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2008年09月14日
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カテゴリ: ドイツワイン
2004年以降、すべての葡萄に対して、
この処理 (トラウベン・ハルピエーレ) を行うようになった…
と聞いて驚いていた私だが、
不作だったという2006年には、更にもう一歩、
踏み込んだ作業を行っていた。

2006年は収穫の直前に土砂降りの雨が続き、
この処理を行っても、葡萄の実が弾けるものが出始めた。
そうなると野生酵母が付いて発酵がスタートしてしまう…
早い話、腐るのだ。
外観は正常でも、内部で実が弾け、腐敗している房がある。
外から見ただけでは判断がつかない曲者だ。

huber_62

その対応として、収穫時に 一房づつ香を嗅ぎ ながら、
健全な房だけを選り、収穫か・廃棄かを決定したという。
労力は多大で、普段の収穫の3倍以上の時間がかかったそうだ。
そして、この収穫時には、半分以上を捨てた…と言う。
選果台の選り分けを遙かに超えた労力を費やし、思い切った廃棄を行っているのだ。

何の事はない。
毎年、同じ量のワインを造ってる…などと、誰も言っていないのだ。
どんどん人気が上がっているフーバー醸造所のワインは、
買い上げ価格が高くなっているから、生産量が減っても
それに見合う対価を得られるのだろう。

しかし、その品質上昇は、驚くほどの減量・努力の賜だったのだ。
その努力を知りもせずに、生意気に
「2000年以降、毎年良くなっている」
などと言っていた自分を恥じた。

切り落とされた葡萄、一つ一つ嗅ぎながら選り分けた労力…
ほんのワンシーンを知っただけでも
「毎年良くなってる」
という事実を確信し、
その言葉が重さを伴ったのを実感した。


毎年良くなってるユンゲレーベン

本当に呆れた品質至上主義、そして徹底的に
見えない努力をする人物なのである。

                      [To Be Continued...]





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Last updated  2009年03月05日 18時58分31秒


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