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【豊浦】胆振管内豊浦町は12日、JR室蘭線小幌(こぼろ)駅の維持管理や地域の観光振興に活用する「小幌応援基金」を2016年度に創設する方針を町議会全員協議会で示した。「日本一の秘境駅」としての高い知名度を生かし、原資にはふるさと納税の寄付などを充てる。同町は3月の町議会に基金の設置条例案を提出する。
小幌駅はJR北海道が昨夏、廃止方針を示した。同駅を核にした観光振興を目指す同町が存続を要望。町が費用を負担して管理することなどを条件に、当面は16年度の1年間存続することで合意した。
同町には、昨年から全国の鉄道ファンらから寄付の申し出があり、1月にふるさと納税の使途に小幌駅の項目を加えたところ、2月11日現在で計30万円が寄せられた。
基金は寄付の他、一般会計からの繰り入れも予定。町によると、小幌駅の管理には除雪や見張り員の人件費を含め年間約150万円がかかるという。(地方紙より)
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