平成16年４月１５日ごろ・・・

開腹手術後・・・２日もたってくると・・・痛みとの付き合い方

が分かるというか・・・

「ここで、痛み止めの座薬をもらおう」っていう１日の流れができてきます。

痛み止めの座薬は１日３回しか使えず・・もし、それ以上痛ければ・・・

アノものすごく痛い筋肉注射の痛み止めをするしかないのです。（多分・・・）



落ち込んだり、パニックな気持ちも・・・少し落ち着いてきます。



で・・・



今の状況を冷静に・・・観察するわけです。



「お腹は切ったけど・・・どれくらい切ったんだろう？」

「いつぐらい退院できるんだろう・・・？？」



左手に２４時間点滴・・・背中に麻酔のチューブが入っている。

４時間ごとの傷口ガーゼ交換が行われても・・・・

怖くて、自分のお腹をみることは出来ません。



担当医の説明によると・・・・

胆管に「Tチューブ」が入ってる・・・それがお腹の外まででて・・・

プラスチックの容器に胆汁が溜まるようになっている。

＊胆管とは肝臓から十二指腸までのびる管です。
途中に胆嚢がくっ付いています。
肝臓で作られた胆汁が、胆嚢で濃縮されて
十二指腸に流れていきます。胆汁とは消化液です。

そういえば腰の辺りから・・何か管のようなものが出てる・・・(T-T)


ガーゼ交換は傷口をイソジンで消毒して・・・

傷口を数枚のガーゼで覆い、

成人用のオムツ（フラットタイプ）を半分に切ったものでカバー・・・

全体を腹帯でしめる。



手術後から微熱がつづいています。



ガス（おなら）が出るまで何も口にできません。

点滴を２４時間（５００ｍｌ×４本）・・・朝と夜に抗生物質の点滴・・・



手術後２日たつと

本を読む余裕も出てきたので・・・



看護婦さんに頼んで「トイレに行ってみたい」と言う・・・

すぐ、担当の院長先生と連絡を取ってくれ・・・

尿道カテーテル（バルーン）をぬきました。



でも・・・トイレに行くのがすっごく大変でした。

痛いし、ベットから起き上がるのに一苦労でした。

それでも、日に日に元気になっていく気がして嬉しかった。



１６日中には無事にガスもでて・・・飲み物のお許しがでて、お茶を飲みました。

その上、４日ぶりに洗髪してもらい・・・嬉しかった♪

１７日の朝より、4分粥で食事スタートが決まりました。



至って順調で・・・♪



内心・・

「ものすごく、早く退院できるかもしれん！！　

この病院始まって以来の・・記録やない？」って思ってた。



この後・・・どんでん返し・・・

「Tチューブから流れてくる胆汁より・・・

お腹のチューブの出てる傷口から漏れてる胆汁が多い・・」って状態で・・・

担当の先生が、これからの事をいろいろ考えていたとは・・・

その頃の私は、知りません。

つづく