数回前のエントリー でヤングサンデーで連載中の漫画「都立水商!」について書きました。大人の恋愛において・・・という一節が心に残ったのでこのブログでも取り上げたのですが、1週休載して今日その次の話が今日発売の号に。
読んで、
正直、
固まりました。
主人公の 田辺圭介 とフーゾク科の講師、 吉岡あかね はお互いに好き同士。しかし過去に自分のせいで父親を死なせてしまったと思い込んでいる吉岡は"自分は幸せになってはいけない"と田辺の気持ちを受け入られず、そんな吉岡を田辺は一途に想い続けているという状況。
そんな田辺を好きになってしまったホステス科の 近藤明美 は日に日に深まる二人の仲にあせる一方。そんな中、マネージャー科の敏腕講師・ 黒沢忠夫 はそんな近藤に「田辺先生との仲を私がとりもちましょう」と校外実習にかこつけて酒に弱い田辺を泥酔させ近藤にホテルへと連れ込ませる。
「大人の恋愛において、どんなに互いに好き合っていても、"関係"がなければ、それは何もないのと同じことです。田辺先生と寝てしまいなさい。」
これが前回までのお話。そして今回・・・
実習の監視役として二人がホテルに入っていくのを黙ってみている吉岡。そして彼女と同じように何かをこらえるような顔でホテルを見上げる黒沢に気づきます。「どうして黒沢先生が」「一杯つきあいませんか。吉岡先生」
「あなたはもしかして近藤先生のことが・・・」
「確かに 私の近藤先生への想いは "特別" なものです。しかし彼女にとっての私は、特別ではない。そのベクトルの向かう先は・・・」
「ならばいっそ田辺先生とうまくいってしまえばいい。」
「手の届かない存在になってしまえば、
私は絶望し、
救われる。」
壮絶・・・。
黒沢先生が近藤先生を好きだなんて、まったく気づきませんでした。
確かにあの後モンブランで全巻読み返したとき、今考えるとそう思わせる描写はあったのですが、それ以上に何事に対しても理性的・理論的で、冷静沈着の堅物、をじでいく黒沢先生が"誰かを好き"だなんてこと想像できなかったのです。
だとすれば、おせっかいな第三者をきどり、完璧なダンドリで、自分の好きな女性の恋を応援し、あげく「田辺先生と寝てしまいなさい」と言い切ってしまった黒沢先生の気持ちは・・・ 二人がホテルに入っていくのを見ているときの気持ちは・・・
理性的で理論的な黒沢先生だから、自分の置かれた立場、すべきことを、、、そして、その行き着く先が「絶望して、、、救われる」だとは。壮絶。という言葉しか出ません。
バーを出るときに吉岡先生が言った言葉。それを聞いたときの黒沢先生は後ろ姿しか描かれていませんでした。どんな表情でこの言葉を聞いていたのか。
「お気持ちはわかります、、、
でも、それで
あなたは救われるのですか。」
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