つくること。

つくること。

2歳から3歳

2歳から3歳



 アナフィラキシーを起こしてしまった後、以前よりもより厳重に除去食を行う必要がでてきました。この頃にはほとんど大人と同じメニューで食事をしていたため、家族の食事を丸ごと切り替える必要があります。子供向けのメニューには、敢えて乳製品を加えてあることも多く、外食は全くできませんでした。
 家での食事については、はじめのうちこそ戸惑ったものの、卵は片栗粉や山芋で代用できること、牛乳に関しては豆乳が良い代用品になることを学びました。また、この料理には、この材料でなくてはならない、という固定観念がありましたが、「抜き」でやってみても案外大丈夫なこともわかりました。
 例えばパン。yuyuの生まれる少し前にHBを購入してパンを焼いていましたが、レシピにはバターと脱脂粉乳を入れることが記載されています。けれど、バターの代わりにはサラダ油、脱脂粉乳はなし、でもなんら遜色のないパンが焼けます。サラダ油に関しては、ときどき入れないことも。油なしのパンは、一日おくと固くなってしまいますが、焼いてすぐ食べる分には油入りと見分けがつかないくらいです。
 材料は、水・小麦粉・塩・砂糖・イースト・サラダ油のみのシンプルなパンですが、お友達の間では人気が高く、嬉しいことに時々リクエストも頂きました。
 それからフライ。衣をつけるときに普通は卵を使いますが、小麦粉→水→もう一度小麦粉→水→パン粉の順でつけるとしっかり衣がつきます。食感もさっくりしています。時間が経つと、卵を使ったものに較べて、材料からの水分が出てさくさく感がなくなるのが早い気がしますが、家庭で食べる揚げ物って、たいてい揚げたてを食べるので、全く問題ありません。
 代用レシピについては、あまりアレルギー対応のレシピ本は参考になりませんでした。実際作ってみても口にあわないのと、材料が手に入りにくいこと。結局、普段食べていた料理をアレンジしていくのが一番でした。

 食を工夫したり、考えていくと、様々な「思想」に出会います。
「食べること」=「生きること」なんだな、とつくづく考えさせられました。


以下は、アレルギー対応レシピではありませんが、とても参考になったものです。

うおつか流台所リストラ術 うおつか流台所リストラ術

カラダにおいしい「乾物」のすすめ

国産米粉でクッキング 国産米粉でクッキング

☆3歳以降そしていままで へつづく


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