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2024/10/29
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カテゴリ: 会長日記
昔々、中国のある展示会で、広い大きなブースを構え、華々しく<武器>を売っている商人がいました。

「私は世の中のどんなものでも、貫くことができる最強の矛(ほこ)と、あらゆる武器の攻撃からも、耐えることができる、最強の盾(たて)を扱っています。」 と、商人は、誇らしげに売り込んでいました。

すると、一人の客から 「その最強の矛(ほこ)で、最強の盾(たて)を突くと、どうなるのですか?」 と質問され、商人は、ハタっと返答に困ってしまったのでした。

後に、この故事がもととなり、二つの物事が食い違って、辻褄(つじつま)が合わないことを指す 「矛盾」 という言葉が生まれたのでした。
調べると、日本語には、このような故事がつきものです。

もともと日本語は、文字を持たない言語でした。中国の周辺部に位置していたため、中国文化の圧倒的な影響を受け、4世紀後半に、漢字が伝えられたと考えられています。

それはさておき、私たちは、他者との信頼関係を、より強くするためには、その場しのぎの行動や、根拠のない発言を、避けなければいけません。

言い換えれば、何よりも自身の発する言葉と、行動の整合性を図ることが、大切であるともいえます。

言葉や行動に、一貫性を持たせ、周囲とより良い関係を構築したいものです。

合掌





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最終更新日  2024/10/29 05:27:36 PM
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