臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年08月28日

★万年、土地を探して苦労しています。　建て売り用の土地、マンション用の土地★

カテゴリ：新築１戸建て住宅

建売住宅でもマンション分譲でも、販売が終了したらまた次の商品販売のために用地を探し求めなければならない。　

借金をして１年先、２年先までの土地を購入するとなれば、金利負担や土地価格の値下がりによるリスクもあって、赤字経営になってしまう危険度は高い。

新興のマンション会社が次々に破綻したのは、一時的なブームによる好調な売れ行きに浮かれて、数年先までの事業用地を先を争って高く仕入れた失敗です。

低金利の時代でも借金は借金。　販売用商品の回転が止まれば金利負担はボディブロ－のように効いてくる。

通常、賃貸や売買の仲介部門があったり、賃貸管理や注文住宅、リフォームなど多様な仕事をしていれば、分譲用に数年先までの土地を無理に仕入れる必要はない。

最適な格安物件が出たときだけを分譲に取り組めばいいだけの話しだ。
所が「建売だけ」とか「マンション分譲だけ」といった専門業になると、次のプロジェクト用地を仕入れておかないと事業が回転しなくなる。社員を食わせられなくなる。

ビジネスに焦りは禁物と言うが、分かっているけど止められない危険な「昔通った道」に迷い込む会社、経営者は数多い。　だから不動産業で破綻する企業は後を絶たない。