな本を読むっていう気持ちにもなれないかったからね。
だって、それで試験に落ちたら、やっぱり自分で何をやってたんだろうって落ち込むからね。
とりあえず、勉強できるできないは別として、読書や映画やドラマ鑑賞、ブログの更新などは自粛してました。


で、今朝までに読了した本だけど・・・
実は二冊とも、もう二カ月以上前から、読みかけになっていた本です。
別に、面白くないから読みかけで止まってたってわけじゃないけどね。

仕事のこととか、試験のこととか、気分的なものとかで、なかなか前に進まなかった本たちです。
でも、今回はすっきりとした気分で、二冊とも最初から読みなおして、一気読みしちゃいました。


一冊目は・・・
「弁護側の証人 / 小泉 喜美子」

彼女自身は、今はもう亡くなってしまってるんだけど、この本は彼女のプロ小説家としてのデビュー作です。
一度絶版になってから、文庫版として復刊されたのが去年で、帯には「道尾秀介氏大絶賛!!幻の傑作ミステリー復刊!読者を欺く超絶トリック!」って書いてあります。
ミステリーなので、ネタばれになるから、詳しい内容はここでは書きませんが。。。
昭和30年代に書かれた本なので、ストーリーとしては今の小説のような複雑さはないし、奇想天外さもありません。
デビュー作ということで、文章表現等においても、少し稚拙に思えるところもありますが、それでも、あっと欺くトリックで、これを読んだ読者は「あぁ!そういうことだったのか」って、きっと驚ろくことだと思いますよ。

余談になりますが、この方は、内藤陳さんの奥様だったそうです。
内藤さんというと、面白本、冒険小説本の解説をした「読まずに死ねるか!」「読まずば二度死ね!」等で、俺に面白本をたくさん教えてくれたコメディアンです。
この人の紹介する本は、カッコいい男と素敵なヒロインが登場する、まさにこれが男だよなぁって思わせてくれる、熱い男たちを描いた面白い本ばかりですよ。
その人の奥さんが書く小説なのだから、面白くないはずはないですよね。

ちなみに、俺としては、小泉さんの本は前に読んだ「血の季節」っていうのが、すごく面白かったです。
こちらもミステリーで、バンパイア伝説を日本の風土に取り入れたロマンあふれる物語です。

楽天ブックスへは、こちらからどうぞ!


★弁護側の証人 / 小泉 喜美子★




続いて二冊目は・・・
「流れ星が消えないうちに / 橋本 紡」

こちらは先ほどの本とは打って変わって、心がキュンってせつなくなる恋愛小説。
この本を読み始めたのはずいぶん前のことで、この本を買った時は、「面白そうな本やなぁ。なくしてしまった心を取り戻したいなぁ」って思って買ったんだけどね。
いざ、読み始めると、物語と自分の心がリンクしてしまって、何度も先へ読み進めなくなってしまった本です。

やっと、最後まで読み切ることができました (^O^)

「忘れない、忘れられない。あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを・・・」(裏表紙から)

この物語に登場するのは、まだ大学生の男女。
そう言われると、甘く切なくほろ苦い青春恋愛小説のように思えるんだけどね。
でも、人を好きになる気持ち、自分にとって本当に大切な人を想う気持ちっていうのは、年齢に関係ないんだよね。
そして、その人を失ってしまった時の喪失感というものも・・・


主人公の奈緒子は、高校時代からつきあっていた恋人の加地君を、突然の事故で亡くしてしまう。
その彼女に、優しく手を差し伸べてくれたのは、加地君の高校時代からの親友の巧君だった。
ふたりは、お互い大切な人を亡くしてしまった寂しさを抱えながら、お互いを大切な相手だと思うんだけれど、亡くしてしまった恋人、友人の存在が大きすぎて、心のどこかにそれを引きずりながら生きている。

亡くしてしまった大切な人を、人は忘れることができるのか?
その悲しみを乗り越えて、新しい人とちゃんと向き合うことができるのか?
一度ボロボロに壊れてしまった心は、元の柔らかい心に戻ることができるのか?

そういったことが、題名である「流れ星」というロマンチックな現象を装置にして描かれた、お勧め本です。

この人の本、もう少しいろいろ読んでみようっと!

楽天ブックスへは、こちらからどうぞ!

★流れ星が消えないうちに / 橋本 紡★









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Last updated  Feb 23, 2010 11:49:05 AM
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り_ょ_う @ Re:生きるって…(11/15) ありがとう そんなこと言ってくれるのは…
アキアカネ♪ @ Re:生きるって…(11/15) りょうさんはちゃ~んと生きて、存在して…
りょう@ Re[1]:心配だけどさ・・・(12/14) アキアカネさんへ ありがとうございます …
アキアカネ♪ @ こんばんは お言葉に甘えて(?)おじゃましま~すヾ(…
M.T@ こんばんは りょうさん こんばんは。 またまた、お…

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