☆kenkoumania☆

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2010.11.17
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カテゴリ: 食育
精製された砂糖は化学薬品に近い組成であり甘い麻薬である


おいしいと思うものは、ほとんど砂糖。
料理もお菓子も飲み物も、全てに砂糖が蔓延しています。
減塩は盛んに言われているのに、減糖とはほとんど言いません。
それどころか、世の中は砂糖、砂糖で溢れています。

現代人は昔と比べ、比較にならないほど大量の砂糖を摂るようになっています。
アメリカでは、1人1日当たり、大さじ17~18杯(約160g)もの砂糖を摂取していると言われますが、こうした状況は、現在の日本においてもそのまま当てはまります。

日本における砂糖の平均摂取量は約65gですから、アメリカよりかなり少ないように思われます。
しかし現実は、1日にペットボトル1本の清涼飲料を飲み切ってしまうような青少年が多くいることを考えると、かなりの人がアメリカ人並に摂取していると思われます。
数年前にNHKが放映した小学5・6年生を対象にした調査では、1人1日コーヒーカップ1杯、約210gもの砂糖を摂っていることが分かりました。

大量に摂取される砂糖の70%は、清涼飲料や菓子・加工食品に含まれる隠れた砂糖です。コーラ・ジュース・缶コーヒー、チョコレート・ケーキ・菓子パン・アイスクリーム、ケチャップ・ドレッシング・調理済みの総菜などには多量の砂糖が含まれています。(※ちなみにコーラ1500ml中には160g、缶コーヒー250ml中には18g、アイスクリーム1個には15gもの砂糖が入っています。)


砂糖の危険性は以前より指摘されていましたが、マスコミの報道ではあまり出てきません。
お菓子メーカー、清涼飲料水のメーカーがマスコミに支払う宣伝費は膨大です。
企業利益優先の風潮がある日本では、良識ある研究者や医師の声が取り上げられないからです。
砂糖を摂りすぎると「虫歯になる」「太る」くらいにしか思われていませんが、
虫歯になることや太ることは表面に出てきた結果にすぎず、とり過ぎが続くと心身の健康に様々な悪影響を及ぼす低血糖症になるなど、
実際には身体のなかで多くの障害に結びついている可能性があります。


何となく黒砂糖やキビ砂糖の方が白砂糖よりは良さそうだという感覚は誰でもが持っていると思いますが、三温糖も色が薄茶色のため同じような仲間だと思っていたらこれは大間違い。
三温糖というのは、白砂糖やグラニュー糖を取った残りの蜜をさらに煮詰めてカラメル化したものです。
更に、このカラメルがまた問題なのです。
カラメルは、体内で尿素系の化学物質を作り出し、運動機能・学習機能の低下、運動意欲・学習意欲の低下、という症状に結びついているという疑いがあちこちから指摘されています。(国内では使用OKでも海外では使用禁止となっているものもあるとか。)


では、精製砂糖の何が怖いのかということなのですが、精製砂糖はその精製過程で様々な薬剤を使用して、とことん精製化し製造されます。

砂糖を人工的に造るには、サトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾り取り、さらにそれを何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。
最初の精製で汁が不純物を取り除くために濾過され、化学物質で処理されます。
こうして粗糖が取り除かれたあとに糖蜜が残ります。
糖蜜はさらに精製の過程を経て徐々に色が薄くなります。
精製の第一段階では、焦げ茶色で湿り気がありますが、加工を重ねる毎に色がどんどん薄くなり、乾燥し、そして最後に粒の細かい純白の結晶ができあがります。
砂糖の精製過程は、ヘロインという化学物質の造り方とほぼ同じです。
けしの汁を人工的に絞って精製過程に組み込みます。
この汁は精製されて、まずアヘンになり、さらに精製されてモルヒネに、さらにまた精製されて最後にヘロインになります。
砂糖とヘロインは、グラシン紙を通せば全く見分けがつかなくなります。

砂糖は、その精製過程で、大切なビタミンやミネラルなどの微量栄養素を失った強い酸性食品です。

つまりこれは自然界には絶対存在しない科学物質のような食品であるということなのです。
この砂糖が体内に入ると、代謝の過程で体内のミネラル、特にカルシウムやビタミンBなどを消耗していまいます。

「脳ビタミン」ともいわれるビタミンB(特にB1)は、
糖を分解する過程で使われるビタミンで、脳のはたらきには欠かすことができません。
砂糖の摂取でビタミンBを浪費しますから、欠乏症を起こすと、
鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、湿疹、脂肪肝、心疾患、
呼吸器病、記憶障害といった様々な症状を招いてしまいます。

人間の血液はほぼ中性(弱アルカリ)ですので、偏って酸性食品だけを摂取することはあまり好ましくありません。
動物性食品を摂取することの多い現代人の血液は酸性に傾きやすいのですが、さらに多量の酸性食品=砂糖を摂取するとどうなるでしょうか?
体内では血液の状態を中性に維持しようと、アルカリ性のカルシウムイオンを動員します。
つまり砂糖の過剰摂取によって、からだの中のカルシウムは骨を作るのに使われず、体外に排出されてしまいます。
若い頃は問題ないように思える砂糖の過剰摂取は、知らぬ間にカルシウムを骨から抜き取り、骨粗鬆症の下地を作っているのではないかと考えられています。
砂糖がカルシウム泥棒と言われる所以です。


それからこの精製砂糖は、血糖値を急激に上昇・下降させるので、低血糖症という血糖値が常に低い病気の原因となります。

砂糖の摂取によって血糖値が急激に上昇すると、血糖値を下げようとして大量のインシュリンが放出されます。

それに対してご飯では、あまり急激な血糖値の増減がありませんので、少しずつインシュリンが放出され、ゆっくりともとのレベルに落ち着いていきます。

インシュリンの放出が行われた後、血糖値が正常な状態で落ち着く場合はまだいいのですが、インシュリンの量が多すぎる場合には、
正常値よりもずっと低い血糖値になってしまう場合があります。

血糖値が低いとどうなるのでしょう。

1. 脳はエネルギーを血糖にすべて依存しているため、正常に機能できなくなります。
いらいらや神経過敏、無気力、めまい、頭痛、眠気などの症状が現れます。

2. 血糖値を上昇させようとしてアドレナリンが放出されます。
アドレナリンは神経伝達物質の一つで、血糖値を上昇させる以外にも興奮した時に大量に血液中に放出されるホルモンです。
アドレナリンが出すぎると、「攻撃ホルモン」と呼ばれることがあるように、思考力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなります。
さらにアドレナリンが分解されて出てくるアドレナクロムは、
麻薬メスカリンの中の薬効成分と同じ物質ですので多量に存在すると正常な判断力を失う危険性があります。

そして、砂糖中毒という麻薬的な常習性をもたらすということです。
さらにさらに、シュガーブルース(意味もなく、落ち込んだり、否定的に物事を考えてしまったりする)と言って精神不安を引き起こしたり、また女性の場合、冷え性の原因の多くは白砂糖が原因だとも…。

疲れている時、「甘いものが食べたい」と思いますよね。
甘いものは、肉体的に必要でなくても、精神的な栄養にはなります。
血糖が急激に増えると、脳の中でセロトニンという快楽物質が出ます。
甘いものを食べるとα波やエンドルフィンといった脳内モルヒネが放出され、脳の快感中枢が刺激され、幸せな気分に浸れるのです。

このため、甘いものは疲れによい、と思い込んでいたわけです。
しかし、これを続けていると、麻薬同様なくてはいられない状態に陥るということで、それが健康を損なう原因になるとしたら大変怖いことです。
イギリスのジョン・ワトキンス博士は、
この世から砂糖をなくしたら精神病はすべてなくなると断言しています。


砂糖の主成分であるショ糖は、悪玉菌の直接の餌です。
ショ糖は、果糖とブドウ糖がくっついてできたものです。
果糖やブドウ糖は、単独ではすぐれた栄養素なのですが、
この二つの分子がくっつくとたちまち悪玉になってしまい、
胃酸や消化酵素が働きかけてもなかなか切り離す事ができません。
腸の胃中でも切り離すのに時間がかかり、消化不良になってしまう事が多いです。
そのため、炭水化物分解酵素のマルターゼやアミラーゼを大量に浪費してしまいます。
この消化されずに体内に残ったショ糖は、胃でも小腸でも大腸でも、
真菌や悪玉菌やウイルスなどの大好物の栄養素となってしまいます。
結果的に悪玉菌が増えると、全身の自衛組織である白血球が悪玉菌を退治しにかかります。
しかし、悪玉菌を殺した後の白血球の死骸からは、活性酸素が生み出されてしまいます。
そして、その活性酸素で臓器が損傷を受け、様々な病気を引き起こす原因となるのです。

またアトピーと砂糖との関連について書かれたサイトでは、こう言いきられていました。
「ミネラル欠乏と精製砂糖摂取がアトピー、自律神経失調症等の大要因である」と…。
しかし、菓子や清涼飲料その他諸々、色々なものにこの砂糖は使われているわけで、これを避けるのは至難の技。
せめて、ジャムくらいは自分で作ろうとか、市販の甘いお菓子は控えようとか、もちろんうちで料理をする際はキビ砂糖や甜菜糖、メープルシロップ、アガヴェ・シロップ、玄米水飴などを使用しようということにはできると思います…。


砂糖は白い麻薬
●リン酸食品

なお、この砂糖断ちと合わせて注意しなければならないのが、リン酸である。リン酸食品を与えると、せっかく摂取したカルシウム分を、リン酸カルシウムとして体外へ排出してしまう。

とは言っても、今ではリン酸(塩)はあらゆる食品に含まれている。たとえば、ハム、ソーセージ(弾力性を出し、歯ごたえをよくするため)、アイスクリーム(ねっとりとした粘り気を出し、溶けても流れず、味にまる味をつけるため)、インスタントラーメン(やわらかくした上、グニャグニャせず、歯ごたえをよくするため)、プリン(味にまる味をつけ、色を保つため)、コーラ飲料(風味をおだやかにし、特有の味を出すため)、粉末飲料(お湯や水で溶いたりこねたりするとき、水によく溶けるようにするため)など(以上、川島四郎氏)。かなり本腰を入れて対処しないと、リン酸食品を遠ざけることはできない。


●U君の後日談

 砂糖漬けの生活から抜けでたとき、そのままふつう児にもどる子どもと、U君のように愚鈍性が残る子どもがいる。それまでの生活にもよるが、当然のことながら砂糖の量が多く、その期間が長ければ長いほど、後遺症が残る。

白砂糖中毒からの離脱(ブログ)
甘いもの断ち 砂糖の害(OLさんのブログ)

白砂糖の害は恐ろしい
(このサイトはありとあらゆる健康法が網羅されてます)








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最終更新日  2010.12.09 15:14:37
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