不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

2011/05/15
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カテゴリ: テレビで見た感想
◇BS-P(hi)で「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~」で放送していたのを見ました。
『トウキョウソナタ』は、2008年の日本映画です。

海外でも評価の高い黒沢清監督が、一見平和だが実はそれぞれに秘密を抱え、心はバラバラな家族の行方を描く。
東京の小さなマイホームに暮らすごく平凡な4人家族。
ある日突然リストラにあった夫はそれを妻に言えず、妻はただ家事をたんたんとこなす毎日に不満顔。
長男はアメリカの軍隊に入隊志望、そして次男は親に内緒でピアノ教室に通い出すが・・・。
カンヌ映画祭「ある視点」部門で準グランプリにあたる審査員賞を受賞。

監督 黒沢清
出演 香川照之,小泉今日子,小柳友,井川遥,津田寛治 など


誉めてもしょうがない映画だと思います。
つまらなく、玄人向けの映像になってるのかもしれませんね。

「小泉今日子」は、あいかわらずのいまいちな演技です。
遠い目をする所は良かったですね。
手あげる所を解説では誉めていましたが・・・。

話ですが、だいぶん無理があります。
金に困っていない家族だからとしか思えませんね。
夫が失業しているのを知ったら、妻は何をするべきかわかるはずです。
それは世界共通だと思いますが、此の映画では働こうともしません。
なんでだろう?
一般常識とかけ離れている感覚なのが,共感できない理由かも知れませんね。

子供達もそうです。
米国の傭兵になり、『米国だけが正しいのでは無い』見たいな手紙を送ってきます。
それは納得できますが、説明不足ではありますね。
弟も学校や友達やの話が出てきますが、最後につながる関連性は薄かったです。
少女漫画のように天才で締めくくるのは、どうかな~って思いました。

エンドロールの音を解説が誉めていましたが、状況がわからない音なので疑問に思いました。
片づけをしている音らしいですが、音楽の面接はあの子供だけの為にしているわけでは無いので、しまうのなら何か終わりがあってしてほしかったですね。

無機質な家族を描いたのだろうけど、日本人にとっても違和感のある日本人でした。
それなら無理矢理に希望に結びつけずに、誰もいなくなったでよい感じもしました。
希望も絶望も監督のサジ加減一つでした。

今まで見た「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~」の中で一番に見るのがきつかった映画でした。
この監督を理解している人だけ見ればよい映画でした(笑)。





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Last updated  2011/05/15 09:03:06 PM
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