臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年07月14日

★売れ行きが良い物件と売れ残り物件。土地や建物を仕入れる「目利き」に大きな原因があります★

カテゴリ：新築１戸建て住宅

不動産業には仲介専業の他に土地を購入して、それを加工し再販するビジネスがとても多い。
土地を仕入れて建物を建て、建売住宅とする分野。
同様に土地を仕入れて新築のマンションを建てて分譲する分野。
あるいは中古建物を買い込んでリフォームして再販する分野。

不動産は何の知識が無くても、お金さえ出せば購入することは出来る。
しかし再販事業となれば仕入れた不動産が直ぐ転売出来なければ、資金繰りに窮して命取りになる危険な商売だ。
売れる物件を仕入れ、売れ残りリスクがある物は一切購入しない。
それが当たり前のことなのだが、以外とそんな目利きが出来ないで分譲事業を行って失敗する経営者は多い。

誰が見ても立地がよい物件。価格がリーズナブルな物件は直ぐ売れる。　儲かる。
しかし「プロなのによくあんな物件を購入したな－」と首をかしげるような物件はやはり売れ残る。

１年、２年と売れ残れば中古物件として損をしてでも売却せざるを得なくなる。
完成と同時に売れる物件はそれなりの理由があり、売れ残っている物件もまた売れない理由がある。

不動産分譲業は目利きが勝負を分ける業界でもある。
それを不動産業は「感」と言う人もいるが、感では正攻法の商売は出来ない。
やはり綿密な調査能力を身につけないとどこかで失敗することになる。
「誰でも簡単に開業できて大儲けできる。」そんな甘い商売なんてどこにもあるわけがない。