2004年09月26日
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カテゴリ: 「映画」ネタ
チェコ人監督ヤン・フジェベイクJan Hrebejkの最新作「Up and Down(チェコ語原題Horem padem)」を見ました。
現在のプラハを舞台に、チェコが抱える問題点を浮き彫りにしていきます。
違法入国者、人種差別、少子化、離婚、高齢化、窃盗...
(あまり、日本と変わらないような感じです)

映画には、いろいろな「憎みきれないろくでなし」が登場します。
その中でも、ダメなガードマンが、特に印象に残ります。

どうしても、子供がほしい奥さんが、ブラックマーケットから赤ちゃんを買って来ます。
その赤ちゃんの肌の色は、どうも黒っぽいです。
ダメガードマンは、サッカーチーム「スパルタ・プラハ」のフーリガンの一員で、仲間たちは、典型的な人種差別者です。
このため、いろいろバカバカしいことが起こります。

僕も、この「スパルタ・プラハ」フーリガンに加えてほしいなと思いました。
でも、黄色人種には、入会の資格がないんでしょう、たぶん。

このガードマン役を、ペトル・フォアマンが演じています。
映画「Horem padem」のHP(チェコ語) で、赤ちゃんを抱えているお兄さんです。
名前から分かるかもしれませんが、「カッコーの巣の上で」「アマデウス」などの監督、ミロシュ・フォアマンの息子です。
見事な演技をしてましたので、今後、いろいろ賞を取るかもしれません。

この作品の宣伝コピーは、
「あなたを泣かせる喜劇、そして、あなたを笑わせる悲劇」
みたいな感じです。

確かに、ペトル・フォアマンが、シリアスなシーンを演じれば演じるほど、周りで見ているチェコ人がクスクス笑うんです。
「ここ、笑うとこちゃうやろ!」と、僕なんて思っちゃうんですけど。
「チェコ語には、いろいろなダブル・ミーニングがあるんだよ」っていうのが、友人の教えです。

チェコ語のタイトルHorem pademというのも、「結果はおそらくダメだと分っているけど、なんとかやってみる」みたいな意味合いがあるそうです。
映画の登場人物たちは、様々な苦悩を抱えながらも、人生を行き続けて行くんでしょう。

「チェコの今」を見て頂く意味でも、是非、日本でも上映してほしい映画です。


---ジョギング日誌---
9月下旬って、こんなに寒かったかなぁ。
「Tシャツ+単パン」で走れる季節は、どうも終ってしまったようです。

本日の走行距離:13km
9月の走行距離:125km

パリ20kmレースまで、あと21日

イチロー師匠、年間最多安打大リーグ記録257本まで
あと6本 (残り7試合)





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最終更新日  2004年09月28日 00時15分13秒
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