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Apr 2, 2013
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カテゴリ: 観劇

歌舞伎座開幕 の日がやって来ました!

手打式で始まった16ヶ月間のさよなら公演、涙涙の千穐楽、そして閉場式・・・
大昔のような、ついこの前のような、複雑な気持ちです。
その間6人もの大きな存在を失ってしまった歌舞伎界ですが、
みんなで心を合わせ、この新しい殿堂で新たな歴史を築いて行ってほしいと思います。

柿葺落公演、日程と演目が発表されたときには
初日一日通しで観劇する!と意気込んでいたのですが、
少し冷静になって考えてみると、
さよなら公演とは違って歌舞伎座はこれからずーっとあるわけだし、
各部一回のみ観る場合、初日に全部観てしまうと残りの一ヶ月で禁断症状出そうだし・・・
いろいろ考えた末、三部バラバラに、適度な間隔をあけて観ることにしました。
でもやっぱり初日の第一部からスタートしたいということで、初日に突撃です!

kokeraotosi0402-1.jpg

あいにく朝から雨。
一日降り続くとの予報でどうしようかと少し迷ったのですが、頑張って着物を着ました。
劇場についてみると、やはり綺麗に着物を着た女性がとても多く華やかです。
諦めて洋服にしていたらきっと悔んだと思うので、頑張って良かった!
しかし、支度をして早目に家を出たまでは良かったのですが、それからが大変。
休みを取っていた夫に車で送ってもらったのですが、これが大誤算の大渋滞。
もう間に合わないかとハラハラしましたが、何とか5分前に滑り込みセーフ!
いやー、ホントに焦りました。やっぱり雨の日は車はダメです・・・
余裕を持って歌舞伎座に着いて散策するつもりだったのに、それどころじゃありません。
でも、開演5分前のブザーが鳴ってるのに、ロビーはまだまだ大混雑。
さすが開幕初日、挨拶し合ってる関係者や偉い人に行く手を遮られ、
どっちに行ってもまっすぐ歩けません・・・
幕が開いてからゾロゾロ入場して席につく人がたくさんいたので
これだったら少しくらい遅刻しても全然目立たなかったかも(笑)

今日の席は一階二等席のやや上手寄り。
前の歌舞伎座でも大好きだった一階の二等席、無くならなくて本当に良かった。
舞台から適度に距離があるので全体が見渡せて、一階だから花道も全部見えて、
それで二等席というコストパフォーマンス最高の席なのです。
特に最前列だと前が通路なので足が楽だし、前の席の人も気にならないし♪
今回はさすがに最前列は取れず二列目でしたが、じゅうぶん見やすかったです。
それに、二等席も座席は広くなっているのか、ゆったり気持ち良く座れたし、
足元に荷物も置けたし、中ほどの席につくのに人の前を通るのも通りやすかったし。
背もたれが座りやすく工夫されているそうで、そう言えば帯を背負っていても
背中が痛くならなかったかも。
一階二等席の弱点だった邪魔な柱もすっきり無くなってました。視界良好!
そうそう、以前は二等席最前列は床(通路)と同じ高さでしたが今度は一段高くなっています。
幕間に通路を歩く人に踏まれたりぶつかられたりするリスクが減りました。
一階の二等席、なかなか良いです♪

kokeraotosi0402-2.jpg

二等席からの舞台です。
この写真でもわかるように、劇場内部の雰囲気は本当に昔のまま。
音響も昔の歌舞伎座とほぼ同じに再現できたという話で、
確かに二階席が上にかぶさって天井が低くなっている二等席でも
台詞も音楽もしっかり通って来ました。

今日は私の席のすぐ近くにテレビカメラが入っていて
時々打ち合わせしている話し声が少し気になりましたが、
まあ、初日だから仕方ありませんね。
開演後、後方にちらほら空席があるので「満席じゃなかったっけ?」と気になったのですが、
そう言えば一階二等席後方は関係者席に充てられるのでした。
気がつくと真後ろに三田寛子さんが座ってたり、通路を挟んだブロックには
扇千景さん、その後ろには純子ママ、隣に瓔子さん、
他にも奥さまやお子さまがいっぱい!
いろんな意味でお得感の多い初日の二等席でした(笑)

幕間もあちこち大混雑。
私はギリギリに滑り込んだためお弁当を買い損ね、食堂の予約もし損ね、
どうしようかと思ったのですが、胸がいっぱいであまりおなかもすかなかったので
たい焼き食べようと思って三階に上ってみました。
三階の売店前も人と報道陣でものすごいことになってましたが、何とかたい焼きゲット!
一階に戻って売店をチェック。新しい歌舞伎座、一階売店は東側のみです。
大好きだった佃宝さんを発見!久しぶりに大好物のくずし梅をゲットしました。
お店のお姉さんが覚えていて下さって感動の再会(笑)嬉しかったです。
二階西側のお手洗いを使いましたが、ここは一方通行ではありません。
でも広くて、それほど混んでいなくて、使いやすかったです。
そうそう、地下の一方通行のお手洗いは、手を洗って外に出たところに
パウダールームと言うかスペース(?)があってお化粧直しができます。
手を洗ったらそこの鏡を占領せず、速やかに外のパウダーコーナーに移動しましょう(笑)
30分の幕間、結構あちこち歩き回りましたが、
エスカレーターはどれが上向きでどれが下向きか良くわからなくて
(もしかしたら時間によって変わってるかも)ちょっと混乱します。
急いでいる時は階段が吉かな?

それから、今回新しく導入された字幕モニターですが、
二つ隣の席の方が使っていたのですが、光が気になることは無かったです。
便利そうではありますが、モニターと同時に舞台を見るのは角度的に不可能なので
どうかなぁ・・・?読んでると舞台を見逃してしまうかも。
貸出コーナーで聞いたところ、前に座席の無い最前列や三階席では
手に持って使用するそうです。
それほど重くはなさそうですが、落とさないかちょっと心配。
ストラップとかつけたほうが良いのではないかしら?
国立能楽堂は全席に標準装備されていて、舞台と同時に見られないのは同じだけれど
劇場そのものが狭いので、それほど大きく視線を移動しなくても間に合います。
前に座席が無い席はひじ掛けの中に入っていて、手に持って使いますが
太いコードで席とつながっているので、あまり落とすこともありません。
歌舞伎座のモニターは使用料が1000円、今月中はサービスで500円です。
一度借りてみようかと思うけれど、申込書の記入が必要なので余裕を持って劇場に着かなくては。


さて、劇場の話はこれくらいにして、肝心のお芝居です。
柿葺落四月大歌舞伎 、第一部は鶴寿千歳、お祭り、熊谷陣屋。

壽祝歌舞伎華彩(ことぶきいわうかぶきのいろどり)『鶴寿千歳』
新開場を寿ぐ祝祭舞踊です。
幕が開き、大拍手と掛け声!
まず登場するのは春の君の染五郎と女御の魁春。
新しい舞台に最初に登場ってものすごい重責ですよね。染五郎、元気になって本当に良かった。
続いて若い御曹司を含めた10人の美しい舞。
そして、鶴の姿の藤十郎がせり上がります。本当だったら、雄鶴の團十郎、雌鶴の藤十郎
二人でせり上がるはずだったんですよね・・・
きっと團十郎も舞台にいるんだろうなって思い、うるうるしながら観ていました。

続いて十八代勘三郎の捧ぐ『お祭り』
回復した勘三郎が踊るはずだったのに・・・とまた涙。
でも、舞台は三津五郎と福助を中心に明るく元気で華やかです。
そして、花道から勘九郎と七之助に連れられて、2歳の七緒八くんが!
可愛い~~!すごくおりこうさんで、床几にちょこんと座って踊りを見ていました。
2歳で舞台に引っ張り出されて、あんなにおとなしく堂々としていられるなんて
やっぱり血筋なんですね。どんなふうに育って行くのか楽しみです。
三津五郎の踊りはやっぱり素敵。巳っくんも頑張ってて、頼もしいです!
勘三郎もきっと舞台にいたんだろうなぁ・・・

そして、『熊谷陣屋』
思えば、さよなら歌舞伎最終月の第一部でも同じ吉右衛門の『熊谷陣屋』がかかり、
何度も観た演目だけど、過去最高に感動したのでした。
今回も吉右衛門の熊谷は素晴らしい!
姿の立派さ、台詞の明瞭さ、勇猛果敢な武士の姿の向こうに見える
人間としての、親としての迷いや悲しみの深さ・・・
相模は玉三郎。姿は美しいし、気持ちも良く伝わって来るし、良いのですが、
うーん・・・ちょっと力が入りすぎて空回りしているような・・・?
藤の方は菊之助。義理の父に斬りかかる婿(笑)
良くやっているし、玉三郎と二人の場面は美しいし、悪くは無いのですが
やっぱり力が入りすぎ・・・?
義経の仁左衛門も、豪華配役だし、美しいし、大将らしい気品はあるし、笑顔は可愛いし、
何も不足は無いのだけれど、何だかバランスが悪いような・・・
素晴らしい舞台であることは確かなのですが、何かが足りない。
全体として、アンサンブルがうまくかみ合って無い感じがしました。
そんな中、弥陀六の歌六と軍次の又五郎はさすがの安定感できっちり自分の仕事を
勤めてくれていました。
同じ播磨屋、吉右衛門と相性が良いのは当然ですが、彼らを見ていると安心できました。
でも今日はまだ初日、これから会を重ねるごとに良くなっていくと思います。

ものすごい熱気と拍手と大向こう、今日この場所にいられたことは本当に幸せでした。



おまけに今日の着物。松葉の地模様の一つ紋色無地に袋帯。

kokeraotosi0402-4.jpg

短期間に二回着たら少し慣れてきたような。
これからはもう少し着る機会を作ってみようかな。





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Last updated  Apr 5, 2013 02:41:56 PM
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