波乗り舟の音のよきかな

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鳥カゴ@ Re:オリンピア・キュクロス(11/23) yamadasiさんのところでも柿、取れるんで…
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2026.03.31
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12月28日(日)。献血。昼食はハンバーグ。漫画を読んでいた。
12月29日(月)。友人と朝食と温泉。朝でボーっとしていたが、だんだん調子が出てきて良かった。
12月30日(火)。漫画を読んで、時系列表を作成する。正月飾りをつける。
2025年12月31日(水)。漫画を読む。自家用車のタイヤ交換。歩いて回覧板を持って行く。
2026年1月1日(木)。篆刻練習「吉祥」。神社に行く。親戚が来る。本を読む。漫画を読む。酒を飲む。
1月2日(金)。昼は親戚が来る。夕方は親戚の家へ行き物を渡し、別の親戚の家に行き、年賀。夜は実家で食べる。漫画を読んだ。
1月3日(土)。午前中寝ていた。職場にメールを見に行く。買い物。漫画を読む。読書。
1月4日(日)。年賀状を買いに行く。漫画を読む。本の部屋を整理。
1月5日(月)。漫画を読む。仕事始め。
1月6日(火)。漫画を読む。
1月7日(水)。漫画を読む。
1月8日(木)。漫画を読む。
1月9日(金)。漫画を読む。
1月10日(土)。早朝から遅くまで仕事。恐らく仕事でなければ絶対に行かないイベントに行った。漫画を読む。
1月11日(日)。左義長準備。夕方は予定が無くなった。漫画を読む。タイヤ交換。本の部屋を整理。
1月12日(月)。朝、急に予定が入り左義長。夕方から仕事。漫画を読む。
1月13日(火)。漫画を読む。
1月14日(水)。漫画を読む。
1月15日(木)。漫画を読む。午後休んで順路確認。夕方少し戻って仕事。
1月16日(金)。漫画を読む。
1月17日(土)。漫画を読む。日程調整。タイヤ交換。昼寝。
1月18日(日)。漫画を読む。動物を見に出かける。昼寝。
1月19日(月)。漫画を読む。
1月20日(火)。漫画を読む。
1月21日(水)。漫画を読む。
1月22日(木)。買い出し。漫画を読む。
1月23日(金)。買い出し。漫画を読む。
1月24日(土)。幹事として職場の旅行。広島。
1月25日(日)。幹事として職場の旅行。広島。
1月26日(月)。漫画を読む。
1月27日(火)。漫画を読む。
1月28日(水)。漫画を読む。
1月29日(木)。友人の誕生日チャット。大学生活を思い出して、懐かしい。漫画を読む。寒い。
1月30日(金)。仕事中、高校時代のことを思い出していた。漫画を読む。寒い。
1月31日(土)。午後4時間だけ働く。あとは漫画を読む。
2月1日(日)。草焼き。昼寝。
2月2日(月)。漫画を読む。寒い。仕事が忙しい。
2月3日(火)。漫画を読む。寒い。仕事が忙しい。
2月4日(水)。漫画を読む。寒い。仕事が忙しい。
2月5日(木)。漫画を読む。寒い。仕事が忙しい。
2月6日(金)。漫画を読む。寒い。仕事が忙しい。
2月7日(土)。二度寝。会場設営。期日前。買い物。
2月8日(日)。過酷な選挙。前代未聞。
2月9日(月)。憑かれていた。仕事が大詰め。
2月10日(火)。漫画を読む。
2月11日(水)。1日昼寝を繰り返して体力回復に努めた。
2月12日(木)。連絡調整。漫画を読む。
2月13日(金)。連絡調整。漫画を読む。
2月14日(土)。早起き。電車で読書。東京で仕事。読書。
2月15日(日)。草焼き。夜発熱。
2月16日(月)。病院へ。寝込む。
2月17日(火)。寝込む。
2月18日(水)。寝込む。
2月19日(木)。病院へ。寝込む。
2月20日(金)。寝込む。
2月21日(土)。午前中寝込む。午後仕事、イベント準備。
2月22日(日)。イベント実施。
2月23日(月)。寝込む。マイケル・ジャクソンの動画を観ていた。
2月24日(火)。仕事。『ローマの休日』を観ていた。
2月25日(水)。創作。
2月26日(木)。創作。15日から止まっていたラジオ体操を再開。追いつくようにする。
2月27日(金)。引継ぎを受けて絶望する。創作。
2月28日(土)。散策するも収穫無。創作。ネタ出し。昼寝。
3月1日(日)。創作が捗った。買い物。蕗の薹のテンプラが美味しい。
3月2日(月)。片付け。ゴミだし。
3月3日(火)。残業。創作。
3月4日(水)。残業。桶の回収。駅の窓口でパスモ精算。創作。
3月5日(木)。飲み会。ぐったり。
3月6日(金)。午前中ぐったり。午後は遅くまで仕事。
3月7日(土)。運営会議。買い物。創作。
3月8日(日)。タイヤ交換。創作。
3月9日(月)。早上がり。昼食。本屋。買い物。眠る。創作。
3月10日(火)。創作。
3月11日(水)。創作。ゲームの宣伝。
3月12日(木)。ラジオ体操追いつく。創作。
3月13日(金)。ぎりぎりまで仕事。創作が捗らない。
3月14日(土)。散布装置を取りに行く。病院受診。待合室で読書。菓子購入。田起こし。セギさらい。配布物を部農会長宅に届ける。創作のアイデアは溢れていた。夜は、持ち帰った仕事。
3月15日(日)。創作。捗らないが、アイデアは出た。マイケルジャクソンの本の感想をSNSに投稿、作者とやり取りする。
3月16日(月)。仕事が混迷する。創作のアイデアは出た。
3月17日(火)。仕事。創作。
3月18日(水)。仕事。創作。
3月19日(木)。仕事。創作。
3月20日(金)。創作。
3月21日(土)。早朝から仕事。足が筋肉痛になる。問わず語りを聴く。
3月22日(日)。創作。
3月23日(月)。仕事。創作。
3月24日(火)。仕事。創作。
3月25日(水)。仕事。創作。
3月26日(木)。仕事。創作。
3月27日(金)。旅行1日目(しとどの窟、不動滝、福泉寺、十二庵、五所神社、ちぼりスイーツファクトリー、城願寺、光風荘入れず、万葉公園)。読書。飲んで寝る。
3月28日(土)。朝ご飯をいっぱい食べる。旅行2日目(ゑふや、町立湯河原美術館、しとどの窟、魚伝、貴船神社、真鶴半島自然公園、琴ヶ浜)。
3月29日(日)。側溝の土をさらう。大倉開田総会。創作。土産を渡しに行く。
3月30日(月)。仕事後、飲み会に行き、職場に戻って仕事をして飲み会に戻る。その後、しんみりと飲み食いする。
3月31日(火)。バスで読書。年度末。全てを新年度に丸投げ。土産を私に行く。

【最近読んだ漫画】
地主『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』(既刊8巻) 。ずーっと読んでいる。休憩時間も含めて、ずっと読んでいる。何だ、この話。何でこんなに面白いの。震えて悶えるくらい素晴らしい作品。
内容はタイトル通り、スーパーの裏で、買い物帰りの客と仕事終わりの店員が煙草吸いながらダベる話。本当にほぼそんなシーンなのに、何でこんな気持ちにさせられるの。衝撃的な出会いだった。
キャラクターが魅力的という作品はもちろん世の中にいっぱいあるんだけど、本作のヒロインの振舞いや性格があまりない方向性で新鮮。全ての喜怒哀楽が魅力的で、ヒロインとして優秀過ぎる。いろいろな魅力のあるキャラクターで、それを挙げ出したらきりがないんだけど、時々見え隠れする江戸っ子っぽい粋さが特に好きだな。実は「しゃらくさい」が口癖ですよね。
作品全体を通してセリフ回しが、良い意味で引っかかりがある。良い意味で分かりづらいところがあるのが好き。現実の自然な会話は文法的に微妙にズレている時がある。それに敢えて近くしている。この作品はセリフ回しが漫画っぽくない、わざと実際の会話に寄せて書いているように思う。妙に現実的でリアルで、心に残る。一読で意味を読み取りづらいところがあって、それを考えることによってより味わい深い物語に感じる。
2人の関係性が作品の肝。「知人というほど遠い距離ではない気がするし、友人を名乗るには知らないことが沢山ある」関係と作中で言っている。知人以上友人未満の絶妙な関係性を描いている。喫煙所で一緒に煙草を吸うだけなのに、「大切な関係」が描かれている。
一歩間違うとオジサンの気持ち悪い妄想みたいな話になってしまいがちなのに、ギリギリそうならないラインで描かれる絶妙な物語。ヒロインのモノローグが多いからか。何か所か、ヒロインの方に感情移入してボロボロ泣けた。
読者は後藤店長と同じ気持ちで物語を見るような構造になっている。
本作のジャンルはヒューマンドラマ、恋愛、ラブコメ? 作品の結構大きなテーマとして「仕事」があると思う。
「ブラック企業」という言葉が注目されるようになってから、ブラック企業社員や元社員を主人公とした話は多いけど、仕事することをこういう感じで描いている作品はあまりない気がする。ブラック企業のあり方自体は否定しているんだけど、仕事を頑張ることや仕事を通して人が幸せになること人を幸せにすることの素晴らしさを描いている。
僕は別に仕事を頑張っている方ではないけど、仕事を頑張っている人には突き刺さる作品のはず。仕事に真剣で、気が付いたら年を取っていた社会人にはドストライクな話なのではないか。
作品全体にポジティブな力が満ちていて好き。
これをアイドルとファンの関係とか、飲み屋の店員と客の関係ではなくて、舞台をスーパーの店員と客にしたのもスゴいよなぁ。2巻の「人への憧れは、道を真っすぐ歩ける力になる」というセリフが心に響く、好きな言葉。推し活などしたことないけど、そういう気持ちも素敵なものだなと思える。そうやって人は人を元気づけることが出来るんだなと。
漫画の絵柄は不思議とどこか懐かしい感じ。漫画記号がちょっと古臭い感じで、落ち着く。漫画記号の使い方が本当に好き。作品の関係性も相まって、動物擬態表現等が『Bバージン』を思い出す。
7巻の最終話で語られるヒロインの仕事に対する思い。あんな気持ちで仕事をする登場人物を描けるような作者はきっと、同じくらい真剣な気持ちで仕事をしているのだと思う。それは当然、良い作品を生み出せるはずだよね。
4巻の途中まで田山さんが主人公をからかうのを楽しむ話なんだけど、5巻からもう泣けるんだよ。苦しいくらい感動して。5巻・6巻・7巻と、毎巻泣ける。主人公もヒロインも過去が明確に描かれていないのに、こんなに感情移入できるの、何でだろう。
6巻。七夕のエピソードでの、背中を押してくれるセリフ。こんな子にこんなこと言われたら、自分だったら感動して崩れ落ちて咽び泣くと思う。
この後の夏祭りエピソードでの、ヒロインが駆け付ける時の心の声も泣ける。
作中時間二年目以降、作品の形相が徐々に変わっていく。1~2巻を読んだ時点でこんな展開になっていくとは誰も思わないと思う。最初、X(旧Twitter)で人気だったらしいけど、最初の方だけ読んだ人は最新刊まで読んだ方が良いですよ。一年目はもちろん最高に楽しいんだけど、二年目が苦しくなるくらい泣けるから。悲しいではなくて、優しくて、切なくて。重い人間ドラマの話だよ、これ。
レビューを読むと、「それらは確かに大きな魅力なんだけど、この作品の魅力はもっともっとあるのに」と思ってしまう。
結構難しい言い回しや演出が途中から多くなる。よく読み込まないとニュアンスを見逃す。この発言はこう考えて言っているというのが分かりづらいけど、ゆっくり考えて何度も読むとちゃんと捉えられるようになっている。何度か読み直してニュアンスを把握できるようなシーンもあった。難解な登場人物の心を読み解いていくのが面白い。結構読み応えあるはずなんだけど、皆、分かって読んでいるのだろうか?
この物語の良さを「癒し」だという人が多くて、それも一つの魅力なんだけど、最新刊で描かれている「癒し」とは真逆の「痛み」があるから、この作品は傑作なんだと思うけどな。優しくて思いやりがあるだけじゃ、人間、全然ダメだという残酷な現実に向き合うことができる。
他の作品との類似点なんて考えても意味ないけど、『Bバージン』と『恋は雨上がりのように』の良い部分を合わせて、高橋留美子のエッセンスを混ぜたような作品。
泣きながら何度も読み返して、眠れなかった。そんな初めての作品。
恋愛モノとか、コメディとか、そういうのを抜きにして、主人公とヒロインが人間的な魅力に満ちている。人が生きて、人と関わって、働いていく上で、大切なことが、この作品には詰まっている。
こんな人たちと一緒に働きたい。
この作品の真のテーマは「仕事」だと思いますよ。
「モノローグが上手い漫画は面白い」が僕の持論なのですが、当然、この作品も当てはまります。
ただし、この作品はモノローグにすら書かれていない。無言で目線だけ動かす描写に意味があって、すごい。「こう考えたのかな」という楽しみ方が永遠にできる。
漫画なので物語は絵空事なんだけど、登場人物のここぞという場面時の解像度が高い。リアルな心情が読者にぶつかってきて心を打つ。
世間的なイメージが「男って山田さんみたいな女が好きなんでしょ?」という感じだけど、僕は「男って実は田山さんみたいな悪い女が好き」だけど、田山さんみたいなタイプで内面的に素敵な人が少ないというだけではないかと思う。悪い女なのに、誰よりも漢気があって、真っすぐで優しい。そんな魔性の魅力を持つヒロイン。
小道具の使い方がめちゃくちゃ上手い。携帯灰皿とか、交換した煙草とか。7巻のあの握りしめているシーン、読んだとき声が出たよ。そもそも煙草を使った粋な演出やエピソードがてんこ盛りだし、16本目の最後でシガーキスやってるし。
言葉の美しさが作品の魅力の1つ。人格者たちが口にする言葉たちが、綺麗で、心に染み入る。また、相手に配慮した言い回しが随所に見られる。
そして、多分、敢えて現代の流行言葉を使わないようにしているような気がする。
別の言い方に置き換えて使っていると思われる場面が多々ある。
最初は奇抜な設定とコミカルな描写にばかり目が行くけれど、この作品はヒューマンドラマだ。軽快なラブコメの皮を被った重厚なドラマ。その片鱗は実は1巻から、少しずつ描かれている。
話の舞台は間違いなく現代だと思う。絵柄や漫画記号、物語の雰囲気が30年前くらい前の漫画のそれなんだけど、これは意図的にやっているのか。主人公の年齢を読者層に設定しているのか。普段漫画を読む時に、絵柄を気にしていないんだけど、この作品はどこか懐かしくて落ち着く。
5巻から泣けると書いたけど、7巻まで読んだ後だと、もう4巻から泣ける。
1巻から読み返していくと、どのエピソードも次につながるエピソードばかり。4本目(第4話)は「笑顔」に注目したエピソードで、既にここで「素敵」と言っている。5本目で既に、桜の花弁のエピソードと、「変」というキーワードがもう出てきている。6本目は恐らく初めて特別な気持ちが芽生えるエピソード、そして「人の違う面」に注目したエピソード。7~9話で、あの携帯灰皿を贈るエピソード。
読み返して気づいた。登場人物たちが「嘘をつこう」と考えて嘘をつく時、ひと呼吸無言になる。つまり、1コマ、無言のコマが入る。赤い耳の伏線もそうだけど、言葉になっていない「この人は今、こう考えたんだ!」という発見が多い漫画。何度読み返しても飽きない。
あまりに何周も読み過ぎて、ヒロインの煙草の銘柄が「Beside Me」なのを見るだけでグッとくるようになってしまった。
大野さん、普段は「店長」と呼んでいるんだけど、店長を諭すときだけ「後藤ちゃん」と呼んだんだ。人の呼び方の変化は、小畑の時もあったけど、関係性で微妙に変えていっている。芸が細かい。
時系列に違和感を覚えたので、時系列表を作ってみた。いろいろ発見もあった。「〇年前」と記述に幅を持たせていることと、「今」が刻々と動いていることを考えて整合性を取っていく。意外にもカッチリ整合性は取れるし、美しい季節の移ろいをしっかり描いている。
ただし、一点だけ、佐々木の支社復帰が確定できない。「この時点でその時を2年前とは言わないだろ」みたいなのを考えていくと、記述が矛盾するかしないかのギリギリのライン。第50話が、何月から見て「2年前」なのかに依る。
ちゃんと回想の中の衣替え等も整合性が取れていて、物語の解像度の高さに驚く。そして、季節はもちろん何月か、シーンによっては日付まで確認できる手がかりも随所にあって、かなり季節感を大切に描いていることが分かった。季節ネタを取り入れた抒情的な話が多いの、納得。
50話であんなに喋っていて33話で全く覚えていないと言っていた件について、スーパーS初来店から物語開始まで1~2か月くらいしかないのに、あんな出会いを忘れますかねという疑問があった。でもよく考えながら読んだら、「会ったことは覚えているが、言ったことは覚えていない」という解釈もできるので、そこはクリアしている。
この作品、スゴいですよ。主人公とヒロイン、どちらかがツラい状況に置かれていて、それに感情移入して読んでいると、もう片方がパーフェクトでクリティカルな言葉をかけてくれる。もう泣かずにはいられない。
「ヒロインは照れると耳が赤くなる」というのが結構重要で、これを覚えているかいないかで作品から意味を読み取れるか変わってくる。首元のホクロをチョーカーで隠している設定とか、他には貼り紙とか、Tシャツとか、小さな書き文字とか、そういう芸の細かさが光る作品。小畑さんの左耳のピアス穴は、毎回忘れずに描かれているけれど、今後どんな意味を持ってくるのだろうか。
『裏ヤニ』に書いてあったけれど、作者の「ただの人間が素敵な言葉をその場で紡げるわけがない」というスタンス。これなんだよ。この作品の言い回しを難解にしているのは。漫画的じゃない、すぐに意味を取りづらい、でも、何故かどうしようもなく心に響いてくるセリフの秘密だと思う。#ヤニすう
この作品のすごいところは、「優しい人」というキャラクターの発する言葉が、本当に配慮と思いやりと、哲学の上にある言動になっているところ。こんなに相手の立場を慮った言葉をさり気なく言える自信がない。後半はもちろんなんだけど、前半の軽快な会話の中にも多くの配慮が含まれている。
この2人、一切のデジタルな繋がりがないのがスゴいんですよ。どんなに大切な関係になっても、連絡先を交換しない。電話も、1回だけ他の人の携帯を借りて喋っただけ。「それが一番楽しいから」待ち合わせの約束もしない。「顔を見て話してもいいかな」と、現代劇なのに、徹底的に人と人の生身の関係を描いている。だからこそ、純度の高い人間ドラマが胸を打つ。SNS全盛の現代を生きる多くの人に読んでもらいたいなぁと思います。#ヤニすう
作者が影響の受けた作家に乙一を挙げていたり、好きな作品に『暗いところで待ち合わせ』を挙げていたりする。本作に漂う雰囲気、しっとり感は確かに乙一作品に通じるものがあるように思える。僕も乙一作品(乙一名義)だと『暗いところで待ち合わせ』が一番好きかな。#ヤニすう
6本目(第6話)が恐らく、田山が初めて佐々木に好意を持った回。「温かいよ。ありがとう。田山さん」に対して「こちらこそ」と返事しているのは、「温かい言葉をかけてくれて、ありがとう」という意味なんだよね、きっと。
まあそもそも、その前にクレーマーから助けてもらったこと(50本目)もあり、好意を持っていたので声をかけたのでしょうが。
9本目(第9話)。プレゼントした携帯灰皿について「ありがと。大切にする」と言う田山さん。この時点でまさか、後々あんなに大切にしてくれるとは思わないじゃん。
13本目(第13話)は銘柄性格診断。両方とも半分は診断が当たっている。佐々木の診断がもう片方当たっている描写が出てきたら、田山の診断も完全に当たっているという解釈で良いのだろうか。
初期はコメディで、だんだんラブコメになって、ラブストーリィになって、それに並走してヒューマンドラマになっていく。
なんかねぇ、佐々木さんも、田山さんもカッコイイんですよ。2人とも漢気があって、粋で、気遣いの人で。僕もこんな大人になりたかった。
【矛盾?】13本目で「あげる。吸い直しなよ」とBeside Meを口に突っ込まれて吸っている。24本目では、初めて田山の煙草を吸った感じで「結構重い…この子こんなの吸っていたのか」と言っている。13本目では結局火をつけなかったのか。
【矛盾?】16本目では「水曜日はスパSカードポイント5倍~♪」というアナウンスがありながら、 本目では水曜日は店休日。曜日に依る休みではないのか? 24時間営業なのに店休日がある店は珍しい気がする。
【矛盾?】29本目幕間前で、傘をさしながら2人が並んで歩くシーン。最後のコマだけ、立ち位置が逆になっている。ゴミ捨て場でゴミを捨てて、再度歩き出す際に立ち位置が逆になったという解釈は出来る。
【疑問】恵美ちゃん(鈴木の娘)は何歳なのだろう。ピアスを空けたいというエピソード(30本目幕間)があったので、中学~高校生だとは思うけど、その娘があんなに可愛い折り畳み傘を贈ってくれた(29本目幕間前)のはいつのことなのだろう。きっと何年も前にもらった傘を大事に持っていたんですね。
【矛盾?】スーパーSは駅から家への向こう側(50本目)なのに、店休日と知りつつ度々通りかかっている気がするけど。と思っていたが、忘年会や七夕のエピソードはいつもと違う場所からの帰りだから良いんだ! すごい、こんなところでもちゃんと整合性がとれている。
【矛盾?】田山さんからもらったBeside Me。29本目幕間後では開け口が開いているのに、32本目では開いていない。閉められるか。
何でこんなにこの作品が好きなんだろう。
現実離れした内容なのに、どこか地に足がついているんですよ。この作品。
登場人物たちの弱さが現実に根差したものだから。誰もが持っている弱さをリアルに真摯に描いているからかな。人の弱さを理解して、包んで、そっと背中を押してくれる人たちを描いているから。
作者は何歳なんだろう。人生経験をある程度以上積んでいないと絶対描けない内容。30代以上ではあるはず。もしかして40代? 50代? 高卒で働いていたようなので、色濃い社会人生活を送ったのか。人生2回目の人が描いたような感じの内容なんですよね。
作者の経歴が不明だし、2作目の連載なので若いような気もするけど、古い漫画表現を縦横無尽に使いこなしているので、サンデー系列のベテラン作家の別ペンネームなんじゃないかと妄想している。高橋留美子の影響は間違いなく強いと思うんだけど、これ、あだち充の影響も入っていますよね。
僕が人生で一番泣いた漫画だけど、悲しい物語ではないのがスゴいんですよ。ほぼほぼ悲しいシーンはない。むしろほとんど楽しいシーンばかり。温かくて、優しくて、切なくて泣ける。読んでいて泣ける作品は何作か経験あるけど、本作は読んでいない時にも思い出しいて涙が出てくる。読みまくって、セリフも絵も思い出せる状態だから。
山田さんモードと田山さんモードで外見が違うせいで、雰囲気が違って面白い。同じキャラクターなんだけど、外見が違うことで内面も完全に同じではない感じが、漫画の面白さだと思う。
佐々木さんのスゴいところは、女性と接する時に「少しでもセクハラと取られる可能性のある言動や行動、相手を不快にさせる言い回しを絶対にしない」という信念と思いやりを感じるところ。現実でもなかなか、ここまで考えて発言できる人はいないのではないか。#ヤニすう
各話サブタイトルは、描き下ろしエピソード以外ついていないけど、作者Xによると途中からサブタイトルがある様子。お洒落なサブタイトルなのに
Xのみはもったいない。タイトル等を表にまとめてみた。25・26本目はサブタイトルではないのかも。
6巻には、主人公が悩みを田山さんに相談するエピソードと、違う悩みを西園さんに相談するエピソードがある。両方共に共通しているのが、苦悩すること自体を肯定していること。これが僕には発見だった。そうなんですね。たいていの悩みは答が明確ではなくて、自分でしか答が出せないのに間違っているかもしれないから悩んでいる。それを他人がアドバイスするには限界がある。だから「あなたが悩んでいたことを私は理解しているよ」と言ってもらえることが救いになる。
相談をされた時に男は解決策を言い、女は解決策を求めないと言われることがあって、どちらが正しいかはもちろん時と場合によるのかもしれないけれど、本作のような状況で、主人公が求めているのは後者。正解は存在しないか、心がブレーキをかけているかの場合、必要なのは苦悩すること自体の肯定なのかもしれません。
漫画としての演技とそこから多くの意味を読み取れるところがスゴいんですよ。目線の動きや細かい表情に、丁寧に丁寧に意味を込めて描かれている。
それが作品として、ものすごい奥行きを感じさせる。無言のコマでもずっと心情を想像して楽しんでいられる。
分かりやすい楽しみ方と、分かりにくい楽しみ方の両方が出来るのが、この作品のいいところだと思います。
作中に登場する架空の煙草には、その人物に関連した名前が付けられている様子。7巻時点で喫煙者は7人、そのうち6人の銘柄は出てきている。作中で「BON STARs」と「BesideMe」については言及されているので、他のものも拾い出して考察してみた。
これを調べていて気付いた。この作品、登場人物の下の名前が一切出てきていないけれど、西園さんだけ「西園花子」という名前らしい。3巻裏表紙の漫画に記載されているだけなので、筆名の可能性はあるけれど。
かなり読み込んだ。
佐々木さんは序盤、うだつの上がらないサラリーマン風に描かれているけれど、実際はかなり有能な人であると思われる。本部で大きな失敗をして休職していたというエピソードが目立つけれど、その前に本部に引き抜かれるくらい優秀だったという話がある。「仕事に対して愚かなくらい熱くひたむき」だった人が有能じゃないわけがない。上司や取引先に怒られるという話があるけれど、上司の方はやつあたりであると描かれている。
佐々木は恐らく、単行本7巻までの時点で、田山に恋愛感情を持ってない可能性がある。遠野先輩の時のように自分でも気づいていない可能性はあるけれど、あるともないともどちらともとれる描写しかない。もちろん好意はあり、「綺麗」「かわいい」と思う感情や、人として友人として好きという気持ちを持つ描写はあるけれど、恋愛感情を示す描写は一切ない。
いろいろ考えていくと「そもそも恋愛感情って何だ?」という哲学的な問いに足を踏み入れてしまうから考えないことにしましょう。
更に、かなり読み込んだ。時系列表を微修正。過去編である50本目は冬の終わりという記述があったので、2月末頃で良いと思う。5本目で桜が舞うよりも前に1本目(物語開始)なので、4月前半の可能性もある。間は1か月くらい。50本目を読んで1本目を読むと、物語の捉え方が結構変わる。
佐々木は山田に「笑顔が素敵な店員さん」というだけで惹かれていたのではなく、49本目で思っていたように、芯の強さや救いとなる言葉をかけてくれたことに対しても好感を持っていた。山田は佐々木が「自分が同じ立場だったら」と考えて迷惑客に言い返してくれたことで元々好意があった。だから、1本目で声をかけた。最初の物語の印象と全然違うことになる。
うわー、芸が細かい! 誰が気づくんだ、これ!
45本目で、何で佐々木がスーパーの裏を横切ったのか?
「スーパーは佐々木の帰り道ではなく遠回りである」ということが50本目で言われている。
姿を隠している佐々木が何故ここにいるのか? と疑問だった。
よくよく見たら、クリーニング後のスーツを手にしている。
これ、血の付いたスーツをクリーニングに出して、受け取った帰りなんだ!
何でここまで位置関係と因果関係の辻褄を合わせてんの!?
誰が気づくの、こんなの。
田山の様子を偵察しに来ていたのかと思っていた。
41本目で出てきたクリーニング屋の「福本さん」だ。
物語の表面に出てきていないだけで、街の位置関係や行動の理由がかなりしっかり作られているんだ。
初めて読んだ時からずっと、この素晴らしい作品を説明する言葉を考えていた。面白い、笑える、優しい、温かい、切ない、ときめく、泣ける、感動する、胸が締め付けられる。どれもそうだけど、もっと的確な言葉を探していた。最近ようやく思い至った。この作品は「胸がいっぱいになる」「心満たされる」作品だと思う。
「彼女の言葉は俺にとって新しくて それと同じくらい大切なことを思い出す懐かしさも持っていて」というセリフが作中に出てくる。僕はまさに、この作品に対して同じようなことを想っていた。
今まで出会ったことのない面白さや感動があるのに、どこか懐かしくて、大切なことを思い出すような。そんな作品。
7巻をターニングポイントとして、物語が反転した感じ。
6巻までは、田山さんが佐々木さんを騙しつつ、背中を押す言葉を贈っていた。
7巻以降、佐々木さんが田山さんを騙しつつ、背中を押す言葉を返していく。
互いが相手の言葉に影響されて言葉を返して、互いの存在が救いになっていくのが、もう……言葉に出来ない。
8巻56本目は、7巻49本目の対になっている。「初めて話してもらえた時から 君は君らしく素敵だったと 思い出しただけなんだ」「ずっと ずっとそうだった 佐々木さんは最初から」。
やっぱり、1巻6本目は重要だったんだよ。だってどう見ても、かけてくれた言葉で感情が動く最初のエピソードだもん。
ヒロインの嘘が主人公にバレないようにするという物語だったのに、最近では嘘に気づいたのに気づいていないという嘘を、ヒロインにバレないようにするというフェーズに物語が移行した。どんどん話が複雑になっていき、ライトな読者は意味分からなくなるんじゃないかと心配している。8巻後半、複雑怪奇な例え話とか出てきて、面白いです。少し深く読み解くと絶対面白いので、是非振り落とされず読んで欲しいなぁ。
56本目の例え話が、複雑怪奇で面白い。さらっと読むライトな読者は理解できるのか、この難解な例え話が。
佐々木さんが今までの人生で諦めた5つの夢って何だろう。1つ目はスポーツ選手の夢を怪我で諦めたということだと思うけど、それって相当大怪我ですよね。
【発見】田山さん、気持ちが不安定になる時に、右手で左腕肘辺りを掴む癖がある。47本目、51本目。
53本目。「1日ぶりの煙草」「今日はなるべく早く帰りたくて 飯とか煙草とか…ほどほどにしてたんだ」の台詞。その前話で「お昼も返上して働いてる」という台詞があり、栄養補助食品だけしか食べていない様子。「…」のところで「食べてないし吸っていない」と言うと気を遣わせてしまうと考えて「ほどほど」と言っているんですね。こういう台詞から読み取れることが、この作品多くて、深い。
53本目。指切りのシーンはもちろん良いんだけど、その前の「佐々木さんは笑ってすぐにありがとうって…言う」「あんなこと言っといて あたしが一番このひとの優しいところに甘えてる…」のシーンがボロボロ泣ける。
56本目。佐々木さんが山田さんに、ちゃんと山田さんとして接している。煙草の煙が制服にかからないよう、反対側を向いて煙を吐き出している。気づいているのに、山田さんのための配慮ができるのって、自分の憧れを守ろうとしている彼女の嘘を守ろうとしているようで、良いですね。
53本目のサブタイトルは『スーパーの裏の夢の星』。「夢は分かるけど、星って何だろう?」と思っていたら、8巻の後書きにヒントがあった。作者が53本目を描きながら聴いていていた曲はパスピエの『スーパーカー』。その歌詞に「星」が出てくる。車に乗って連れていく、地図につけた印のことなんですね。
そういえば、パスピエのヴォーカルは大胡田なつきさんという人なんだけど、なつきさんのお母さんに、僕は昔大変お世話になったことがあるんですよ。大変怖い人でしたが、素晴らしい人でしたよ。
そうか。54本目「俺も大はしゃぎしているように見えてたら恥ずかしいな」の後の、胸を押さえてから手を見るシーンは伏線か。後に出てくる「胸がつかえるような感覚がない」にかかっているのか。「49本目の最後のページにかかるのかな?」と勘違いしていた。
【深読み】54本目。元新卒が鈴木に喧嘩売ったのって、もしかして「こいつがいなかったら2人きりの出張なのに」という感情からか。元新卒、もっと活躍してほしいなぁ。この人が活躍すればするほど、絶対面白くなると思う。
54本目。佐々木が野間に語る「新しい考え」。後半は七夕のエピソードで田山さんに言われたこと。前半は何のことだろうと考えていたけど、雷のエピソードで山田さんに言われたことか。最初、気づかなかった。
26本目。小畑初登場回。よく見ると、みかん箱3つを軽々持ち上げて佐々木さんが驚いている描写がある。最初から強い設定は決まっていたんだ。『裏ヤニ』にも「ちから持ちです」って書いてあったから。
56本目。佐々木さんは両親が他界したことで諦めた夢があるということが明かされる。その事実から、いろいろな可能性が考えられる。本作の特典おまけ漫画情報で、彼は大学生の時もバイトをいくつも掛け持ちしてセルフブラックだったという話がある。大学の時には既に両親は他界しており、大変な苦学生だった可能性がある。
作中で佐々木さんは「鈍い」キャラクターで、一番重要なアレについては確かに鈍くて全然気づいていなかったけど、それ以外は結構鋭い描写が多い。人の表情や行動を冷静に観察おり、野間が喫煙者であることもすぐに見抜いている。
彼は元々キレ者で、あの鈍さはもしかしたら働き過ぎから来ているんじゃないかと仮説を立てていた。しかし、それでは大学時代から鈍かった説明がつかないと思っていたところへ、おまけ漫画の情報である。苦学生だった大学時代から働き過ぎで鈍くなっていた可能性が高いと、僕は思っている。
最近気づいた、この作品のスゴいところ。こんな内容なのに「愛」や「恋」という言葉を全然使っていないんです。多分「可愛い」という言葉に「愛」が入っているくらい。「ロマンス」「変」「少女漫画的」という言葉に巧妙に置き換えている。恐らく意図してやっていると思う。
「人前では泣きたくない」と言う田山さんは、本当にギャグシーンですら泣いていない。1巻末収録の過去編である0本目、高校生の時のエピソードでのみ涙を流している。他の人物はギャグシーンで泣いているので、明らかに意図的なものだと思われる。「江戸川コナンは涙を流さない」にも通じるものがある。むしろ涙を流さないからぐっとくるシーンてあるよね。
読む度に何回でも泣けるのはもちろん、読んでなくても日常生活の中で不意に思い出して泣ける。この作品のスゴいところは、そんなに泣けるのに全然悲しい話ではないこと。過去には悲しいことがあったのかもしれないけど、それが明かさない現状では、一切悲しいエピソードはない。それがスゴいよ。ただ、それは主人公の考え方に依るところもあると思う。2人が実は1人だったという事実を知った時、憧れの女性が消えてしまうという悲しい話になってしまうのが普通で、田山さんもそれを恐れていた。でも、佐々木さんが「人の違う面」を肯定する人だから、この話は悲しい話にならない。「人間の多面性の肯定」がこの作品の素晴らしさだと思うんです。
8巻。店長が自分の煙草があるにも関わらず主人公に煙草をもらって吸うシーンがある。ということは、この作品において、他人の煙草を吸うという行為には特別な意味があるはず。そもそも、煙草を吸う行為自体が何かの隠喩の可能性があると考えた。
「煙草は何のメタファーなのか?」この前一晩考えていた。最初から読み直しながら、自分なりに仮説を立てた。この作品における煙草は「心」や「気持ち」「人間性」を表しているのではないか。
そもそも、一緒に煙草を吸うことで、心を通わせていく物語だから。
自分の煙草を相手に吸わせるという行為は「自分の気持ちを知ってほしい」「自分のことをもっと知ってほしい」、相手の煙草をねだる行為は「あなたの心を知りたい」「あなたのことをもっと知りたい」という感情を表しているのではないか。そう考えると、全てのシーンが符合する。
4巻で、2人は互いに煙草を交換しているんだよね。自分が持っていない時に、相手が持っていて吸えるようにって。僕の仮説に当てはめて考えると、それは互いの心の一部を相手に渡す行為なわけで。
思えば、2人の心情が動いて物語が大きく動き出すのも、4巻からだなぁと。
そんな妄想をして楽しんでいた。
49本目。口寂しいからと2人で煙草を咥えて火はつけないシーン。佐々木が自分の煙草を田山に勧めている。これもかなり意味深なシーンになってくる。その前のエピソードで、佐々木は自分の人間関係における怠慢な部分に気づいて、彼女の瞳に向き合うことを決める。一人相撲を辞め、自分の心を開いて相手と向き合う象徴のようなシーンに思える。
3本目、煙草を忘れた佐々木に田山が「あたしのあげるよ」と煙草を差し出すが、佐々木は吸わない。田山も本気で吸わせる気持ちはなかった様子。
13本目、田山が自分の煙草を佐々木の口に無理やりつっこむ。この時点で自分のことを知って欲しい気持ちがあって、若干的外れなことを主人公が言い、その鈍さに苛立って「本当の自分を知って」という気持ちなのではないか。
16本目、シガーキス。この話で2人の気持ちは一致している。「このままふたりで」2人の心情の一致を、煙草をくっつける行為で表現しているのかな。
24本目、佐々木の煙草が濡れて吸えなくなり、田山が煙草をくれる。田山は過去に会った男性(実際は佐々木)に憧れている(心を奪われている)ことを自覚させられるエピソード。また、ここで初めて自分の大切な思い出の話をするので、心の内を打ち明ける隠喩か。
35本目、よく見ると会話シーンで田山が佐々木の煙草を取り上げている。明確に描かれていないけど、左手に自分の煙草、右手に佐々木の煙草を持っている状態。エピソードとしては「佐々木の思い浮かべる想像の田山が実際の田山と同じことを言うならば、少しは田山の人格を理解しているということになる」という話なので、逆なら分かるんだけど、どういう意味なんだろう。両方勘違いをしていた話で、佐々木は正確な田山のイメージを持っていたので、田山も佐々木のことをもっと知って正確なイメージを持ちたいという意味か?
8巻54本目を読んだ後に5巻37本目を読むと、佐々木さんが雷の話をどう解釈したのか分かる。だから、あの表情をしたんだということも。37本目の本題はそっち側じゃないので見落としていたけど、ここでも山田さんの言葉に救われているんですね。
31本目。鈴木がタクシー代を返す封筒に、小さい文字で「夫がすみませ~ん! 鈴木妻」って書いてあるのか! 初読で気づくわけないだろ、こんなの!
景子さんが用意したわけね。景子さんも佐々木さんに良い印象を持ってるんだなぁと、これだけで分かる。
本当に、読み返す度にいっくらでも新しい発見がある。まさに100回の鑑賞に耐え得る作品。
実は、主要登場人物は鈴木さん以外、だいたい優秀な人だという描写があるんだよね。佐々木、山田、後藤、小畑、大野、川上、西園、元新卒、中島。皆、何らかの評価を得ているか誰かに褒められるシーンがある。前澤チーフも子どもへの対応が上手い描写がある。仕事頑張っている人たちの人間模様。やっぱり本作のテーマは「仕事」だと思う。
【佐々木さんの本当の鈍さ】
「佐々木さんは鈍い」は、ある種のミスリードなのではないかと考えていた。かなり洞察力は高く、特に他人の感情の動きには敏感。あの秘密にしても、4巻の花見の話から少しずつ気づき始めている描写がある。エピソードを拾っていくと、あの秘密以外の部分では結構キレ者であるという印象すら受ける。
彼の本当の鈍さはそこではなく、自分自身の心に対してなのではないか。2巻末の過去エピソードで遠野先輩への気持ちを気づいていなかったように、田山さんに対する気持ちを、多分彼自身は気づいていない。だから「この話をしたい」とか「こんなこと言われて嬉しいなぁ」、「会いたかったな」くらいしか思っていない。それこそが、この作品で描かれている彼の鈍さの本質的な部分なのではないか。だからこそ、ロマンティックなラブロマンスなのに主人公が「彼女と付き合いたい」とか「自分を好きになってほしい」とかを全く考えない、という奇妙な作品になっている。
57本目を読んでしまった。衝撃的だった。
本作において、煙草の銘柄はそれを吸う登場人物に関連した名称になっている。ここに来て新しい銘柄が登場し、しかも名称がかなり重要な意味を持っているように描かれているにも関わらず、その訳が全く分からない。
以前、作中で描かれた銘柄を拾い出して一覧表を作っていたんだけど、まさかここにきて、こんな銘柄が出てくるとは。
佐々木さんが過去に吸っていた銘柄で、既に廃番であり、「名前を気に入っていた」という発言もある。
こんな形であからさまに大きな謎を提示してくること、今までなかったのに。
そして58本目以降の展開が少し怖い。恐らく野間さんが現場に応援に来て、しかも佐々木さんは1週間不在なわけで。
そして、57本目を読んで、「煙草は心の隠喩」説はやはり正しいのではないかと思えてきた。大野さんが非喫煙者だから中身がないとはいえ、煙草の箱をもらって「まるで今までずうっと欲しかった物がもらえたみたいに胸がいっぱいになった」というのはそういうことだと思うんだけど。
重要人物だとは思っていたけど、大野さんがここまでキーパーソンだったとは……。
名前こそ出ていなかったけれど、実は店長よりも先に、1本目から登場しているからね。
何なら田山さんよりも先に、山田さんの次に、物語に登場しているからね。
黒子のあるキャラクターが何人かいる。何の意味があるんだろう?
 山田:左首筋
 後藤:右口元
 小畑:左目元に2つと左耳たぶ
 川上:左腕の肩下
 野間:左もみあげ下
見落としているだけで、他にも黒子有りのキャラクターがいるかも。
物語に関わってきたのは今のところ山田の黒子だけだけど、今後何かあるのか?
忘れずに描かれているから何かしらの意味があるように思えるんだけど。
川上の黒子は場所が場所だけに、袖を肩まで上げたシーンしか見られず、何度も読み返していた僕でもようやく気づいたくらい。ただのキャラクターデザインにしては意味深過ぎるけれど、普通は黒子なんて物語の筋に関わるようなものではないし、有無によって何らかの意味付けがされていると考えるべきか。
48本目。佐々木さんが行方不明の田山さんを見つける直前、心の中で「頼む 頼むから 遠くへ行かないでくれ」と言っている。これはつまり、英訳すると「Beside Me」だ! 何度も読み込んで今更気づくことばかり。
49本目。何度読んでも泣けるし、読んでいなくても思い出して泣ける。ここが現時点での大クライマックス。作中唯一の見開き2ページ使った1コマがある。ここで、2人の心が最近接して零距離になった。心に触れられた感じがある。
目線の芝居が本当に質が高くて楽しい作品。
田山さんは、あの嘘をつく以外で嘘をつく時や、何かをごまかしたい時に目を逸らす癖がある。そして、佐々木さんはそれに直感的に気づいている様子がある。怪談の回や、花火の回、ブランコの回、閉鎖された公園の回。
石田スイ『東京喰種トーキョーグール:re』(全16巻) 。亜門鋼太朗と真戸暁のその後が気になったので読んだ。迫力のある壮大な話でしたね。無印と比べて戦闘が多くて、「僕は居酒屋で酒を飲むようなエピソードが読みたかったんだけどな」と思いながら読んでいた。個人の趣味としては、亜門vsドナート戦が一番好きかな。亜門が好きなので。
地主『ロクレイ -天成市りんね区役所第六感部助霊課活動記-』(全6巻) 。地主先生の最初の連載作。ゴーストスイーパーみたいな仕事をする人たちの物語。やっぱり、ハートフルなエピソードが上手い。結構王道の少年漫画。ここぞというシーンの台詞と表情が良い。
途中から駆け足な展開なのが残念。ゆっくりと倍くらいの長さならかなり面白かったと思う。七厄が一瞬で倒されていて笑った。駆け足だったけど、力業で最後は上手くまとまっていた。
ヤニすうとほぼ同時連載だったようだけど、全然作風が違う。ギャグや会話の雰囲気は同じところがある。アホですの看板とか、ベタなギャグが好きです。
驚いた。絵も物語も、30年以上前の少年漫画の雰囲気。ヤニすうの時も感じたけど、本作はそれ以上。これはわざとやっているのか。普段、絵は気にしないんだけど、あまりに驚きすぎた。1巻が2022年5月初版なんだけど、知らずに読んだら誰も信じないと思う。
払田とゆゆ女の上司末広さんが、内海課長(リチャード・王)に似ているけど、良い上司。素敵な上司を描くのが上手いですね。
そして、逆はないけど、ヤニすうにロクレイのネタが結構入っている。怪談回で田山さんが見ていた動画、佐々木さんがレジを通し忘れた雑誌「テレビゾーン」の表紙に書いてある霊能アイドル。
深見じゅん『悪女(わる)』(全37巻) 。すみません、レディースコミックって今までほとんど読んだことなくて、何も期待していませんでした。これ、とてつもなく面白いよ。名作。読んで良かった。信頼できる創作者が勧めるものは面白い。勧められてなかったら、絶対読んでいなかった。こんな面白い作品なのに、何で今までタイトルも知らなかったんだ。
タイトルと中身が全然合っていない。確かに時々主人公が自分のことを「悪女」って言うけど、180°違う。そう思っていたんだけど、最後のあの台詞に繋がるのはお洒落だなぁ。
超一流商社にコネ入社した、ノーテンキなダメOLが、手段のために出世を目指して成り上がっていく物語。読者の予想を超える方法で、プライドの高いエリート社員の美男美女たちを相手に無双していくのがとても楽しい。「この子の活躍をもっと読みたい」と、読みながらずっと思っていた。とんでもなく明るく元気なので、陰湿ないじめにあっても全く悲壮感がなく、読んでいて面白い。「どんな逆境の中でも、絶対にこの子は大活躍してくれる」という安心感がある。昭和の最後の頃に連載開始した、お茶汲みは女性社員の仕事だった時代の物語で、だからこそ、ワクワクする。
作品全体から落語の香りがする。作中でも、主人公が落語をやる場面が多数ある。そもそも彼女の成り上がり方が古典落語『妾馬』(八五郎出世)じゃないか。
あらすじを読んで受ける印象のはるか上を行く、パワーとカリスマ性を持った主人公。
元気や機転や根性で困難に立ち向かいはするけれど、それと並行してちゃんと超エリートに肉薄するくらい勉強しているのも素敵です。
中盤以降だと、本気で麻理鈴が戦うことに決めた佐伯課長との対決が面白い。麻理鈴が本気で打てる手を全て打っている感じ、それで賭けに出る感じ。だからこそ、和解のシーンが胸を打つ。
28巻。すごいな。この作品にも泥酔マラソンがある(笑)
民間企業って、そもそも1年のうちにこんなに部署異動があるものなのか? 漫画だから、それを言い出したらそれまでだけど。この子がスペシャルな問題児なだけだよね。
一流商社が舞台なだけあって、どこまで現実に即しているか分からないけど政治や経済の話もあり、意外と社会派な内容。
どこの部署に異動になっても、周りはトラブルと敵だらけなのに、最後は皆、主人公を助けてくれる。そのカリスマ性とかポジティブパワーの描かれ方にすごく説得力がある。
冷静に読むと、めちゃくちゃフード理論が当てはまるな、この話。
主人公の恋愛と仕事に対するスタンスが、とても好感持てる。
最後の展開、普通だったら「遠距離か」「仕事を辞めてついていくか」とかいろいろ選択肢はあるんだろうけれど、「この主人公ならまあ、本当に何とかするだろう」と思えるのがすごい。
あらゆるトラブルを解決していくだけじゃなくて、周りの人を変えて、関わった人たちを幸せにして次の部署へ異動していくのが、本当に良いんですよ。
一番の名脇役は小野さん。彼が言う最終回の最後のセリフがもう、ぐっとくるんですよ。一番主人公と一緒にいて、一番変えられてしまった人だから。
主人公・田中麻理鈴の何が良いって、強く強く自分が幸せになることを願っているのに、選択肢がかち合った時に、周りの人の幸せを優先させるところ。どの職場でも、全員が幸せになる方法を模索するところ。
読んでいて、本当に心地良い。37巻、ずっと楽しかった。

あれっくす『私の魔法の先生は魔法が使えない』 。要約すると「元電気回路設計者が異世界に召喚されたら」みたいな話。この手の作品の中で一番好きかもしれない。電気回路の世界は奥が深いのですね。ファンタジー世界の話ではあるんだけど、そこにあるアイデアや苦労は現実のもので、地に足がついている感じがある。キャラクターたちのエピソードも楽しい。デジタルで読んでいたけど、この度単行本を見つけたので購入。描き下ろしがとても良かった。

【再読漫画】
西森博之『天使な小生意気』(全20巻) 。男の中の男になることを願った、絶世の美女の物語。めぐ団は皆、カッコイイ。終盤、恵が一文字に「君はオズの魔法使いに出てくるライオンだね」と言うセリフがある。よく考えてみたら、この物語自体がオズの魔法使いなのかもしれない。
改めて読むと、この話、ヒロインは花華院美木ですね。
西森作品は、レギュラーキャラクターとそれ以外に治安の差がありすぎでしょ。街は極悪人であふれかえっているのに、主人公の周りは良い奴らばかり。

【最近読んだ本】
伊東ひとみ『キラキラネームの大研究』 。キラキラネームについて、言語学的な考察を与えている新書。2015年発行の本なので今は少し状況は変わってきているかもしれない。歴史を踏まえながら、日本における漢字扱われ方を解説している。こうやって見ると、キラキラネームの流行は歴史の必然のようにしか思えない。日本人って、実は漢字、大好きですよね。平仮名と片仮名と漢字と英語を操って、漢字で言葉遊びするのが大好きな民族だと思います。
倉知淳『幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート』 。癒し系の名探偵、猫丸先輩シリーズの短編集。治験のバイトもするんか、猫丸先輩は。日常の謎を解決していく。事件と言うほどではない、結構こじんまりした短編が多い。漫画みたいに緩いけど、推理は冴えている。ホワイダニットがメインだったかな。
岩井三四二『理屈が通らねえ』 。和算家が旅をしながら算法を教えたり使ったりする珍道中。「痛快時代小説」と裏表紙には描かれているけれど、「とほほ……」みたいなオチの話ばかりで痛快では全くない。軽妙なコミカルさがあって楽しい話ではある。和算なんかやっても何の役にも立たないよねっていう話。冒頭に描かれている十字環の体積を求める問題は、しばらく考えてみたけど、全く見当もつかなかった。中心もそうだけど、周りの4つの重なる部分の面積の求め方がかなり難しいと思った。終盤文章だけの説明だけでは全然分からなかった。昔の人はすごいなぁ。後書きで京都大学の講究録が紹介されているけれど、これは難しいなー。
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/server/api/core/bitstreams/bfa3207f-598a-4e7f-828e-ba68f23c7324/content
純粋に数学を物語に落とし込むのは難しいと思っています。でも、数学の奥深さを上手く表現している章はあったなぁと思います。
松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿VII』 。莉子が有名ファッション誌編集者にスパイとして就職する話。エンターテイメントとして、本作が一番楽しくて好きかもしれない。これぞ痛快。最後に社長に引導を渡すシーンが痺れる。こんな怖い社長のもとで働きたいか!? 僕だったら絶対嫌だけどなぁ(笑)
後半ももちろん楽しいけど、弁護士と盗作者を追い詰める前半も読み応えあって痛快で楽しかった。
清涼院流水『キング・イン・ザ・ミラー』 。最近ずっとマイケル・ジャクソンの動画を観たり、歌を聴いたりしていたので、ちょうど積んであった本書を読んだ。大説家・清涼院流水がマイケル・ジャクソンの人生を書いた小説(大説?)。作者の愛に溢れている。才能と努力の物語。結構知っていることも多く描かれていたけれど、小説が上手いのでドラマティック。ミュージシャン・ダンサーとしては本当に努力し続けた天才。私生活では戦い続けた人。兄目線のプロローグとエピローグが切ない。内容にはとても満足なんですが、清涼院流水ってこんな作風だったっけ?
昔は若い頃のマイケル・ジャクソンが好きだったんだけど、晩年の良さに大人になってから気づきました。晩年は全然別の良さがあります。僕はダンスなんて全然素人だけど、明らかにとんでもなく上手いと素人でも分かるってスゴいことですよ。
荒井魏『映画少年・淀川長治』 。映画評論家・淀川長治の人生を描いた本。評論家にあまり興味はないんだけど、この人だけは好きなのです。映画を愛し、人を愛した人。映画から人生を学んだ人。
チャップリンとの邂逅シーンがドラマティック。
本書で最も心に残った箇所は一章の最後辺り。
「映画をただ面白いと思って漫然と見るだけでは心に残らない。批判的な気持ちだけで見ても、映画はなにも教えてくれない。」
僕を含めた、多くの人たちが陥っている間違いを端的に言葉にしているなぁと思った。
でも、これだけ映画が好きなのに自分で撮ろうと思わなかったことだけが全く共感できない。そう思うのは作り手の傲慢か。


【最近観た映画】
『帰っていたヒトラー』 。無料公開されていましたね。すごい映画。これがドイツで作られたのか。コメディ要素もあるんだけど、怖い。SFであり、政治の映画でもあり。この作品についてドイツ人と語りたい。こんなに問題作なのに、こんなにも面白い。本当に現代に彼が現れたら、このくらいのことにはなりそう。そう思わせる説得力がある怪演。
『ローマの休日』 。初めて観たよ。シンプルで、王道の素敵な映画。もうパブリックドメインに入っているので、全員観て下さい。普遍的な面白さ、切なさ。コメディとして楽しくて、現代人が観ても絶対損はない。全部のシーンが良いけど、最後の記者会見のシーンはゾクゾクする。「真実の口」に手を突っ込む時、2人とも嘘をついていたんですね。アン王女が序盤でお姫様抱っこされていて「本物だ!」ってなる。
1953年公開なので70年以上前ですね。現代まで残っているのは、名作の中の名作だけ。これは残ったの、分かるなぁ。

【思っちゃったんだからしょうがない】
漫画はね、もう、バラで1冊ずつ買わないようにしているんです。完結してから全巻大人買いして読む。際限なくいろいろ買ってしまうし、ワケわかんなくなってしまうから。そんな自分ルール。だから、未完の作品で面白そうな、読みたい作品は「早く完結してくれ」と願っている。
時々立ち読みをするんです。
僕が漫画をあんまり読んでいなかった間に、こんなに面白い漫画が増えていたんだなぁと思う。
掲載誌も増えて、世に出ている絶対数が増えていますし、技術的なものも格段に高まっているように感じる。
仕事終わりに本屋に寄って、ある漫画を立ち読みし始めたらメチャクチャ面白くて既刊を全て読んで、3時間くらい、時間が一瞬で過ぎてしまった。未完の作品だけど、買ってしまおうかなという気分。多分、あと2~3巻で終わりそうな雰囲気があるし、どうしよう。いーい話なんですよ。
調べてみたら、ものすごい人気なんですね、この作品。あんまり聞いたことない作品だったけど。でもこれだけ面白い作品なんだから、人気なのは当然ですね。
世の中には面白い漫画がゴロゴロとあるんですよね。
涙活したいわけではないですが、小説や漫画は、泣けるハートフルな作品、好きなんです。
「鳥籠さん、その作風で?」と言われるんですけれど。ミステリィやホラーを自分で作るのは、面白さをある程度客観的に判断できるジャンルだと思うから。ハートフルなヒューマンドラマは、客観的に良さを判断できない。僕が良いと思って書いてもそう思っているのは最悪世界で自分だけの可能性だってあるわけで。そういう意味で難しくて、自分でそういう話を描こうとはあまり思わないのです。
「感動作!」って世間的に言われている作品でも、僕にはそこまで刺さらない作品がいっぱいあって、一般的な感覚と若干のズレを感じます。だから、自分に合う作品を常に探し続けているのです。
今年は11月に『あさひなぐ』に出会えてボロボロ泣けたので、もうそんなに刺さる作品にはしばらく出会えないかと思っていましたが、まさか年内にもう1作出会えるとは思わなかった。
今年の涙活。『あさひなぐ』読んで流すのは熱い涙なんですが、『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』読んで流すのは、嗚咽する感じの、胸を締め付けられる涙が出てくる。
今年中にまた、こんなにハマれる漫画に出会えるとは思わなかった。
未だ名前も出てきていない元新人の活躍を読みたい。
今後、田山さんと関わるような展開ないかな。 
「東京」とタイトルにつく漫画はいくつかあって、パッと思いつくのは、『東京BABYLON』『東京卍リベンジャーズ』『東京喰種トーキョーグール』。東京ってこんな怖い街なんですね。絶対に行きたくないです。僕のような地方民にとっては、東京なんて怖くて近寄りたくないですよ。
古くは『東京大学物語』とかありますよね。毛色は違うが怖いじゃないか。
他には『東京アンダーグラウンド』『東京ミュウミュウ』? やっぱり怖い街じゃないか。
家の中にはあるはずの読みたい漫画を、ここ数年ずっと探しているんだけど見つからない。
本日、気合を入れて、本の部屋を整理していたけど見つからない。うーん。
やっぱりこういう時、実物の本は検索ができないから不便ですね。
西森博之作品が大好きなんですけど、何で世間的には『今日から俺は!!』しか人気がないのでしょうか。僕の好みの問題ですが、他の作品はどれも『今日から俺は!!』以上に面白い作品ばかりなのに。
「次のポケモンはどんなタイトルが出るだろう?」という会話をしていた。
良いなぁ。「ポケットモンスター戦争」「ポケットモンスター平和」とか出たら、やってみたいな。
「戦争と平和」「老人と海」「罪と罰」「上と外」「蜜蜂と遠雷」「象と耳鳴り」「銃とチョコレート」「狼と香辛料」「有限と微小」「セーラー服と機関銃」「アヒルと鴨とコインロッカー」





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最終更新日  2026.04.01 23:40:11
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