割れないココロ

私がKのすけとデートに出掛けて浮かれてた間、

Yのすけは軟式野球部の交流試合に行ってました。

結果は負けたそうですが。

その数日前、実家で交流試合のことを話していた時のこと。

「部員数が10人で、補欠が一人だけになる。で、ちなみに俺が補欠」

とYのすけが言ったのを聞いたばあばが、

「じゃあYのすけ、あんた、補欠に選ばれたんか？」

え？補欠って、選ばれるものなの？

「いや、選ばれたんじゃなくて…」

と言うYのすけに、ばあばは、

「だって補欠には一人しかなれへんのやろ？」

「ま、そうなんやけど・・・」

なんかズレてるばあばです。

呆れたじいじが

「補欠なんやから、選ばれた、と違って、レギュラーに選ばれなかったんやろ」

と言ってました。

ものは言いようです。

ばあばの言い方だと補欠でもなんだか誇らしく思えてしまいます。

実際はそうではないけど。

たった一枠の補欠に選ばれたYのすけ、

頑張ってベンチあっためてきたみたいです。

いつか試合に出られるといいね。

その時はホントに選ばれし者、だね。