広島カープ考察

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2024.02.15
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カテゴリ: 広島東洋カープ



『末包昇大』

 久々に広島の選手を見ていきたいと思います。
今回は末包、開幕2軍スタートだったものの、後半戦からはスタメン出場の機会も増えて8月以降で9本塁打を記録するなど合計11本塁打を打って自身初の二桁本塁打を達成しました。
最終的に打率.273、OPSは.862と期待を抱かせる成績となっています。

 まず長打力から見ていきますと、IsoPは何と脅威の.281と.300にも迫ろうかという数字を記録しており、パワーは日本人打者の中でもチームNO.1と言っても過言ではないと思われます。
続いてミートですが、139打数40三振で3.475と非常に低い水準となっており、せめて最低でも3点台後半ぐらいは欲しいでしょうか。
また、一発を量産し出した8月以降で見ても102打数32三振で3.19とトータルよりも寧ろ下がるだけに、今季それがどう出るかが気になるところです。
続いて選球眼ですが、IsoDは何とたったの.030と非常に低い水準となっており、当然ながらあまり四球を積極的に選ぶタイプではありません。
そしてBB/Kは.180とこちらも非常に低い水準となっており、ミートと選球眼の両方の指標を見ても確実性に相当脆さがある事が浮き彫りになっています。
それでも打率が高かったのはやはりIsoPが示すように長打性の打球をしっかりと打てていたからだと思いますが、今季からは相手球団のマークも厳しくなるだけに、やはり確実性向上が必須となりそうです。

 続いてbatted ballですが、45GB:28FB:9LD:6IFFB:11HRとなっており、GB/FBは1.00と同数となっており、意外とGBの割合もそこそこあるようですね。
そして打球別打率はGB打率が.222、FB打率が.647、LD打率が1.00となっており、FB打率が凄まじい数字ですが、さすがにこれは高すぎるので収束する懸念があるでしょう。
次に外野への打球方向ですが、レフト方向が22、センター方向が16、ライト方向が16と意外と広角に打ち分けるタイプ?なのでしょうか。
続いてそれぞれの打率ですが、レフト方向が.909、センター方向が.5625、ライト方向が.500とレフト方向以外は伸びてこず、広角に打ち分けてはいるもののヒットには結びついていないという結果となっており、基本的にはプルヒッターの方向性で歩んで欲しいですね。

 最後に打撃フォームですが、昨季の​ 覚醒前 ​と​ 覚醒後 ​の打撃フォームを比較してみたいと思います。
まず一番最初に目につくのは明らかに構えが全然違っている点、これは映像で比較すれば一目瞭然なので説明はいらないと思います。
そして次に違うのは上げた足を着地させる速度、ヤクルト戦では足を着地させる速度が遅くて慌ててバットを出す事が多く、この打席でも振り遅れ気味だったのに対し、巨人戦では早めに足を着地させてしっかりとボールを呼び込めているように見えます。
また、そしてトップの体勢も違っており、ヤクルト戦ではバットを引きすぎてバットを持つ手が頭の後ろに隠れてしまっている上に何やら体自体が右中間を向いているような形になっているのに対し、巨人戦ではバットを持つ手がしっかりと見ており、しっかりと体自体も正面を向いているように見えます。
上半身の部分は確かに8月以降から良くなっていったのかな?と感じます。

 ただ最大の問題が下半身、バットにボールが当たる前に左足の爪先や左膝が正面を向いてしまっている上に社会人時代の極端な伸び上がりよりかはマシになったものの、それでも伸び上がっている形になっています。
ちなみに師匠の鈴木誠也(​ 動画 ​)はギリギリまで我慢できており、特に左足に至っては打ち終わるまで正面を向かいないので違いがはっきりと分かるのではないでしょうか。
ただ菅野から打った当てただけの打球でも外野手の前に落としており、パワーがある末包ならば相手外野手は長打警戒で後ろを守る事となるだけに、このような打撃ができればヒットになる確率は高くなるのは利点でしょうか。

 昨季は11本塁打を記録してレギュラー奪取への足掛かりを掴んだ末包、しかしながら不動のレギュラーになるにはやはり下半身の使い方が大きな課題となってきそうです。
しかしながら逆に言えばそこさえある程度改善できれば待ち望んだ右の大砲の誕生となるのではないでしょうか。
今年の自主トレでも鈴木誠也と共にし、課題の股関節を柔軟にする事に重点を置いて下半身主導の打撃習得を目指しているなど方向性は間違っていないだけに(ウェートトレーニングはやらずに股関節重視の練習を積んだそうです)、故障で出遅れているのは残念ですが、楽しみにしたいと思います。





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最終更新日  2024.02.16 00:17:09
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