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2022.11.17
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カテゴリ: 不思議な世界
「昨晩、幽霊を見たわ」と母から不意に真顔で打ち明けられたのは、おそらく私が中学生のころだったと思います。
「えっ、幽霊!? 本当に?」と聞くと、母はその時の様子を克明に教えてくれました。

その晩は嵐のような雷雨が吹きすさぶ荒れ模様でした。
私は隣の部屋でぐっすり寝ていて起きませんでしたが、比較的近くに雷が落ちたので母は夜中に目が覚めたのだそうです。
すると、母の部屋の寝床の足下の斜め右奥にある鏡付きの洋服ダンス(鏡台だったかも)の前に、見知らぬ男が立っていたといいます。

泥棒かとも思ったようですが、どうも様子が違います。
ところが、起き上がって見ようとしたら、金縛りにあって動けないことに気づきます。
それでも、自分の足元近くにたたずむその男の姿ははっきりと見えたといいます。

その男は、明治・大正時代のころの和服姿で、帽子をかぶり眼鏡をかけていました。
その顔にはまったく見覚えがなかったと母は言います。
男の方は、別に母の方を向いているわけではなかったようです。

いったい誰だろう、何でこんなところに男がいるのだろうと母が訝っていると、何とその男は、足を動かすことなく立体映像のまま寝ている母の頭の右のそばまでスーッと音もなく移動してきたといいます。
幽霊に足がないとはよく言ったものです。

そして、ちょうど母親の頭の右側で一瞬止まったかと思うと、何とその立体映像のまま直角に曲がって遠ざかり、壁の向こう側、すなわち壁を通り抜けて家の外の方へと消えていきました。
意識ははっきりしていたと母は言います。
金縛りも男が去るのと同時に解けました。

母は一応、自称唯物論者であり、無神論者でしたから、幽霊も神様も元々信じていません。
ですから、自分が見たモノは雷と同時に現れた奇妙な放電現象に違いないと自分に言い聞かせようとしました。  

しかしながら、それから何時間かが経った翌朝、一本の電話が母のところにかかってきます。
それは親戚が亡くなったというお知らせでした。
母はそれが誰だかは教えてくれませんでしたが、亡くなった親戚は夜中に落雷とともに現れた男とは明らかに違う人物だったといいます。
それでも母は落雷とともに現れた男と親戚の訃報を関連付けて考えざるをえなくなり、自分の子供たちに幽霊を見た話をしたわけです。

私が中学生のころ亡くなった遠い親戚としては、母方の祖父の兄にあたる綿貫哲雄や母方の祖母の姉が嫁いだ兼子一がいますが、だれだかは今となってはわかりません。
しかしながら、ありえない確率の偶然には必ず意味があります。
彼らと関係するご先祖さまが知らせにきたのかもしれません。
推測ですが、母の右側に現れたことを考えると、母方の祖母に関係するご先祖さまが現れた可能性が高いように思われます。
霊的なものは、父方なら左側に、母方なら右側に出るとされているからです。  

母がこの幽霊目撃体験によって、唯物論者や無神論者を卒業したかどうかはわかりませんが、認知症が進んだ母は晩年、私にこう言ったことがあります。
「昨日、神様から空を飛ぶ能力を授かったのよ」と。
私は母が神様の話をするのは珍しいなと興味を示して「その飛ぶ能力を使って、何を見てきたの?」と聞くと、母は「多摩川よ。多摩川が氾濫していたわ。そんなことなんてあるのね!」と目をくりくりさせて、興奮気味に話していました。  

大方、過去の多摩川の水害の記憶を思い出しただけだろうと思っていましたが、その約7年後の2019年10月12日夜、台風19号の影響で東急二子玉川駅付近の多摩川が氾濫、付近の道路が冠水するなど河川敷を水浸しにする災害が起きています。  

もしかしたら、飛ぶ能力を授かった母が見たのは、過去の記憶だったのではなく、時空を超えて飛ぶことができる能力を神様からもらったので未来を目撃して帰ってきたのかな、などと今では思っています。
(続く)





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最終更新日  2022.11.17 18:45:17
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