yasnalのつれづれ日記

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September 20, 2004
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カテゴリ: ライブ
岐阜は、思ったよりも遠かった! 当たり前か? 先日の四日市からは1時間足らずで
家に帰りついたんですが、岐阜県美術館からおうちに帰るまで2時間かかりました。
名古屋高速乗ったらもうちょっと早かったんだろうけど、なんとなく勿体なく感じて
小牧ICで降りて41号~1号で帰ったんだよね。



さて、「イサム・ノグチのあかり展」という展示のジョイントプログラムとして開催された
川嶋哲郎×石井彰のデュオです。わたしこの2人の組み合わせを生で聴くのは初めてでした。

正直、トリオやカルテットなどがっちりとしたジャズフォーマットで聴く石井さんは
今まであまりピンとこなかったんですが、川嶋哲郎さんに石井さんのピアノを大変
気に入っていらっしゃるとの話を伺って、興味を惹かれていました。川嶋さんの
ピアノとのデュオアルバムを聴くにつけ、川嶋さんのやりたいことは狭義のジャズの
枠の中にはないんだな、と感じたし、彼のやりたいことと石井さんの音とは多分とても
相性がいい。



定時後ほどなく職場を出て会場へ向かったのだけど、着いたのはぎりぎり。美術館に入って
たぶん5分もしないうちに始まってしまったと思う。パイプイスが並べられた一角には
人が入り切らず、立ち見の人も溢れている。

石井さんがピアノに着いて、ほどなく客電がすべて落ち薄闇のなか石井さんのピアノの音、
やがて川嶋さんのソプラノの音。ピアノとは違う位置から聴こえてくる。

ゆっくりと歩きながら正面へと向かう川嶋さんの後ろから、明かりのお帽子を被った
子供達がとことこついて出てくる。チラシに「こどもたちによるあかりパフォーマンス」
とあったのはこれかあ! そして回りでカメラやビデオを構えまくってるおばさまたちは
子供の父兄ね!と納得。曲の間中、前でくるくる回ったりウェーブをしたり客席の間の
通路に出てきたり、と、ひとしきり「パフォーマンス」したところで川嶋さんと共に
子供達退場。

ここで出演者の石井さん、川嶋さん、そして子供達、子供達のあかり製作指導の先生、と
紹介されて、いよいよ本格的にデュオライブの始まりです。

美術館の一角、こじんまりと四角く、一段と低くパティオのようになった空間。
天井は高く、壁には小さなパイプオルガンのパイプユニットが取り付けられており、
別の壁面には彫刻。

再び、朗々と高く響き渡るソプラノサックス。やはり石井さんとのコンビネーションや良し。
「ライブハウスだとソプラノは思いっきり吹けないんだ」と以前仰っていた、その音。
もちろんピックアップマイクなしで、空間のすみずみまで響き渡る音色。

川嶋さんのオリジナル「Thaw」雪解け、の意味だそう。これはピアノデュオアルバムの
1曲目に入ってるけど、この日の石井さんのソロはとてもよかった。石井さんの解釈が好き。

石井さんのオリジナル「アザン」ここからテナー。もちろんピックアップなし。
こういうすっきりとした空間でこそよりはっきりと感じられる、川嶋さんの鳴りの太さ。
音の美しさ、強さ。

「浜辺の歌」こういうポピュラーな楽曲の持つ力というのはすごいですね。美しい。
こういった唱歌こそアレンジが正統派なジャズ寄りになっていくのが面白い。バランスを
取っているのかしら。あんまり朗々と「唱歌でござい」的な展開にはならない。
途中、会場から手拍子が湧く。自発的に。これってすごい、と思った。

「見上げてごらん夜の星を」。会場にはわりとご年配の方の姿も見えたのですが(たぶん
孫の勇姿を見にきたといった感じの。)そういう方々のハートをがっちりキャッチ
したのではないかと思われます。浜辺の歌といい。わたしの後方に座っていらっしゃった
女性は川嶋さんの吹くメロディに合わせてハミングしてらっしゃいました。すごく
ハミングしにくいメロディ取りだったと思うのですが。

とにかく美しいテナー。途中でソプラノに持ち替えて。ピアノの反響板に向けて吹く。
ソプラノの音の振動に共鳴した弦が、ピアノの匡体が鳴る。微かな残響。

アンコール、「この道」。始まりは19時半で終了が21時10分頃。休憩はなし。

会場には子供達も多く、2人がどういう音楽を奏でるのかもよく知らぬまま集まった方もいて
けっしてシンとした会場ではありませんでしたが、ステージ前のパイプ椅子のあたりに
つめていらっしゃった方々、また後ろで立って聴いていらっしゃる方々からも歓声や
指笛などが飛ぶ、なかなかいい感じの空気だったんじゃないでしょうか。自分自身
不愉快な思いをする瞬間もなく、とても集中して聴くことの出来る時間でした。





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Last updated  September 21, 2004 02:04:54 AM
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