はまゆうダイアリー

ＴＶ「ＳＥＸ　ＡＮＤ　ＴＨＥ　ＣＩＴＹ」のＳ・Ｊ・パーカーをはじめ、Ｒ・ゼルウィガーらが豪華共演。難病で余命を宣告された女性歌手の揺れ動く心を繊細に描くドラマ。

「SEX～」でヒロインのキャリー役をおしゃれに演じ、時代のアイコンとなったパーカーが主演した上、製作陣にも加わり、女優としての実力を示そうと挑んだアーティスティックな野心作。難病を機に自身の人生を見つめざるを得なくなるヒロイン役でパーカーは渾身の熱演を見せた。「ジュディ　虹の彼方に」で第92回アカデミー賞の主演女優賞に輝いたゼルウィガーら豪華キャスト陣の競演も見ものだ。監督は「マドモアゼルC　～ファッションに愛されたミューズ～」のF・コンスタン。WOWOWの放送が日本初公開。

ニューヨーク。25年も活動を続けてきた女性ジャズ歌手ヴィヴィアンは医師に、難病の脳膠芽腫にかかったこと、治療を受け続けてもあと14カ月くらいしか生きられないことを宣告される。彼女は別れた男性ニックや彼が育ててきた娘ルーシーと再会するが、自身の孤独な気持ちはまったく癒やされない。偶然何度も同じタクシー運転手と出会うが、彼もヴィヴィアンに関心を寄せない。ヴィヴィアンの心はどんどんと追い詰められていく。


彼女が病気を告げられ、受け止められず、そして受け止め
立ち向かっていく…そんな三時間時間の心情がヒシヒシと
感じられる。パーカー、年老いたけれど青い目の魅力は健在ね。

　　　★★★★