バイオダイナミック農法というのは、シュタイナーが説いた有機農法のことである。私は、神秘学をシュタイナーの書物から独学しているのだが、シュタイナーは、植物に関しては、妖精の働きを前提に解説している。
妖精とは、土の精グノーム(コロボックルで有名)、水の精ウンディーネ、空気(風)の精シルフ、火の精サラマンダーのことである。
太古の人々は、ぼんやりとだが霊視ができたので、この妖精たちを、いまでいう夢のようなイメージで見ることができたという。だから、植物の背景で、妖精たちが働いていることを感じていたという。
だから、植物を育てるには、妖精の性質を知る必要があるというわけなのである。こんなことを言うと阿呆扱いされるので、一つ例をあげるとする。
木材を、新月時に伐採すると、満月時に伐採するよりは、木目の密度が高く、細かく密着して、長持ちするというものである。実際に、顕微鏡で、伐採後乾燥したもののその比較を行うと、満月時伐採は、澱粉等が残っていて木材が劣化しやすいのに対して、新月時伐採のは、澱粉等が抜けていて、木目が細かく密度が濃いのが確認されたという。月と木の生長にはなんらかの因果関係があることが観察で確認されるのである。
神秘学では、植物の生長は、グノームという土の妖精(古くは根の妖精といわれた)の御蔭であるとされているので、月の影響のこの違いの説明は、グノームの大地から、植物を上方に生やす役割に帰することができる。グノームは、月に対して、神経過敏症と思われる位に月を見守り、月の影響をうけるという。グノームは、月光が嫌いで、満月時には、霊的な鎧のようなものを被るのに対して、新月時には、自ら蛍のような霊光を放ち、色彩多様で、活動的であるという。
つまり、新月時の木材伐採が長持ちするのは、このグノームの活動が陽であることからくると思われるのである。
このようなことは多くのアニミズムにみられることで、わが国の古神道の理念にも、土地神や木霊の信仰がみられる。それは、このグノームという土の精の信仰ではないかと思われる。グノームは、人間よりも遥かに賢く、宇宙の全てを地球のなかを泳ぎまわることで、把握しているという。
恐らく、シュタイナーはこのような神秘学の知識から、バイオダイナミック農法を考案したのではないかと思われる。シュタイナーの農業の書籍は、迂闊にも、いまのところ読んでいなかったので、読んでみて、賢者の石との関係を炙り出したい。
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