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今日は若先生のピアノの発表会。
ソロの部ではごく短い曲を1曲披露し、アンサンブルの部では「ひげじいさん」を私と連弾しました。
「ピアノ、やりたい」
「きょうはピアノ!」
と教室に行くのは大好きなのですが、練習に集中できない日が続いていました。
ピアノよりも部屋にある他の楽器やぬいぐるみ、人形などに興味がすぐ移ってしまいます。
直前にしたお辞儀の練習も、途中でふざけてしまって、うまくいきません。
本番は大丈夫なのだろうか?
とても不安でした。
ですので、保育園のお友達には、会場の近所の方2家族だけに声をかけさせていただきました。
お忙しいところ駆けつけてくださった、お友達とご家族のみなさん、ありがとうございました。
もうひとつ不安なのは、連弾の相手役の私が、完全なピアノ初心者であること。
習ったことがありませんし、弾くことができる曲は1曲もありません。
加えてこの数週間、仕事が怒涛の忙しさで、ピアノの練習をする時間がまったく取れませんでした。
練習時間は水曜日に1時間弱、今日の本番の前に1時間弱のみ。
その分、娘たちも近寄ってこないほど真剣に集中しました。
当日のプログラムは年齢順。
ソロは2番目、アンサンブルはトップバッターです。
ソロではとても礼儀正しくお辞儀をしていて、うるっとしてしまいました。
演奏のほうは向上の余地がまだまだありますが、頑張って弾いていることがしっかりと伝わる、いい演奏でした。
そしていよいよ娘と父の連弾デビュー。
ふたりでお辞儀をし、会場のグランドピアノと向き合います。
鍵盤を見たとき、はっとしました。
鍵盤がとても黄ばんでいたからです。
このピアノは、長年、うちの若先生のような小さい子供からプロのピアニストまで、いろいろな人の弾く音を奏でてきたのでしょう。
ハードで長い年月にわたって練習を重ねてきた方々の想いを、ずっと受け止め続けてきたピアノ。
なにしろグランドピアノを弾くのは初めてですし、コンサート会場のピアノというのは、そういうものなのかもしれません。
でも、私は目の前のピアノがとても愛おしくなりました。
「ワカちゃん、パパがリードするから、ついてくるんだよ」
目で若先生に合図を送り、手を鍵盤の上に。
ポ~ン。
家の電子ピアノと比べて、ずしりと重くて気持ちのいいタッチ。
そして、うっとりするような響き。
そこから先は、無心の境地に入ってしまったのか、ほとんど記憶がありません。
気がつくと、若先生とふたりでお辞儀をしていました。
自分がピアノを弾いたというより、ピアノが曲を弾かせてくれたような気がします。
住宅事情を考えると無理だとは思いますが、グランドピアノが欲しくなりました。
大人になった娘たちが、「このピアノ、小さいころからずっと使っているの。パパと連弾したこともあるのよ」などと、友人に語っている光景をふと想像してしまい、にんまり。
それには住宅事情以前の問題として、私がピアノを習わないといけないですね。
おじいさんになっても、「ひげじいさん」しか弾けない、というのでは洒落になりませんから。