ブルーの部屋

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2018.09.27
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カテゴリ: 日常思ったこと
昨年、英仏で「EV(電気自動車)シフト」を声高に主張するリーダーが表れて以来、内燃機関(普通の車、ガソリンエンジンや、ディーゼルエンジンなどの燃料を燃やすことにより動力をえるもの)搭載の車メーカが相次いでEVシフトを表明。これって、もしかするとコペルニクス的な展開の予兆かもしれない。

 というのは、通常の車の部品点数は3万点(数え方によっては10万点)に及ぶ。車の構成する部品を大別すると、ボディー、シャーシ(足回り)、エンジン、パワートレインの4つ。さらに、外装品、内装品(シート、計器、エアコン、エアバッグ、カーナビ等)などがあり、それらの部品を製造する事業者数は1万を超える。以下は、独立行政法人経済産業研究所の「​ 自動車産業の未来 部品網の構造変化に備え ​」からの引用ですが、もしEVにほとんどの車がシフトしたら、エンジン関連の約1360社はいらないことになってしまいます。


 いやいや、そんなに早くEVへのシフトは起きないよと思う人はたくさんいらっしゃると思います。でも、ブラウン管テレビの顛末を見てください。1995年にシャープが液晶テレビを商品化し、アナログ放送から地上波デジタル放送へ切り替わった2003年というエポックメイキングな出来事があったとはいえ、わずか15年でメーカーはブラウン管テレビを出荷しなくなってしまいました。以下のグラフは、JEITAがWebで公表している民生用電子機器国内出荷統計を基に筆者が加工したものですが、2000年には約100万台の出荷があったブラウン管テレビ(CRT)が、わずか10年後の2010年にはJEITAの統計から外れる事態になっています。




(出典:​ JEITA民生用電子機器国内出荷統計 ​を基に筆者が作図)

 車とテレビは用途も需要も大きく異なります。ただし、液晶テレビはブラウン管テレビに比べて、
  1.設置面積が小さく、軽い
  2.消費電力が少ない
  3.大画面化が可能
といった、大きなメリットがあり、かつ技術革新により価格も急速に下がったので、市場からブラウン管テレビを駆逐したといえます。

 EVも環境問題だけであれば、一部の先進国だけの流行りに終わってしまいます。しかしながら、充電時間の革新的に短時間化、電池の省スペース高容量化、そして価格の低下がもたらされたならば、液晶テレビが市場を席巻したのと同様な事態が起こる可能性が高いと思われます。さぁーて、どうなるでしょう。





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最終更新日  2018.09.27 15:38:10
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