3bontanのブログ
カテゴリ未分類 1
映画 71
読書 14
マンガ 4
アニメ 5
海外ドラマ 5
SF 10
編み物 19
タティングレース 10
クラフトバンド 8
ビーズ 11
ミニハマビーズ 35
ひも編み系 7
ビーズ織り 14
ソーイング 3
育児 3
歌 1
スネークキューブ 3
ビーズステッチ 3
布草履 1
工作 1
全1件 (1件中 1-1件目)
1
たしかなこと [ 小田和正 ] これは映画でも小説でもなく、歌です。 って有名だから、知ってる人多いよね(^_^;)。 「ときをこえて〜きみをあいせるか〜」のあの歌ですよ。 今日は珍しく歌のことを書くよ。 CMでよく耳にしていたから、通して聞いてみたら、もっとよかった。 知らない人は歌詞ググって調べてみて下さい。 いい歌ですよー。 ほんで歌詞について感じたことを書こうと思う。 まず「空」。 「空を見ていた」「空を見て考えた」「君は空を見ているか」など、よく登場する「空」という言葉。 小田和正には『空が高すぎる』という曲もある。 どうやら「空」にこだわりがあるようだ。 空は、地球上どこまでも存在し、全ての人類が見ることができる。 遠く離れ離れのあの人も、同じ空の下にいるはず。 「空を見る」とは、遠くの誰かとつながりを感じること、遠くの誰かのことを思うこと、の比喩で間違いないでしょう。 プリキュア映画『プリキュアオールスターズDX』で、仲間とはぐれて困ってるのにあるキャラが「同じ空の下にいるから大丈夫」って言い出して、まあアニメだからちゃんと再会するんだけど、これも同じ思想だよね。 『ひぐらしのなく頃に』の(ゲームの)主題歌『you』でも、愛しい人を「この空の続く場所にいますか」って思うフレーズがあったり。 この「空」思想は、普遍的なテーマなのか、元ネタがあるのか、実は小田和正が元祖なのか、こういうの気になりますなあ。 突然ですが、『仮面ライダー カブト』の「おばあちゃんは言っていた」名言シリーズに、「離れている時は、もっとそばにいる」ってのがあって、つまりそういうことかな、と思った。 恋人として、あるいは夫婦として、とにかくまあカップルとして、いくら愛し合ってても、四六時中は一緒にいられないし。 いつか、別れるかもしれないし。 いつか、どっちかが先に死んじゃうかもしれない。 でも「そばにいる」ってのは、物理的に近くにいるんじゃなくて、心の中にいる、みたいな感じ? 離れている時も、お互いを思いやってる、だから、離れているように見えるけど、つながってる。 君は一人じゃない、みたいな。 大槻ケンヂの『香奈、頭をよくしてあげよう』って歌を思い出したり。 彼女の頭があんまり悪いんで、頭をよくしてあげようって頑張る彼氏の歌なんだ。 一歩間違うと嫌みな奴なんだけど、彼氏が純情というか健気でさー。 頭をよくしてあげようって、カルトな映画連れてったら、彼女寝ちゃうの。 そりゃそうだよねー(^_^;)。 でも、多分若い兄ちゃんが、彼女のために一生懸命考えた感じがにじみ出てるから、許せる。 そもそも、たかだかただの平凡な人間が、子どもならともかく、一応出来上がってしまった同世代の人間を、今さら成長させようとか、できる訳ないない。 いやできるかもしれないけど、大変大変、時間も手間もかかる。 でも「いつか恋も終わりが来るのだから」、それまでに何か彼女のためになることをしてあげたい、という男の純情が素晴らしいよね。 『たしかなこと』で、「君のために今何ができるか」と考えてるのは、「香奈」の彼氏と同じ気持ちだと思う。 で、小田はもうちょっと賢いから(^_^;)、カルトな映画に連れてくことじゃない、と知ってる訳。 それで「離れている時は、もっとそばにいる」状態を目指しているのだと思う。 「もう二度とここへは戻れない」ってのも、今そばにいるこの瞬間は今しかないけど、でも大丈夫! ずっと一緒にはいられないけど、「離れている時は、もっとそばにいる」から大丈夫! 幼児教育の最初の最初、一番の基本は「自信」をつけさせることなんだそうだ。 「私は生きる価値のある人間だ」と思えるように。 (だからやたらと「褒めろ〜褒めて伸ばせ〜」とうるさく言われるんだが。) 「私は価値のない人間だ」と思って育ってしまうと、そりゃ大変。 価値を肩書きに求めて権力主義になったり、投げやりになって犯罪に走ったり、自殺しちゃったり。 人間て本能が薄いから、外から補強してあげないと、ただ生きるってことすら難しい。 ほんでまあ『たしかなこと』では、幼児相手じゃないんだけど、「君のために今何ができるか」って「自信」をつけさせるっていうか、ええと「世界に対する信頼」でもいいや。 「愛されてる自信」「人生は素晴らしい」「一人じゃない」みたいな。 生きる力を持ってほしいの。 幸せになってほしいの。 「一人でいないで」とか「遠く、遠く離れていかないで」というフレーズも、物理的に離れることではないと思う。 心を閉ざさないで、ってことじゃないかな。 なりやすいやん(^_^;)。 勝手に落ち込んで、勝手に周りを避けて、勝手にひとりぼっちになって。 「心の傷は消えなくても」、まあそういうこともあるけど、なんとかなるよ! 「きっとそばにいるから」。 幸せの貯金をしよう。 二人の思い出をいっぱい作ろう。 「特別なことではなく、ありふれた日々の中で」君を思ってそばにいることが、この思い出が、この経験が、いつかあなたの支えになりますように。 「あなたは愛されている」 「あなたは一人じゃない」 「あなたは生きる価値のある人間」 だから、 「離れている時は、もっとそばにいる」 だから、大丈夫。 時をこえて、ずっと大丈夫。 ぼくの想いが、ぼくの本当が、あなたの本当になりますように。 あなたに幸せになって欲しいから、いっぱい考えたら、こんな感じでした。 という歌だと思いました。 まるで「親」ってくらい大きな愛で、ちょっと男らしくない気もするけど(^_^;)。 でも、ある種の理想かな、こうありたいという気持ちは伝わる。 で、こんなたいそうなことを言っておいてですね、多分やってることは、カップルがイチャイチャしてるだけなんすよ! それでいいんだよ! 「幸せの貯金」だから!
2013.10.23
コメント(0)