ゆきうさぎの徒然日記

ゆきうさぎの徒然日記

2013年11月24日
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カテゴリ: ボランティア活動
車のアタマが東に向いていたため、差し込む朝日に耐えきれず7時ごろには目が覚めました。
それからウトウトしつつ、やはり眠れず、で近くのコンビニに朝食と昼食を求めにひと走り。

夜中に通った時は気が付きませんでしたが、ボランティアセンターのある辺りは高台ということもあり、新築の住宅が随分と増えていて違う景色のようでした。
高台に徐々に移住しているとは聞いていましたが、目の当たりにして実感しました。

朝食はおにぎり。ここのローソンは店内で握っているおにぎりがあって、温かくて美味しい!
3月のボラに来た時も初日の朝に食べました。

フリースペースで朝食を取っていると、ボラ常連さんと思しきスタイルのオジサンがいたので少しお話をしました。
初老のそのオジサンは石川さんといいます。
名古屋から1か月前に来ていて、車中泊しながらボラをしているそうです。
そろそろ南三陸も冬支度に入るため、普通タイヤでは危険な時期となることからそろそろ帰宅するそうです。

以前はフリースペースに長期ボラさん達が沢山いて、駐車場にも車中泊の車が沢山いたのですが、殆ど見かけません。

石川さんもボランティアの数が減っていること、来年度はボランティアセンターが存続しないかもしれないことを教えてくれました。
そっか・・・でも仕方がないことです。
維持費もかかるし、いつまでも支援を続けることも善し悪しです。
しかし、個人ボランティアの受け皿は細々でも残しておいてほしいと思うのです。。。

受付開始時間になったので受付を済まし、割り振られた仕事は個人宅の瓦礫撤去でした。
土曜日ということもあり団体のボラ希望者がバスで次々と訪れます。
一時期の賑わいはありませんでしたが、まだまだ活動する人の多さに勇気付けられます。

その個人宅はボランティアセンターから少し距離があり、国道45号線を石巻側に少し戻ります。
その道は何度となく通った道ですが、道の両側の風景は相変わらずでした。
津波が建物を洗い流した後、瓦礫が撤去されたまま手付かずでした。
平原が広がる様に少しぞっとしました。
変わったことといえば、高台が重機で造成されているところが遠くに所々見られること。
森林を切り崩す不自然な光景でした。

活動内容は個人宅の瓦礫撤去。
何も残らない平原にポツンと残る少し高台の家屋ですが、腰高まで浸水したため別の場所で生活を始めたそうですが、高齢の病気のご主人が余生を自宅で過ごしたいと願ったため、娘さんたちが住めるようにするための片づけをボランティア依頼したそうです。

立派な日本家屋ですが床上浸水したため泥が床下に回っており、床板を剥がして床下の泥や瓦礫の撤去と洗浄、荒れ放題の庭の手入れと細かい瓦礫の撤去がミッションです。

黙々黙々と作業は続きます。
やはり人海戦術の強みというか、目に見えて片付いていきます。
陽が傾いてくると急に寒くなり、それを合図に本日の作業は終了。
あと数日は続けて入るそうです。

ボランティアは瓦礫や泥を片付けることはできます。
その後生活を作っていくのはご本人達にしかできません。彼らの強さを祈るばかりです。
少し高台から見下ろす平原にはススキが靡いていて、これから訪れる冬の厳しさを感じずには居られません。

ボラセンで活動報告をしてから一路気仙沼へ。
気仙大島へ渡るには30分から1時間に1本のフェリーに乗ります。
念のため電話で予約をしておきましたが、そんなに利用者はいないだろう・・・とタカをくくっていたら次々とバスや車が乗り付け、あっという間にフェリーは満杯に!

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3 posted by (C)ゆきうさぎ

珍しいのでフェリーの中から撮影してみました。ブレブレです。
部活動の子供達や買い物帰りの家族が次々と乗船し、そして出港。
乗船時間は20分程度でしたが、沿岸の工場が少しずつ増えている様子や停泊している漁船が前より増えている様子が見れました。
暗闇の中に光があることは何て貴いのでしょうか。
この湾内を津波が押し寄せ、また火災になったことを思うと胸が痛みます。

予約の時に女将さんから『暗くなると本当に真っ暗になるからお早くお越しください』と言っていたので物凄い過疎状態を想像していましたが、全然普通!
意外に民家も多く建ち並ぶ様子驚きながら民宿へ到着。
女将さんやご主人が温かく迎え入れてくれました。

食事の用意はできているようでしたが、まずはフェリーで冷え切った体をお風呂で温めることが先決でしたので、急いで入浴しましたが・・・極楽とはまさにこのこと。内臓から冷え切っていたので本当にご馳走でした。
すっかり温まってからお座敷へ。

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4 posted by (C)ゆきうさぎ

どーーーーん!!!
左上から松茸ご飯、松茸の土瓶蒸し、アワビの踊り焼き、お刺身盛り合わせ(カニ・ホタテ・アワビ・マグロ他)、サンマのフライ、マンボウの刺身、タコの刺身、ひじきの酢の物、(魚の名前忘れました)焼き物、サンマ(たぶん)の甘露煮・・

きゃーー全部食べきれるかしら??と思っていたら女将さんが『おまたせ~』と2品追加!

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6 posted by (C)ゆきうさぎ

ど・どーーーん!!!
更にお刺身の盛り合わせとマグロの兜煮が追加!
このお刺身はアイナメ・ヒラメの高級魚ですごいボリュームです。

おまけに『これも~♪』とふかひれスープも追加!

エライことになりました。
しかし残すことは意に反しますので、とにかく満腹中枢が働く前に食べきらなくては!と勢い良く食べ始めましたが、量が量ですのであっという間に満腹に追いつかれました。

特に絶品はマグロの兜煮と焼き魚。
マグロはコラーゲンたっぷりでトロトロで、焼き魚はしっとりとした白身が上品な味わいでした。
アワビもこんなに大きなものを丸々いただくのは初めてでしたし、とにかく贅沢な食事でした。
この夕食がついて1泊2食付き8500円なのですから驚きです。
凄まじいコスパです。

その後何とかお腹に押し込んでみたものの、力尽きてしまったことはご愛嬌・・。

本当に新鮮で美味しい食事でした。
またこの食事を楽しみに島を訪れたいと思う、ミシュランで言う星2つでした。









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最終更新日  2013年11月25日 21時36分20秒
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